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【28歳で脱サラ!カンボジア発アパレルブランドSuiJohのオーナー浅野さんにインタビューをしました!(後編)】
こんにちは。インターン生の千夏です!
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?最近日中は30度を超える日も多く、早くもバテてしまいそうです・・・😅💦季節の変わり目、体調には気を付けて皆さんもお過ごしください!
さて前回の記事では、浅野さんへのインタビューの【前編】として、浅野さんが脱サラし、SuiJohを立ち上げるまでの多くの「なぜ」に迫りました!
そして今回【後編】では、カンボジアという国でブランドオーナーとして働くことの楽しさや困難、ここ数年間のカンボジアの変化などを、浅野さんならではの視点でお話しいただきました!!同じくカンボジアで事業を行うエコロギーとしても、共感する課題、勉強になるエピソードが多くありました😊🍃
ぜひ最後までお読みください!
カンボジアという国でブランドオーナーとして働くということ
オーナーとして働くということは、日本においても必ずしも簡単なことではないと思いますが、カンボジアという言語や文化、価値観も違う国であれば、尚更ぶつかる困難も多かったのでは?
税制やビザ、ワークパーミット・・・カンボジア特有の制度などはもちろん苦労しましたが、はじめ一番難しかったのは「現地スタッフと働く・理解する努力」ということですね。何故そのタイミングで?!って時に"飛ばれた"経験があるんです(笑)お正月の休み前に「来年は日本進出目指して頑張ろうな~!」って忘年会しながら話し乾杯して、良い関係築けてるなってシミジミしてたんですが、休みが明けても一向に出勤してこないし、連絡もつかない。かと思えば、しばらく経った頃に、急に何事もなかったように電話してきて「近くに来たからお茶しよう!」って。こっちからしたら、いやいやいやいや・・・え~!って感じじゃないですか!!(笑)
価値観や文化の違いは「季節」が形成する⁉
ですが、彼らとの経験からなぜこれが起こったのか考えまくったんです。気づくことがありました。日本にあって、カンボジアにないもの、何だか分かりますか?
—「四季」です。日本人は古くから、移り変わる季節に合わせて工夫しながら生活をしてきたんだろうな、と。特に冬を乗り越えるというのは大きな困難ですが、それでもそれを乗り越えた先には、菜の花や桜が咲いて、心地良い風が吹く春が訪れます。日本人は、人生を通じて「何かに耐えた後には良いことが待っている」という教訓を得ているのでは、と思うようになりました。比喩的に言えば、冬は試練で、春はご褒美なのではないかな、と。一方、四季がないカンボジアは、お米もたくさん収穫でき、季節ごとの美味しい果物や魚がとれ、寒い冬を耐えしのぐということもありません。よって、日本人が持つような「辛いことに耐えることの大切さ」という価値観は形成されないというわけです。
なるほど・・・とても納得😲🌸
そういった気づきを得てから、雇用者として気を付けていることはありますか?
これは日本人同士でも言えることかもしれませんが、生まれた環境や育った環境が違えば、形成される価値観や文化も違うわけで。そうなると「これはいけない」「これは違う」とただやみくもに怒ったところで、相手にも理解してもらえません。なので、「なぜそれが悪いのか」「なぜこうしなければいけないのか」一つ一つ「WHY」を説明するようにしています。
とはいえ、最後は経営者側の理解力不足・想像力の欠如に過ぎないという考えを持つようにしているんですけどね(笑)
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変わるカンボジア、変わらない日本
そんな浅野さんももう10年以上カンボジアにいるそうで。ここ5年、10年とでカンボジア国内で大きく変わったなと感じるところはあるのでしょうか。
もちろんありますよ。首都プノンペン周辺はインフラ設備はもちろん、イオンモールや高層ビル群、東京にあるようなおしゃれなカフェまでできて、私が初めて訪れた時のカンボジアからはすっかり変わりました。
やや質問の答えとは異なる話かもしれませんが、変わっていないのは、日本のカンボジアへのイメージだと思います。未だに日本のメディアなどで発信されるカンボジアはどこか「貧困」や「発展途上国」を連想させる要素が多く、なかなかそういったイメージは払拭されません。もちろん今でも格差があるのは事実ですが、もっと今のカンボジアを、楽しいカンボジアを、より多くの人に知ってもらいたいという気持ちはありますね!
今後のSuiJohとしての展望
そんな日本にカンボジアの魅力を発信する懸け橋になるであろうSuiJohさんが、今後目指す姿をお聞かせいただけますか?
「カンボジアのナショナルブランドといえばSuiJoh」となること!
カンボジアの人々が街でSuiJohを見つけて「あれ日本人が始めたブランドなんだよ」と聞いたときに「え?違うよ!カンボジアのブランドだよ!」と言ってしまうくらいカンボジアに根付いたブランドになりたいです。
いつかはパリやニューヨークなんかにも進出したいですね~!そして、その現地に駐在する店長としてカンボジア人のスタッフを派遣したいです。今って、フランス人やアメリカ人がカンボジア人を雇用することはあっても、カンボジア人がフランス人やアメリカ人を下に抱えている構造って正直あまり見ないじゃないですか。欧米人じゃないから上には行けないとか、そんな概念のない空間をSuiJohを通じて作りたいです!
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社会問題の解決に取り組みたい若者たちへのアドバイス!
最後に、このnote記事を見ている若者、浅野さんのように社会問題の解決に携わりたいと考えている方々にアドバイスをお願いします!
自分がやりたいことを愚直にやっていれば、必ず助けてくれる人はいますよ。私もいろんな人たちに支えられて、今日までやってこれました。とにかく飛び込んで、どんどん自分からやっていくこと!そうすれば、自然と社会課題解決になります!頑張ってください😊
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以上、「28歳で脱サラ!カンボジア発アパレルブランドSuiJohオーナーの浅野さんにインタビューをしました!(後編)」でした!
多様性を尊重することの大切さはもちろん、その多様性がなぜ生まれるのか?ということについて「四季」を用いてお話頂き、興味深く思いました。さらに、どんどん変わっていくカンボジアに対し、変わらないイメージを抱き続けている私たち先進国の人間の視野の狭さにもハッとさせられました。
エコロギーは今後も、このような素敵な価値観・事業を持つ同業者の皆さんと切磋琢磨しながら、より一層頑張っていきたいと思います!
最後に、
SuiJohでもエコロギーでも、現在一緒に活動してくださるインターン生を募集しています!!今回の記事を読んで浅野さんや、私たちエコロギーと働きたい!と思ってくださった方、ぜひご連絡お待ちしております🎵
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!次回もお楽しみに⭐
インターン生・ちなつ
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