イジリ・ソウイチ/居場所・集い・交流の場 研究家

人が 心地よく居られる〔場〕、楽しく集い 交流できる〔場〕の運営について… 日々 研究…

イジリ・ソウイチ/居場所・集い・交流の場 研究家

人が 心地よく居られる〔場〕、楽しく集い 交流できる〔場〕の運営について… 日々 研究・実践しています。

最近の記事

〔事例3-後編〕  関わるみんなの、顔が見えているから!(音楽ライブ&即興料理イベント「ギブミーベジタブル」参加報告③)

入場料は野菜、誰でも気兼ねなく参加できる 音楽&料理イベント「ギブミーベジタブル」 その模様と魅力を、ここまで2回にわたり 紹介させて頂きました。 〔前編〕 https://note.com/easy55/n/n2e460e9b2d04 〔中編〕 https://note.com/easy55/n/n4cb56c4e531c お金や何かを、持ってない人も 歓迎! 持ってなければ 「たかればいい」(笑) 大胆で的を得た提案が、トーク中で出た 〔中編〕の記事に続き、

    • 〔事例3-中編〕何も持ってない人も、どうぞいらっしゃい!(音楽ライブ&即興料理イベント「ギブミーベジタブル」参加報告②)

      一つ前の記事で紹介の ギブミーベジタブル https://note.com/easy55/n/n2e460e9b2d04 「入場料が野菜!誰でも楽しんでって〜♪亅 という 実にオープンな集いでした。 その記事〔事例3-前編〕の中で紹介した ポイントは――― 財産や教養を〔もっていない人〕は 仲間に入れない世の中になっている、 だから、それを壊して 〔ただの人〕でも楽しめる場をつくりたい という トークショー内での提案を 紹介させて頂きました。 今回も、引き続き 3人

      • 〔事例3-前編〕 入場料は野菜!ただの人に戻って過ごす(音楽ライブ&即興料理イベント「ギブミーベジタブル」参加報告①)

        参加のハードルが低くて、にぎやかで楽しく 自分もちょびっと運営協力してる感を持てる そんな、一風変わったイベントに 参加してきました。 6月22日、京都の名刹〔法然院〕で開催された 〔第92回 ギブミーベジタブル〕 参加する人たちが野菜を持ち寄り 料理人さんたちが作ってくれるお料理を頂き 音楽ライブを楽しむこのイベント 特徴はなんといっても、お金を取らずに 入場料が 野菜であること! そして  ミュージシャンや料理人やスタッフへの報酬も 余った野菜を分配して賄われる

        • 〔参考2-後編〕 盛岡の「じゃじゃ麺」に学ぶ(書籍「古びた未来をどう壊す」より②)

          集いの場で、みんなで何かに取り組んでる時 こういう事をやってしまう方が時々・・・ 完璧な意見・アイディアで周囲を黙らせる。 出来上がり過ぎたプランや資料を出して 皆が何も言えなくなる——— 「一人で そこまで やらなくても——」 と みんなが困惑する場面の話です。 この状況の捉え方について、 なるほど~、と 納得のいく たとえ話があったので ご紹介させて頂きたいと思います。 (前回の投稿〔参考3〕に続き、 書籍「古びた未来をどう壊す? ~世界を書き換える『スト

        〔事例3-後編〕  関わるみんなの、顔が見えているから!(音楽ライブ&即興料理イベント「ギブミーベジタブル」参加報告③)

          〔参考2-前編〕おみくじは 当たらないから盛り上がる?!(書籍「古びた未来をどう壊す」より①)

          前回の投稿(↓)から続きます。 このイベントの中で、 「ウソは記憶になりうるか?」 「事実じゃない情報の効用(?!)」 などの論点を語り合ったのですが—— そんな 〔事実じゃない、どうでもいいような話〕こそ 実は 〔集い・交流の場〕の運営に欠かせない要素 かもしれない・・・ と、 気づかせていただける書籍に出会いましたので 紹介させて頂きます。 ●「古びた未来をどう壊す? ~世界を書き換える『ストーリー』の つくり方とつかい方~   (宮本道人/著 光文社) 

