今週の2冊その2 丁寧に接するとは
今週の2冊その2はこちら。
「自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方」
「ほめる」「叱る」の声かけ次第で、親子関係や子どもの育ち方に大きな影響が見られます。
日本人に多いとされる「自己肯定感」の低い子どもは、
謙遜文化による「ほめ不足」が原因ではなく、
「非効率的なほめ方や叱り方」が原因かもしれないのです。
注目が集まっているプログレッシブ教育(進歩教育、オルタナティブ教育)の代表格である
「モンテッソーリ」と近年最注目の「レッジョ・エミリア」を知り尽くした
オックスフォード児童発達学博士による、
エビデンスに基づく最先端の教育メソッドをほめ方・叱り方という
「声かけ」に落とし込んだ画期的な最新子育てバイブルです。
(amazonより抜粋)
育児書に抵抗があった私ですが
独りよがりな育児はいいことを産まないのではないかと思い
最近ちょこちょこ読むようになりました。
自己教育力を育てる?「モンテッソーリ教育」というものに少し興味があったので
こちらの本を読みました。
「褒める」ことの難しさ
叱ることと褒めること、どちらが難しいだろうと考えたときに
叱る方が難しいと思っていました。
なぜその行動が望ましくないのか、どういう行動が望ましかったのかを納得してもらうためには
相手の言うことをまず聞いて、受け止めた後に話す方が効果的だし
相手の感情状況にもよるし
怒ると叱るを分けることも重要です。(これが私には難しい…)
対して褒めるのは良い行動だけピックアップすればいいので簡単だろうと思っていたのですが
ところがどっこい。
褒めるのも本当に難しい。
褒めるには具体性に欠ける「おざなり褒め」、性格・外見をほめる「人中心褒め」、努力・過程・試行錯誤を中心に褒める「プロセス褒め」があるそう。
この中で望ましいのはプロセス褒め。
他の2つを多用すると、褒められ依存やモチベーションの低下、ひどい場合には褒める相手に不信感を抱くすそう。
確かに大人でも、絶対適当に褒めてるだろっていう相手って、ちょっと信用失うよね…
なので、できるだけ具体的に褒める。
何が良かったか具体的に褒めて、もっと質問をするということ。
これ、実際にやってみたら、かなりの観察力が必要です。
よくよく見ていないと具体的には褒めることはできません。
人って悪いことには注目しやすいらしいんですが、
良いことには注目が向きにくいらしく…
そう考えると「褒める」ということは
かなりの集中力が必要ということがわかります。
実践プロセス褒め
こちらの本のありがたいところは、褒め方叱り方の様々な事例が載っていること。
こういう場合にはこういう声掛け・褒め方・叱り方が望ましいという例が数多く載っているので取り入れやすいです。
最初から自分で考えろと言われても多分無理(笑)
私の娘は2歳で、この本は3歳以降を対象としていますが、
娘は発達が早いこともあり、実践しているところです。
まあ難しい(笑)
今のうちから意識して褒める叱るを自分に訓練させることで
今ほど意識しなくてもできるようになるのではないか、
しいては3歳以降の接し方が楽になるのではないかという目論見です。
そしてこれは、子育て以外にも
例えば部下の育成や対話の場面でも使えるような気がします。
夫との関わりにも活かせるだろうし
もしかしたら介護にも活かせるのかもしれません。
褒めるのは労力が要ることを初めて知りましたが
今知れてよかったなあと思います。
その前段階で自分の心を安定させるという
修行がまだまだ必要なのですが…
日々精進だな…
それでは!
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