『セルフハンディキャッピング』を、やめる
今回は夏期休業が終わって、受験が控えている中高生やテストに向けて頑張らなくてはならない学生に向けてお話をします。
ですが、大人の方々も関係ないわけではありません。
学べることがありますので、是非読んでください。
さて皆さん、やるべきことを先延ばしにしてしまっていませんか?
『やるべきこと=勉強』ですね。
先延ばしにしてしまったら自分が苦しむと分かっているのに何で先延ばしにしてしまうのか。
それは、「セルフハンディキャッピング」が起きているからかもしれません。
セルフハンディキャッピングとは、「自分で自分にハンデを与えること」です。
「え、俺はそんなこと考えていないよ」
「何で自分にわざわざハンデを?」
と思う方も多いでしょう。
実は説明は簡単なんです。
セルフハンディキャッピングを行えば、テストの点数が悪かった時に、「遊んでしまったから」、「ゲームばかりして勉強しなかったからだ」と自分に言い訳ができるからです。
また、友人にも「あまり勉強できなかったもんなあ」、「仕方ないよ」と言ってもらえるかもしれません。
「自分の頭が悪いから悪い結果になったと思いたくない」という気持ちが働くことで、怠けようと思っていなくても先延ばしにしてしまう人が多くなってしまうんです。
これは、必ずしも自分が自覚しているとは限りません。
このような気持ちがあるかどうか、これまでの行動やテストへの姿勢を振り返ってみると良いでしょう。
ちなみに、アメリカやヨーロッパで行われた調査ではセルフハンディキャッピングをしてしまう傾向の強い生徒は成績が下がる傾向があると分かっています。
また、高校生よりも小中学生の方が成績が下がってしまうことも分かりました。
まずいですね…。
では、具体的にどうすれば良いのか。
まずは、セルフハンディキャッピングを自分が行ってしまってはいないかと振り返ってください。
それができるだけで大きく前進すると考えます。
そして、最も重要なことですが『テストは能力ではなく努力をみるもの』だと考えるようにしましょう。
周囲と比較して「〇位だった」、「平均より〇〇だった」と話している人は多いでしょう。
それももちろん大切ですが、これまでの『自分』と比較して「自分はどこが伸びたか」を考えましょう。
もしダメだったら、「次はどう努力すると良いのだろうか」と考えるようにしましょう。
受験が控えている人は模擬試験をイメージすると良いかもしれませんね。
受験に向かって努力を積み重ねるのです。
いかがだったでしょうか。
大人の方も、自分がやるべき仕事や挑戦しようと思っている物事を先延ばしにしてしまってはいませんか?
一度振り返ってみると良いでしょう。
今回の投稿も皆さんの参考になっていれば嬉しいです。
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