          〔参考2-前編〕おみくじは 当たらないから盛り上がる?!(書籍「古びた未来をどう壊す」より①)

          〔事例2〕 アート鑑賞そして哲学対話の場へ

          対話型イベントで、おたがいに 〔言葉がうまく行き交う〕ために、 どんな工夫ができるでしょう? アートを鑑賞し感じた事を自由に、 まずは語ってもらうスタイルの、 (アートを呼び水にした) 哲学対話の会に 今回は参加してきました。 京都は南区、十条河原町近くのフリースペース 「井口倉庫」で5月GWに開催されていた 岩井春華さんのインスタレーション展 「真っ赤な嘘」。 会期中の 5月4日のみ、〔作品鑑賞〕後に 〔哲学対話イベント〕を行う、という コラボ企画が開催。 元・工場&

          〔事例2〕 アート鑑賞そして哲学対話の場へ

          〔参考1-後編〕 みんなで盛り上がるためには?(書籍「思いがけず利他」より②)

          集い、交流の場に限らず、イベント事は 盛り上がるに越した事はないでしょう。 でも、そもそも〔盛り上がる〕って、 どういう事なのか————? それは、 一部の〔声の大きな人たち〕だけが楽しみ、 騒いでる事ではなく(←よくある光景ですが) そこに居合わせた人たち みんなが 笑顔で楽しめている事ではないでしょうか。 ここでは〔場〕を盛り上げる、という視点で 考えたいと思います 先の例での〔一部の声の大きな人たち〕は、 自分が楽しむ事だけに終始していて 〔場全体〕の空

          〔参考1-後編〕 みんなで盛り上がるためには?(書籍「思いがけず利他」より②)

          〔参考1-前編〕 わざとらしくなく、自然な おもてなしとは?(書籍「思いがけず利他」より①)

          自分が主催する集いに、 初参加・外部参加して下さった方に 心地よく、なじんで頂くためには どうすればいいのでしょう? この〔参考〕編の投稿では、 書籍・映画・ドラマなどから 文字通り〔参考〕になる言葉を引用し、 御紹介・考察していきたいと思います。 前投稿(事例1)でルポした テーマ型読書会の課題本は、 ●「思いがけず利他」 (中島岳/刊 ミシマ社/刊)でした。 ことさら親切を意識せず、 ごく自然に利他(喜ばれる・役に立つ)の行いが できるためには、どうすればいい

          〔参考1-前編〕 わざとらしくなく、自然な おもてなしとは?(書籍「思いがけず利他」より①)

          〔事例1〕 テーマ&課題本 読書会を開催してみた

          テーマや課題があった方が、フリートーク型よりも 参加を決めやすく 初参加の方も発言もしやすい、と 今回(2024.03.23開催)は ●テーマ「助ける」 ●課題本「思いがけず利他」(中島岳・ミシマ社) で 一般参加型の 読書会を自主開催しました。 〔人を助ける〕または 〔自分が助けてもらった〕という事について。 本の感想に、自分の体験エピソードをからめて みんなで語りあってみよう、という趣旨でして 国内外での戦乱・災害、コロナ禍後も残る生活苦 などの諸問題を考え

          〔事例1〕 テーマ&課題本 読書会を開催してみた

          ごあいさつ

          はじめまして。 居場所・集い・交流の場 研究家の イジリ・ソウイチと申します。 これからの投稿では―― 世の中の、人と人が自由に出向き 関わる〔場〕 (=〔ゆるやかな関わりの場〕と呼んでます)、 具体的には 居場所・集い・交流の〔場〕などについて――― その〔運営のあり方・工夫〕に関する情報を 〔事例〕:実際の場の取材レポート、 〔参考〕:書籍や映画、ドラマなどからの考察 〔雑感〕:個人的な感想 など、 カテゴリーに分けて御紹介し、 併せて、 これ