見出し画像

学歴社会はもう古い‼︎と豪語したい私立教員

皆さん、こんにちは!!
現在私立中学高等学校で、数学の教員をしながら教員を目指している方や、教員に対する些細な疑問を持つ方たちに向けて情報を発信している、S.Kiriaです。

皆さんは学生時代、偏差値の高い高校や大学を目指していませんでしたか?

今現在学生の方は、将来的には偏差値の高い高校や大学に行きたいなぁと思っている人いませんか?

そんな方に問います。なぜ偏差値の高い高校・大学に行きたいのですか?

・いい大学に行きたいに決まってるじゃん!
・偏差値の高い大学ほど、就職率いいし、年収も高いから!
・周りからチヤホヤされたいから!
・親や学校の先生がいい大学行くようにうるさいから!

上記の理由以外にも、様々な理由から偏差値の高い学校を狙っていた(狙っている)と思います。

私自身も周りから頭よく思われたい(プライド)気持ちや高校の先生からいい大学に行けば選択肢が広がるという言葉から偏差値の高い大学を狙っていました。

そんな環境で育ち、教員という立場になった今だからこそ思うことがあるんです。

「学歴社会はもう古い‼︎」

今の世の中を生き抜くには

「創造力だ‼︎」

本日は、現役私立教員が思う、「学歴社会」と「私立学校の教育の疑問点」についてお話しさせていただきたいと思います。

私立学校で勤務していると嫌というほど、大学進学実績や生徒の模試の結果・成績等を気にしなければなりません。

公立とは違って、私立学校は生徒を集めなければ経営が成り立たないことを考えると、大学実績は最も他校と差別化の図りやすいアピールポイントであり、大学進学実績に力を入れている私立学校がほとんどなので、進学校ならなおさら勉強には力を入れているため、仕方がない部分もありますが…

そのため、私の学校でも普段から生徒たちには

「勉強が1番大切」
「成績を上げなさい」
「いい大学に行けるように頑張りなさい!」

先生全員が毎日のようにそう生徒たちに言い聞かせています。

私も学生時代は、ずっと先生からそう言われ、いい大学に行かないといけないというプレッシャーを感じながら育ってきました。
だからこそ、成績や学歴が大事と毎日言われるその環境が生徒たちにとってもプレッシャーで辛い思いをさせているのではないかと考えるようになりました。

これまではいい大学に行かせるために、生徒たちには強制的に勉強をさせ、成績を上げることが正義だと指導してきましたが、

そもそもいい大学に行かせようとすることって本当に生徒のためになっているのだろうか?

その疑問に行き着いたのはつい最近のお話です。

先ほどもお話ししたように、私が学生の頃も、いわゆる「学歴社会」の中で教育を受けていました。

生きていくにはお金が必要で年収が高い企業で働くことが正義であり、そのために就職先が選べて偏差値の高い、いい大学に進学することが大切であると教えられてきました。
教えられたというか、そもそも社会全体がそういう共通認識でした。

言葉では直接表現しなくても、心の底で、皆全員がいい大学に行かないと人生が苦しくなると思っていたんです。

今現在も、超学歴社会である、中国や韓国ほどではないかもしれませんが、日本においても「学歴社会」というのは今もなお根強く存在しているのは間違いありません。
しかし、これは今後日本に大きな問題を起こしかねません。

実は、超学歴社会の中国では受験戦争に嫌気が差した若者が「タン・ピン」、日本語で「寝そべり族」として、仕事もしないで結婚もしないライフスタイルを選択している人が増加しているみたいなんです。

中国では学歴社会という構造が若者を苦しめていたんです。

それは日本も同じではないでしょうか?
他者と比較され、学歴で全てが決まるこの世の中のプレッシャーに嫌気を差している学生は大勢います。
このような状態が本当に生徒のための教育とは到底思えません。

一昔前までは日本においても、いい大学に行けば人生がもっと豊かになるという「学歴社会」が存在していました。

しかし、今は経済状況も全く異なります。

今現在、物価が上昇しているにも関わらず給与は上がらず、しまいには老後2000万円問題(今はもう古いかも知れませんが)や収入が原因での未婚率増加、出生率の低下など、いい大学を行って優良企業に就職したとしても、お金が原因での問題はキリがありません。

終身雇用が安泰という時代も終わりが近づいているのです。
そんな世の中にも関わらず、生徒たちにいい大学に行けば、人生が豊かになるという教えはあきらかにおかしいではないでしょうか?

ここ最近、数年前では思いもしないような職業が生まれるようになりました。

今大人気である「YouTuber」などが1番の例です。

みなさんは、日本人YouTuberの年収がどのくらいかご存知ですか?

https://filmora.wondershare.jp/youtube-video-editing/youtube-annual-income-ranking.html

一般男性の平均生涯年収2億6900万から考えても、果てしない金額をもらっているのがわかります。

また、起業した社長のおよそ40%が高卒でありながら、大企業まで会社を大きくした方もたくさんいらっしゃいます。

つまり、何が言いたいかというと、お金を多く稼く稼ぐ、言わばお金持ちになって人生を豊かにするのに「学歴」は必要がないということです!

もちろん、人生においてお金だけが全てではありませんし、高学歴の方が多く成功をしているのは事実です!
(何が成功なのかは人にもよると思いますがここでの成功はお金に困らないことを指します。)

しかし、私は成功している人に共通していることは、「高学歴」であることではなく、「創造力」が豊かな人なのではないかと思いました!

これまでの内容からも分かるように、私自身、今の世の中、いい大学に行くことだけが全てではないと思っています。

生徒たちがYouTuberになりたいなら、動画編集の技術を教え、スポーツ選手になりたいなら、体の構造を学ばせ、画家になりたいのなら、絵の描き方を指導する、そうした生徒のやりたいことを尊重し、そのサポートをしてあげることが本来の教育の在り方ではないかと考えています。

今の教育では学歴を優先するあまり、生徒の自主性や主体性、やりたいことに対して尊重出来てない部分が多々あります。

もちろん、社会人として社会に出ても恥ずかしくないよう、ある程度の教養を学ばせることは大切だとは思いますし、学歴があるに越したことはありませんが、皆がみな、高学歴を必要としているわけではありません。

今の私立学校の教育では生徒のためではなく、学校の利益・実績のための教育になっているため、それでは本来の教育の在り方とは随分かけ離れたものとなっています。

教育は本来、生徒のためにあり、ビジネスの材料であってはなりません。

これから私たちは、従来の「学歴社会」が根強い教育ではなく、生徒の主体性を大事にし、「創造力」を育むような教育を目指していくことが生徒にとっての、本来あるべき姿の教育ではないだろうか?

本日は、お忙しい中、最後まで記事を読んでいただきありがとうございました!
今後も教員生活のありのままを発信していこうと思いますので、フォローのほどお願いいたします!

また、私が実際授業で扱っている教材を販売していますのでそれも併せて
お願いいたします!
↓↓↓↓








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?