2023年1月の記事一覧
イマジナリー猫「いつも心にネコチャンを」
うちでは架空の猫を飼っている。床にハサミを置きっぱなしにしたりすると、「猫が踏んだら危ないから」と言って片付ける。魚を食べた後は、「猫がいたずらしちゃうから早く片付けよう」と言って骨を袋に密閉する。猫はいない。いつかは飼いたい。夫が猫派であることを強めに確認してから結婚したのだから。
昔、実家で猫を飼っていた。家族以外には懐かない猫だった。
姉の友人のところで生まれた子猫をもらってきたのだが、き
好きなもの全てを好きじゃなくていい 「母と八朔と私」
果物が好きだ。ただし食べるときは一口で食べられるサイズに切ってからと決めている。キウイは丸ごと皮をむいて切るし、バナナも皮をむいて2センチくらいにちぎる。
何故かというと、皮膚がベタベタするのがなんとなく苦手だと気付いたからだ。そういえば私は夏が苦手だが、多分暑さそのものよりも汗をかいて肌がベタつくのが嫌で夏が嫌いになっている。うすら弱い感覚過敏なのかもしれない。ウールのセーターなんかもチクチク
色字共感覚の世界「奇数はソリッドカラー、偶数はスモーキーカラー」
数字や文字に色を感じるタイプの共感覚を持っている。色字共感覚というらしい。概念を知ったのが二十歳を超えた頃だったのでそのまま生きてきてしまったけど、できれば来世では脳科学の研究者になりたい。人の認知はこんなにもバリエーションに富んでいて、おもしろい。
共感覚は複数の感覚を同時に知覚することで、音に色を感じたり、においに感触を感じたりする。研究にもよるけど共感覚を持つ人は全体の約10%と言われてい
似ているようでぜんぜん違う「読書と読書感想文」
どうやら読書が好きみたいだ。読書というか、テキストが。ネットニュース、Twitter、note、新聞。電子書籍も軽率に買うし、今いちばんの推しは小説家(品田遊さん)だ。動画や音声のコンテンツより、ゲームより、はるかに多くの時間を使っている。
最近まで私は読書が苦手だと思っていた。以前後輩に「中野さんって語彙が独特ですけど昔から読書好きだったとかですか?」と聞かれたときも、「いや〜読書は嫌いだった