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これからあえてのアナログ手帳

先日とある打ち合わせの終わりに、次回の打合せ日程を調整する時にアナログ手帳を取り出したのはわたしだけ。
そのくらい、アプリでのスケジュール管理が主流になりつつあります。
少しずつアナログ手帳の役割には変化が出てきていると感じています。

スケジュール管理はアプリ主体へ

アプリを活用することでアナログ手帳にないメリットがあります。
・入力、修正が楽
・手帳を持ち歩かなくて良い
・複数の人と予定を共有して管理できる
・通知機能でリマインドしてくれる

スケジュールを追加・修正する、抜け漏れなく進行することについてはデジタルツールを活用するほうが便利なのではないかと思います。

一方、アナログの手帳はこれから記録と振り返り、自分のポートフォリオとしての役割が期待できると思っています。

アナログ手帳はひとり作戦会議の心強いパートナー

「日記を書く」というのは心のハードルが高くなって苦手でも「その日に何をしたのか(どんな人と、どんな場所にいたか)」は事実を書くだけなのでハードルは低いと思います。
まずは事実をなるべく記憶の新しいうちに記入し、その後定期的に書いたものを見返しながら振り返り、感じたことを後から書くことで気持ちの整理にもなります。
手帳はとても個人的なツールなので、基本的に人に見せることも無いから自分の率直な気持ちを出しやすいし、手で書くことで自分の頭の外から取り出して、冷静に振り返ることができます。

また活字ではなく、自分で書いた文字は書いた時の状況や感情を反映させていることもあります。手を動かし、書いたものを目で見ることでその時の感情を想起させやすいので振り返りがしやすく、記憶の定着、書いたことを自らの学びに変換しやすいのもアナログ手帳を活用するメリットだと思います。

書き続けることで自分の歴史と未来へのヒント集に

一年書き続けると、できごとの変遷だけでなくそこにまつわる感情や振り返り、学びが集約されていて自分の歴史の詰まった記録となります。
この記録は自分自身の思考や経験プロセスの集大成。自分自身の価値観や環境の変化が見えて、今の自分が歩いてきた道と現在地が可視化されています。それは未来の自分が行く先を考えるヒントが詰まっているので、1年の終わりや節目に振り返る時のネタ帳として活用できます。

書くための手間暇は多少必要となりますが、未来の自分への投資として考えるとベタではあるけど、コスパの良い手法の一つではないかと思います。

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