見出し画像

クラフトビール屋の大手ピルスナーをM-1グランプリ形式でランキング?!

真っ先に断っておきますが、
これはわたくしの考えた企画ではなく、
とあるビール好きの方が考えついた、すこぶる面白い企画のお話です。

先日、ある一日を決めて、
大阪にあるクラフトビール専門店(飲食店)が提供している
大手ビール会社のピルスナーのナンバーワンを決めようという、
まぁトチ狂った企画が開催されたんです!

クラフトビール屋さんというのは、
それぞれの店主がそれぞれの思いで
ビールサーバーをオーダーメイドするのが普通ですから、
居酒屋さんにある普通のビールサーバーじゃないヤツから
(しかもそれぞれシステムの違うヤツから)
大手ビール会社のビールも注ぐわけです。
黒ラベルでもスーパードライでもハートランドでも。


それでは、
どんな思いを以って大手ビールを注いでいて、
またそれに優劣があるのかを、
同じ一日(同じ条件)で回って飲み比べようと考えたということなんです。

このビール好きのTさん、
エデン特急の“シン・ビールサーバー”も
一緒になって考えてくださった方なんです。
“その筋”の方ではあるんですが、
ビールサーバー方面の知識にめっぽう長けており、
お店で働く人ではありません。

そのTさんが10店舗(+焼鳥屋さんの計11店舗)を回るのに、
クラフトビール屋店主のKさんも同行されていました。


Tさんがデータとして集めたのは以下の通り。
(↓わからない単語があっても主題とは関係ないので、以下読み進めてください)

①. 使用銘柄:
 例えばアサヒスーパードライ、キリンハートランドなど
②. サーバースタイル:
 例えば箱型、玄米保冷庫壁面、シングルタワー、ニットク瞬冷など
③. 冷却方法:
 例えば冷蔵庫のみ、冷蔵庫+コールドプレートorチラーコイルの二段冷却など
④. 冷蔵庫温度
⑤. ガス圧
⑥. ビールホースの長さと内径:
 例えば3mで直径9mm、2m+チラーコイルで直径4mmなど
⑦. フォーセット形状(注ぎ口の形):
 例えばノーマル、クリーマー、ROTOボールタップ、スイングなど
⑧. グラス形状

もう、Tさんが只者ではないのは
ご理解いただけたと思います(爆笑)。

そして、気になる結果は…


それぞれの店主にそれぞれの思いがあるので、
優劣がつけられないという思いが三軒目で出てきた感想だそうです。

そこに個人的な主観・好み、
その時の店主のコンディションなどがあって、
あそこが好きだったなみたいな感想はあるけれど、
点数化はしにくかったとのこと。


さて、「エデン特急」はその日どんな提供状況だったかというと?
①.使用銘柄:アサヒスーパードライ
②. サーバースタイル:シングルタワー(弊店ではシン・ビールサーバーと呼んでいます)
③. 冷却方法:冷蔵庫+チラーコイル二段冷却
④. 冷蔵庫温度:3度
⑤. ガス圧:2.0
⑥. ホース長:2m+チラーコイル4m=6m ホース内径:4mm
⑦. フォーセット形状:横型カラン
⑧. グラス形状:コリンズグラス370ml(ストレート)


順位よりも気になったのは、
同じ日に、同じ大阪の違う地域で
違った客層で、どんな売り方をしていて、
どんな客入りだったのかを
ビール屋店主のKさんなら店内に入ったら
瞬時に察知しただろうと思うのです。

大阪のビール屋さんは、正直な話、
今はパッとした話題がない中で(すいません)
それぞれがどんな営業をしていて、
見に行くべきはどのお店なのかをKさんに聞きたかったのです。

そのお話は次回。
そして10店鋪が注ぐ大手ビールのスタンダードと
その異端児もご紹介します。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?