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カスタマイズイヤーモニター 【Earmind】プロジェクト始動!!

初めまして!記念すべきEbRuの初回note佐藤が担当します。

この度私たちEbRuは、イタリアのトリエステで開催される国際ファッションコンテストの「International Talent Support  ITS 2020」のファイナリストのアクセサリー部門に選出されました。

実はこのコンテストの作品郡は、【Earmind】のアートライン。このアートラインのエスプリが含まれたものが、カスタムイヤーモニター 【Earmind】なのです。【Earmind】は言うなれば、”イヤモニという機能を持った、使える美術” を身につけるということ。つまりにそれは日常で使えるプロダクトラインという位置付けになります。

私たちEbRuの3人は、金沢美術工芸大学で ”工芸” を学んだ3人のユニット。なぜ工芸を学んだのに、ファッションのコンテストにも取り組み、プロダクトも取り組んでいるのか?その部分についてお伝えしようと思います。

美術には純粋美術と応用美術がありますが、”工芸”は応用美術に分類されます。

純粋美術とは、絵画、版画、彫刻などのように純粋に鑑賞を目的とした美的創作物です。これに対し応用美術は、純粋美術を実用性ある物品に施した美的創作物です。たとえば装身具、彫刻を施した家具、斬新な形状の文鎮などは量産可能な実用品でありながら、美的創作物であり、人々はこれを見て美しいと感じることがあります。これが応用美術です。[弁理士、翻訳家奥田百子ブログより https://ameblo.jp/peachpatent/entry-12353834578.html]

実は私たちが取り組んでいることも、しっかりこの応用芸術である、工芸のエッセンスを含んでいるのです。

わかりやすくするために、例を上げてみましょう。その昔、武将や偉い人たちは、工芸の装飾の技術を富、豊かさを表すために使っていました。当時最新の技術や目新しい道具を、持てる工芸技巧を駆使して最大限の装飾をしていました。とても極端な例ではありますが、過去と現代を大胆に比較するとこうなります。

戦国時代:最新技術「火縄銃」

現代:最新技術「Bluetooth イヤーモニター」

どちらもその時代の最新技術です。工芸の装飾の価値は、戦国時代の”富を表す”という価値から、現代では”自己表現”に変化しました。しかし工芸が変わらず、実用性のあるものに美的価値観を付加し、人々の生活を豊かにするためにあるものという部分に変化はありません。工芸は時にファッションと結びつき、また時に生活に結びつく。工芸は単体で存在するものではありません。これが工芸を応用美術に分類する理由です。

私たちEbRuはこの応用美術の大海原で様々なものと出会い、新しい物と結びつき新たな価値観を冒険している最中なのです。

身につけるモノや生活で使うモノに美的価値観を、デザインを、アートを組み込んでいくことを広めていきたいと考えています。ただ単にデザインを付加するのではなく、それがあることで”誰かの心を豊かにしたい”という想いを持って活動しています。もちろん、私たち自身も全力で楽しんで冒険しています。

EbRuはそんな工芸の考え方をベースに持った3人が制作しているので、こんな工芸のエッセンスが入っているんだと知って頂けたら嬉しいです。これから想像のアイディアを形にしていくフェーズに入っていきます。それについてはまた追ってnoteに書いて行こうと思います。

初回はここまで。お付き合いいただきありがとうございました!

【Earmind】の詳しいプロジェクト内容です。現在一緒に盛り上げてくれる仲間も大募集中です。https://tomo-shibi.jp/tomoshibi/609/

国際ファッションコンテスト【International talent support 2020】https://www.itsweb.org/

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