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デザイナーの橋本さんとエコロギー葦苅が対談を行いました!

こんにちは!インターン生のちなつです。
突然ですが、みなさんエコロギーのロゴはご存知でしょうか🤔

実はこちらになるのですが、今パッと見たときにどんな印象を持ちましたか?

エコロギーのロゴ

「グリーンとホワイトが基調でなんとなく“クリーン”で“エコ”な感じがするな…」であったり、私たちがコオロギを扱う会社であることをご存知の方であれば、どこか“虫”っぽさを感じる方もいらっしゃるかもしれません。私も初めて見たときは、そんな印象を持ちました。
ですが、このエコロギーのロゴ、実はとっても奥が深くて・・・!!!
今回は、そんなロゴをデザインしてくださった橋本明花さんとCEO葦苅の対談記事になります👏

ロゴに込められたエコロギーの思いや世界観をはじめ、橋本さんからみたエコロギー、今後のロゴの展開についてなど、たくさんお話しいただいたので、ぜひ最後まで読んでみてください!

橋本明花(はしもと はるか)さん
グラフィックデザイン、CI&VIを中心としたブランディングを始め、テキスタイルやプロダクト、伝統工芸のリブランディングなど、幅広く手掛ける。
企業理念やプロジェクトのコアとなる部分をビジュアルに集約し、アイデアから細部にいたる定着までを徹底的にデザインするスタイルを得意としている。
主な受賞歴 
ADC賞 入選 2017,2018,2019 
TDC賞 入選 2017,2018,2019 
ヤングカンヌデザイン2018 部門国内選考ファイナリスト

 
—早速ですが、まずエコロギーのロゴを制作することになったきっかけをお伺いしたくて。
初めて、エコロギーや葦苅さんに出会った印象なども教えてください。

橋本さん:
実は、エコロギーさんのロゴは2回作らせていただいているんですよね。
初めてお会いした時(初代のロゴ制作時)は、確か葦苅さんは25歳くらいでしたかね。最初は、若いのにすごく落ち着いているなと思いました。でも、しばらく話していたら良い意味で、静かに狂っている人だなという印象を受けました、すごく良い意味でですよ!(笑)ベースはすごく寡黙なんですけど、コオロギの話になるとすごく饒舌で、心から楽しんでお仕事をされているんだなと。最初はもう単純におもしろい人だなと思って、ロゴデザインのお仕事を引き受けました。

—インターン生の分際で恐縮ながら、私も葦苅さんにはそのような印象があります!!(笑)二度目に葦苅さんにお会いした時は、何か印象変わっていましたか?

橋本さん:
二回目(現在のロゴ制作時)は、そんな葦苅さんが仲間を引き連れてパワーアップしていて、なんだか漫画の主人公のように見えました。志はずっと変わらずそのままあって、まっすぐで、その葦苅さんにまた面白い人が集まっていっているような印象を受けました。そんな中で、新たなエコロギーの世界観を作らなければいけないということで、ロゴのリデザインを引き受けさせて頂きました。

—逆に、葦苅さんの、橋本さんの第一印象はどんな感じだったのでしょうか。

葦苅さん:当時の僕やエコロギーは、今よりも(コオロギ)オタクというか、ザ・研究者という感じだったんですけど、それに対して一切否定的な感じもなく、私たちが思うエコロギーらしさをどうやったら表せるかっていうところだったりを、(橋本さんが)すごく真摯に話を聞いてくださった印象が強いです。まだ当時、学生だったということもあり、大人の方とちゃんと話し、受け入れてくださるというか、「それいいね!」と思ってもらえる経験がほとんどなかったので、新鮮で嬉しかったのを覚えています。

素敵なエピソードですね✨
続いて、本題のロゴについて詳しくお聞きしていきたいと思います。

—今回ロゴのデザインを通じて、橋本さんが伝えたかったエコロギーの思いや世界観は、どういったところだったのでしょうか。

橋本さん:
まず、デザインをする前にメンバーのみなさんにヒアリングを行い、メンバー間でバラバラだった「何を大切にするべきか」をクリアにしていきました。その結果、エコロギーは、『昆虫で、ソーシャルグッドなビジネスを展開する会社』というコアな価値をメンバー全員で共有しました。昆虫のボディにあたる部分は、実は「eco」という文字で作られています。1つ1つの文字は正円をベースに作られており、これはエコロギーさんが大事にされている3つの輪

を表現しています。
ecoと3つの思いが詰まった1匹の昆虫がどんどん繋がっていくことで、より広く、すみずみまでエコロギーさんの価値を提供できるようなイメージで網のように拡張するロゴパターンも制作しました。
zoomの背景やTシャツなどのグッズなど、さまざまな媒体に展開できるデザインとなっています。

なるほど・・・

—逆に葦苅さん的に、「ここ特にエコロギーの思いや世界観が表れているんです!」みたいな部分はありますか。
 
葦苅さん:
僕個人的にまずピンときたのは、橋本さんがエコロギーの大切にしている「繋がり」っていうところをすごく汲み取ってくださって。この今のロゴ、実は組み合わせることによって繋がりのタペストリーができるんですよね。まさに、一つ一つの循環、一つのロゴに合わせてどんどん輪が広がっていくっていう、エコロギーがこれからやってきたいところを表現してくださって。今も(Zoomの)背景画像にさせていただいているんですが、ここはお気に入りですね!

ロゴの応用「繋がりのタペストリー」

そんなところまでこだわられていたとは・・・!!深いですね。

最後に今後のロゴの活用についてもお話しいただきました!

—現在、フラッグやTシャツなどにも活用されているロゴですが、今後この思いの詰まったロゴをどのように活用していきたいと考えていますか。

葦苅さん:
フラッグやTシャツなどもそうですが、これからもっと、このロゴをリアルな生活に溶け込ませていきたいっていう思いがあります。今までロゴを一番使うところってやっぱりピッチをするときとか、投資関係とか・・・そういうのが多かったんです。でも、僕らとしては、こんなに素晴らしいロゴを額縁に入れて飾るように使うだけじゃもったいないなと思っていて。これからはどんどん出して、生活に溶け込ませていきます!

橋本さん:
嬉しいです!(笑)ありがとうございます!

葦苅さん:
あとは、他の企業さんとのコラボ商品であったり、エコロギー自社ブランドという形でも、今一般消費者に向けの商品の開発を進めているので、その時はパッケージとかにもぜひ載せたいですね。

橋本さん:
1匹の昆虫から、より良い社会を作り上げていくという想いを、デザインで並走できるよう、私も精進します!

橋本さん、葦苅さん
ありがとうございました!少ない情報量や装飾で、意図したことを伝えなければいけないという難しさの中で、このシンプルなデザインに、エコロギーが目指す社会がしっかり体現されていて、インターン生ながら感動しました!!!😢
今後エコロギーのロゴを見かけた際は、そのロゴに込められたエコロギーの思いや世界観を感じてみてください🍃
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!次回もお楽しみに~😊

インターン生・ちなつ

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