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コミュニケーションの教科書③~ストローク

※連載シリーズになっているので、
①②の内容を踏まえた上で
お読みください。

↓ ↓ ↓

心のコップを満たしているものを
交流分析という心理学では
「ストローク」といいます。

「ストローク」とは、
人と人との
「かかわり」
「ふれあい」のことです。

人間同士がコミュニケーションする場では、
常に、この「ストローク」を
交換し合っていると考えてください。

学校にいる間、
みんなは無意識に
ストロークを交し合っています。

元気、やる気、パワーが
湧いてくるストロークを
「プラスストローク」といいます。
※たとえば、
褒められたり、
感謝されたり、
笑顔で挨拶されたりすると嬉しいよね。

反対に、元気、やる気がなくなり、
パワーが吸い取られるようなストロークを
「マイナスストローク」と言います。
※怒られる、叩かれる、
適当に挨拶される、無反応など

「ストローク」はブーメランと同じで、
「返ってくる」性質があります。

「プラスストローク」を
与えれば与えるほど、
その人にはプラスが返ってきます。

「マイナスストローク」ばかり
与えている人は、
人からマイナスしかもらえません。

だから心のコップを満たし、
ハッピーになる方法はシンプルで、
クラスや授業中、
常に「プラスストローク」が
通い合う空間を作ればいいのです。

たとえば、

みんな笑顔で挨拶する
→お互いに元気が出る
→心のコップが満たされる
→前向きな考え方、行動をする
→部活や勉強で成果が出る
→周りに認められる
→より一層、前向きになる

という好循環が発生するのです。

反対にマイナスストロークばかりの
空間だと、正直しんどいです。

みんな無表情、無反応。
お互いの会話、あいさつゼロ
→何考えているかわからず、居心地が悪い
→心のコップが減る
→後ろ向きな考え方、行動になる
→部活も勉強、人間関係もうまくいかない
→「顧問のせい、教師のせい、クラスのせい」と他人を責める
→顧問、教師、クラスのみんなに避けられる
→より一層、後ろ向き

先生は1年〇〇組を
プラスストロークにあふれた教室に
したいと考えています。

そのためには、
1人1人がプラスストロークを意識すればいい。
話はとってもシンプルなんです!

次回以降、
ストロークの性質について
さらに詳しく解説していきますね。

↑ ↑ ↑

今日はここまで。
上記は、学級通信の内容でした。

そして、
添付ファイルは、かつて、
初担任をする先生向けに
作成した資料です。
ストロークの考え方は
教育に限らず、
多くの分野に汎用性がありますので、
ぜひ参考になさってください。

最後までお読みくださりありがとうございます。
読んでくださったあなたの少しでも参考になれば嬉しいです。

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