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家庭内別居!(2016〜2018)

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家庭内別居12年目のeclatplusです。過去の記録は全てブログと電子出版でとってあります。ここでは、12年前に鬱になったときの旦那さんから娘が独立したときに卒婚をしようと言わ…
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記事一覧

わんこさん、あらわる。

さて、ここからは今の恋人であるわんこさんについて書いていきます。

彼は最初の入社の時から私には親しみ深い人でした。商品知識はおそらく社内で1番多く、とにかく父の会社の資材を大事に扱ってくれます。私ははじめにそのまじめな姿が好印象としてのこりました。

180センチを超え、手足は長く、スタイルはモデルのように細いを超えて痩せすぎです。顔は贔屓目を承知で言えば私の好きな野村萬斎さんと高橋一生くんを足

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役員のストレス

両親の体調はおかげさまで少しずつ、小康状態になり、わたしももう逃げられないと思ったからには仕事にどっぷり浸かる生活となりました。

そして、いまから2年前の年初めにわたしはついに役員となりました。そのプレッシャーは想像より遥かに大きなものでした。親は現在は健康とはいえ、すでに引退を目の前にして動いているのに自分は全然他の社員さんよりも現場に追いつけないばかりか、役員そのものの仕事も手につかない。

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旦那さんと近くなる距離、の気もするが?

親が二人まとめて倒れた後の会社に戻った時、旦那さんの存在感は圧倒的なものでした。もとより家庭内別居を続けてきたのは、彼が良い父親・良い社員だったからです。休みも重なり、少しずつ距離はお互いに縮まるように思えるのですが、自分は離婚宣言を娘の前でされた身です。未来も老後も、私の親の仕事だけで手一杯の旦那さんには、無理なわけですよね。

それは一代で財を築いた自分の両親の厳しさや才能を見ていれば理解でき

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母の癌、家業への復帰

不安定な聴力を抱えながらアナウンスやデモンストレーションの仕事が国賓や公賓の前で務まるはずもなく、また、一年ぶりに母から来た知らせは癌で手術をすると言うものでした。お利口さんの私が初めて親の処置に反発し、1年間音信不通の間の出来事で、約束通り私も年貢の納め時で再度家業へともどりました。

しかし、夫に離婚宣言された傷は深く、また長らくポツポツと副業で書いていた時間も取れず、新しい趣味の世界にいなが

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親は倒れる、キャリアはあがる。

そもそも、旦那さんが鬱を発症したのが娘が11歳、そして離婚宣言をはっきりされたのは娘が19歳、いずれもマイホームを購入するか否かが、トリガーでした。私達は経済的な感覚も違えば「住まい」に対しても圧倒的な意識の格差があることをじわじわと、ひしひしと感じ始めていました。

私自身は、親が不動産をやり、趣味で家をポンポン建てるような家庭環境で育ち、旦那さんは下町の飲食業の親がトンビがタカを生んだと言われ

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離婚宣言を娘の前でされてから。

あれはもう、4年前のことになります。
詳しくはブログで、ということですが、旦那さんが19歳になる娘の前で離婚宣言したのですね。

わたしとすればブログと重なるにしても、なんでそれを娘の前で言うのか、旦那さんが鬱の間にしてきたすべての苦労が全く実らなかった、いろいろな感情が押し寄せてきてしまって、多分人生の中で大人となり、物心ついてからはじめて、心をすべてに閉ざしてしまったのでした。

それでも自分

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家庭内別居11年目!はじめに。


私が家庭内別居となってから、はや11年が過ぎた。当時も今も家庭内の問題が社会では極めて触れ難い点は変わりないとしても、シングルや未婚、子なしの選択肢が増えたり、セックスレスがいつだって心も体も壊してしまう事実は判りない。

自分はこの11年で鬱の旦那さんを支えて子供を一人、大学卒業、内定までやりおえた。

家庭内別居のなかで、何を覚悟して何を我慢したかについては過去のブログ や電子書籍をご興味が

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