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編集のがっこう<Vol.3>正しい企画の立て方を学ぼう

編集について学ぶ「編集のがっこう」の講義2回目前半の全内容です。

前半は、ものをつくる=企画の立て方、それも行き詰まらない正しい方法で考える脳ミソを身につける内容になっています。

目次
・企画を立てるとき、まず最初に考えるべきこと
・3つのポイントを押さえれば正しい方法で企画が立てられる
・展開方法には型があった
・ファッションやビューティ、ライフスタイルコンテンツの場合、「キャラクター」とは何を指すのか?

企画を立てるとき、まず最初に考えるべきこと

うだうだと解説しようと思ったのですが、講義のためにつくったパワポをお見せした方が早いかなと…。そして、誰もが小学生のときに学んだ作文の書き方をベースにしながら解説すると、例えそれが写真と文で構成していくファッションやビューティ、ライフスタイルなどの提案であれ、変わらない考え方だからです。

それがこれ ↓

企画を立てるときには、この3つのポイントを押さえるところから始まります。

「始まります」というか、これを押さえておかないと、途中で脱線したり、なにが伝えたかったのかを見失うことにもつながりかねません。この3つを知っておけば、正しい方法でいい企画案が立てられます

では、3つのポイントについてひとつずつ解説していきます。

テーマを考えるうえでもっとも大事なことは、伝えたいことをひとつに絞ること

テーマとは、日本語にすると題材・主題。もっとわかりやすくいうとタイトルです。なので、タイトルを見た読者やユーザーが、なにについて書かれている内容なのかがひと目で推測できるように明確にする=ひとつに絞ることが大事です。

特に、ウェブが発達して以降、読み手であるユーザーのコンテンツへの接し方が変わってきました。雑誌が隆盛を誇っていた頃は、気に入った雑誌の世界観の中で、オススメされたり、ページをめくる中で見つけるという受動的なスタンスで読み手は情報に接していました。しかし、いま一番知りたいことをウェブ検索によって能動的にリサーチする方法へと代わり、より早く、より求めている情報であるかどうかが、そのタイトルで判断されるようになったからです。

あ、ウェブ主体で書いてしまいましたが、もちろん本質は、ページを作るということ=それを読む(見る)読者にどんなメッセージを伝えられるかです。メッセージがあっちこっちあるとブレてしまい伝わらないということを肝に銘じておきましょう。

で、ひとつに絞ったあと、どうするか? その答えが以下 ↓

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