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デザイン最強の、仏像ランキング! 第3回。

皆さんこんにちは。
外観のデザインの好みオンリーで選ぶ仏像ランキング、ついに第2位の発表です。
えー、このシリーズ、タイトル写真でネタバレするのが悩みなんですがね。
まあ気にせず行ってみましょう。第2位は…ドーン💥!

第2位 京都・三十三間堂の二十八部衆!

三十三間堂といといえば、皆さん思い浮かべるのは、金色に光り輝く千体もの観音様、しかもその一体一体が全て千手観音という、壮観な景観かもしれません。

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出典:三十三間堂の仏たち

しかし私がオススメするのは、その最前列にいる、金色でない仏像たちです。二十八部衆といって、本尊の千手観音を守っています。その名の通り、ここでは

28体もの傑作が拝めます。

バラエティに富んだポーズ、手に持っているものや身につけているもののデザイン、表情、写実性と、

どれもこれもイイ

のですが、特にイイと思うものをいくつか、ここで購入した写真集「三十三間堂の仏たち」の中からご紹介します。まずこれ、東方天。

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どうですか、この動きのあるポーズ。昔は手に何か持っていたのかもしれませんね。この腰のひねり。動きがあるのに安定感を感じるバランスの良さ。秀逸です。

次にこちら。難陀龍王(なんだりゅうおう)。

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なんと、

手に龍を抱えてます。

そんな仏像、見たことあります? それでね、口元、見てみてください。

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ちょっとなんか変でしょ。それは、この口の形で、この龍王自身が魚類であることを示してるんですって。へーえ。

次はこれ。五部浄。

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興福寺の五部浄もご紹介しましたが、あの少年のような佇まいとは全く異なる、力強い感じ。両手に剣を持ってるんですが、袖の部分の甲冑の衣?がブワっと翻っていることで、剣を振っていた両手を、今まさに、ズバっと止めた瞬間のような動きを感じます。

そして、

極め付けはこれです。迦楼羅王(かるらおう)。

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アジアの神話に登場するガルーダですね。全身のバランスも見ていただきたいので、こちらも。

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出典:Pinterest.com

腰のひねり、笛を吹く両手、背中の羽根、長く垂れ動きのある衣。この全てが織りなすバランスが絶妙。アニメのキャラクターのようなカッコ良さ。

他にも、有名な風神・雷神もありますし、ここはホントに、仏像界の

宝石箱や〜

ということで、今日はこの辺にします。次回第1位をお楽しみに。
それでは、またー。


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