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生涯独身、結婚しないという選択・・・(適齢期と言われる時期に)結婚しても・しなくても

アラサー・アラフォー時期を心身健やかに生き生きと過ごしていきたい、という欲張り3人組が始めたポッドキャスト番組第17話。三女まりが産休中の中、長女さおりと次女ともこの2人で以下のテーマについて語り合いました。

配偶者や恋人のいない状態は「シングル」ではなく、「セルフ・パートナー」。「未婚化」が進む現代、かのエマ・ワトソンが名付けたワードのように、納得して独身を選択する個人も増えています。かたや、結婚は「すべき」の価値観も根強い日本社会。変化の狭間の今、結婚する・しないの多様性とは。

1.  結婚・適齢期というテーマについて

見出しだけで色々刺激的なものがソーシャルメディアを流れていく結婚というテーマ(以下はその一部)。いわゆる適齢期と言われている時期に結婚していない人でも「生涯独身」であるわけでは必ずしもないしな・・・とモヤモヤ思ったことが今回のテーマを選んだ背景にあります。

その中で敢えて収録の冒頭にピックアップしたのはエマ・ワトソンの記事。配偶者や恋人のいない状態を「シングル」ではなく、「セルフ・パートナー」と呼んだと少し話題になった内容。

「『シングルでハッピー!』という大げさな謳い文句のような言葉は、全く信じていませんでした」とワトソン。「『どうせ謳い文句でしょ』って思っていたんです。時間はかかりましたが、今はシングルでいることを幸せに感じます。これを私は「セルフ・パートナー」と呼んでいます」

長女さおりも次女ともこも、30代のどこかで「結婚したいと思う人がいなく、結婚を自分は一度もしないかもという可能性を頭に浮かべながら自分の人生の幸せとは、に向き合ってみよう」という境地に一度はたどり着いた友人が少なからずいるよね、という話になりました。

そういえば、エピソード14の「パートナーの選び方」の時にも少し紹介したこの記事にもこんなことが書かれていました。

そもそも自分が結婚に向いてなかったり、スタンダードな結婚に向いてなかったりする可能性もあるわけで。それも含めて自分の中で整理できてない場合も多いから、やってみないと分からないんですよね。「バツ上等」という気がします。」
「今の時代はどうなるか本当に分からない。いろいろ計画を立てて、緻密にやっていても、全部崩れることだってある。結婚や仕事や人間関係も自分だけで決められないことも多い。だったら、自分の素直な感情や直感に従ったほうが意外と合っていることもあるし、後悔も少ないと思います。」

前者のエマの話は周囲のあるべきにしばられると心が窮屈になる、それから距離をおくと、実は穏やかな場所がある、という話。

それに比べて後者の川崎さんたちの話は自分の心の中にある「あるべき」であったり、「チャレンジを恐る心」なりにしばられるのもいいことない、という話。

共に興味深いです。

自分が頭の中に描いている「結婚とは」(誰と、いつ、どの形で、を含み)の前提を一度改めて考えてみて、なんでそれでなくてはいけないんだっけ?って考えると面白そうだな、という話にも。

2. 恋愛感情って必要なのか?という考え方

それとは別に、恋愛感情って必要なの?的な視点から従来の結婚観に新しい論点を投げかけていた記事についても語り合いました。

「ラブラブのスタートじゃなく、及第点くらいから始まってる。年を重ねていくうちに絆が強まって、60歳くらいで100点に近い関係を築けていたらいいな」
「まずは結婚してみて、うまくいかなかったら別れればいいよね、という考え方を共有できていたのは大きいです。ある種の契約を結ぶことによって、自分の手で新しい家族をつくっていく――そういうのは人生の一大イベントの一つであることは間違いないので、単純に面白そうだから経験してみたかった。そんな感じです」

他にも・・

最終的には自分には自由があって、他の人にもある。だから適齢期に結婚していても、していなくても、一番大事なのは当人たちが納得して、幸せにその道を歩んでいるかどうかなんじゃないか、という話になったり。

と同時に、それぞれの国の歴史や慣習やそれぞれの社会が変化を受け入れていくペースとかがあるので、そんな簡単な話ではないよ、と感じる人がいるのもわかる気がするかも、という話になって、今は色々な意味で今は「狭間の時代」なのかな、という話にもなりました。

4. データで見てみる、今の日本の「結婚」にまつわる現状

そして後半は日本の現状について。今、「未婚化」が進んでいて、50歳の時点で一度も結婚経験がない人の割合を示す「生涯未婚率」の数字が激増している、という日本。まずデータの共有。

日本人男性の約4人に1人、女性の約7人に1人が「50歳時点で結婚の経験が一度もない」という状況で、ちなみに35歳から39歳までだと、男性の約3人に1人、女性の約4人に1人が未婚。

1990年の時点の未婚率は男性の18人に1人、女性の23人に1人だったので、かなり減っている。

同じ調査内容によると「いずれは結婚しようと考えている」未婚者の割合は、18~34歳の男性では男性85.7%、女性89.3%で、どちらも約9割。で、この割合は過去30年間にわたって大きな変化がなし。

逆に、「一生結婚するつもりはない」と答えた未婚者は少しずつ増えていて、男性では12%、女性では8%となっている。
2015年国勢調査の結果内容

「経済的な理由で結婚できない人が増えている」という一つのデータについても2人で色々感想や想いを語り合い、それ以外にも結婚に対するハードルとして存在すると言われている「親の承諾」であったり「職業や仕事上の問題」であったり「適当な相手がいない」であったり「自由さや気楽さを失いたくない」ということにそれぞれ好き勝手に感想をつぶやき・・。

5. 「結婚」に対して自分が抱いているかもしれない前提は?

その上でニューヨークにいる次女ともこが以下のような記事が出るたびに、周囲に聞かれるという「なんで日本はこんなに少子化が進んでいるの?」「なんで未婚化が進んでいるの?」という質問に答えようとする中で感じ始めたという「出来事の順番を守らないといけない感」についての共有があったり。

「すごろく」の比喩で結婚というコマの話と、出産というコマの話にもなり、また、自分と似たような価値観を持っている人や自分が興味を持っている形の選択をして道を歩んでいるいる人をみつけたり近くにいくことの大切さ。また長女さおりからは「結婚するしないか」とは別に「子どもを産みたいかどうか」は思考のエクササイズとして早くからやるのもお勧め(自らの体験上)というメッセージもありました。

edamametalkをフォローしてくださっている、エピソードを聞いてくださっているみなさまの「結婚」に対する価値観・捉え方はどういうものがあるでしょうか。今回は2人トークになりましたが、10人いれば10通りの考え方や人生の歩み方があるのではないかと思うので、引き続きオープンに向き合っていきたいテーマだな、と感じます。

6. Thank you

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。こんな感じの発信内容に興味を持ちそうなご友人がいれば、ぜひリンクやエピソードをシェアしていただけると嬉しいです。また、聞いてますよー、であったり、このテーマで私はこういう経験があります・こういう意見があります、というご連絡をいただけるのも本当に嬉しいです。ありがとうございます。

これからも引き続きよろしくお願いします。

それでは、また次回!

Photo by Paweł Czerwiński on Unsplash

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