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26での頸椎損傷「事実は小説よりも奇なり」Ⅻ

こんばんは。

今日も1日お疲れ様でした。

ちょっと前に光で起こしてくれる目覚まし時計を買ったのですが、結構心地よく目覚めることができます。

設定した30分くらい前から徐々に光が強くなっていって時間になると設定したBGMが流れるというものです。

また、寝る前に設定した時間分徐々に光が弱くなっていく機能があり、そこでは一緒に鈴虫の音や波の音など柔らかい音の設定もできるのですごく心地よく眠りにつけます!

結構オススメです。

では、前回の続きです。

介助入浴の話からになるのですが、ここでの入浴は前の病院より本当に自分は人間なのか疑うようなものでした。看護師さんは一生懸命にやってくれてるのは間違いないのですが。

まず、入浴は週2回で1人1人その日の朝に何時に風呂というカードを渡されます。

その時間になると入浴室の前に並ばされます。大体2人くらい並んでます。

中に入ると3人くらい裸で入浴用ベッドに寝た状態で待って、そのあと2人がかりで体と髪を洗ってもらい、ドーム状のシャワーの機械か自動でベッドごと入浴できる浴槽に浸かります。浴槽は何人も浸かっているお湯なので潔癖症の僕はシャワーにしてもらっていました。

怪我前から先頭とかにいっても椅子は何回もボディソープで洗うし温泉にもできるだけ浸かりたくない人間でした。

ですので、小さい浴槽におじさんたちの後入るのはちょっと耐えきれませんでした。。

シャワーが終わると身体を拭いてもらい、車椅子に移り、終わりという感じでした。

とにかく工場でベルトコンベアーによる流れ作業と同じような感じです。

本当に自分が何なのか分からなくなってしまうようでした。

とにかく介助浴から抜け出したくてたまらなかったです。

その思いを持ちながら、数回担当の男性リハビリスタッフと入浴時の移動等を練習していよいよ入浴試験です。

この試験の担当は女性のリハビリスタッフでした。裸になって入浴室の椅子に手すりを使って移動してら体を洗い、着替えるまでの試験内容なのですが、その間スタッフがずっと見ています。

「あ、この怪我をして入院している間は人権も何もないんだな。」と改めて悟った瞬間でした。

普通2回この試験をして合格なのですが、かなりスムーズに上手くいったので特例で1発合格!

これで週2回の流れ作業の入浴から脱却し、毎日自分の決めた予約時間に好きに入れるようになりました。

ちょっとずつ人に戻れている気分。

介助浴は連休や年末年始には週1回しか入浴出来ないのでその前に合格出来たのもよかったです。。

そして、最後のトイレ試験。これは看護師とリハビリスタッフの2人に見守られながら特殊なトイレにてズボンを脱いで便座に座り、またズボンを履くまでの試験でした。もう悟っていたので羞恥心のかけらもありません。笑

ちなみに病院のトイレはこんな感じ。

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横の台にまず座って横にずれながら便座に座れるという特殊なものです。

完全麻痺で足が動かない人用に下のベッドのようなトイレもあります。

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この時トイレに行ったのが初めてなので勉強になりました。

トイレ試験はとりあえず何事もなく無事合格。

これにより怪我をして2か月。やっと何も介助無く、生活ができるようになりました!

そして念願の時間の制限なく病院内の移動が可能になりました。

いやーとにかくこれは嬉しかったな〜^_^

あとはひたすら歩けるようにリハビリを必死に続けるのみです!

しかし、ここからが苦悩の連続で心身共にズタボロになるながーい日々のスタートでした。

今日はここまで。

最近ドラマで「野ブタをプロデュース」の再放送してますね。

中学校の頃だったかな〜。修二と彰懐かしいですね!!

貴重なお時間を割き、最後まで読んで頂きありがとうございました。

皆様にとって明日がより良い1日になりますように。

んじゃまた明日🌸🍀


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