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おれはだれなんだ

毎度!梲が上がらない事を陽気に垂れ流す能天気野郎です!

で、今回は自分とは何者なのか?
こういったことを考える人の方も少ないだろう。
でも、自身を普通とは認めない、ごく少数派の人間は平凡であることを嫌う傾向が強く、変わっているといわれることが賞賛に値するから不思議なメルモちゃんである。

まぁ、それはさておき、自身の身の回りを疑う作品を勝手にヒップアップならぬ、ピックアップしてみた。
で、邦題「ミッシングID」を紹介したい。

あっは〜ん♪

物語は至ってシンプルなので前置きは不要だ。
主人公のネイサンは至ってシンプルな、何も考えない近所のバカ並みの高校生だ。
更に付け加えると、パーティー好きで思考回路にやや問題がある。

こんな息子に対し、お父さんは格闘技の達人並みに息子に対し容赦せずに教える。
まるで護身術を教えているかの如く命懸けの技を繰り広げる。

こういった光景を眺めていた母親は「男は野蛮な生き物でしかない」といったような具合で、客観的に捉えていた。

近所にネイサンの幼馴染であるカレンを見るたびに意識する。
その背景には、以前に家族同士の付き合いでとある場所にピクニックをした時、幼いながらもネイサンとカレンは男女の付き合いになる一歩手前まで済ませたからである。

わーお!

で、事細かく説明すると解説者みたいになるので、ここはひとつ手短に済ませるとして、学校の授業で生徒がペアとなり、重要なテストに向け先生が課題を出す。

そこでペアとなったネイサンとカレンは…
そうだよな。
これはうまく行きすぎた内容じゃね?
と思うのは自然な発想だ。
でも、最後までお付き合い頂きたい。

で、で、二人は児童失踪者の名簿を見つける。
すると、カレンは冗談混じりである少年の画像をネイサンに見せ、「これ、あなたに似てね?」といった具合でネイサンをからかう。

カレンのイタズラとは違い、冗談で返さないネイサンは他人事ではないと密かに確信する。
そこから実態が動き出す。

その前にネイサンはメンタル面と不眠症に対し診療を受けていた。
担当医はネイサンが話す抽象的な言葉を無視することなく全てを受け入れる。
ネイサンが常に悩まされていた夢が、怯えながらベッドの下に隠れ、女性が無惨な形に遭う残像が容赦なく心と脳に爪痕を残すのだ。

ネイサンの記憶は曖昧だ。
しかし、隠された記録は明確であった。

課題を進めうちにネイサンは自身に似た子供の画像を公表したところに問い合わせる。
近くにカレンもいたのだが、ネイサンと電話の向こう側の相手が直感的に怪しいと感じたカレンはネイサンに電話を切るようにいう。
するとカレンの直観は見事に的中する。

夜に差し掛かる時間に見知らぬ男性数人がネイサンの自宅に訪問する。
一瞬で怪しいと睨んだ母親は父親を呼ぼうとした時、男性の一人が母親に対し銃を向ける。
母親はすかさず銃を持った男性に対し素手で攻撃を交わす。
すると異変に気付いた父親が応戦する。

ネイサンはその頃、近所のカレンの部屋で宿題に関しての会話を交わしていた。
すると自身の家から大きな音がすると、これは只事ではないとネイサンは感じる。
だが、残念なことに両親は無惨な形で倒れていた。

ネイサンの姿を確認した男性の一人が襲いかかる。
しかしネイサンは瞬時に男性を交わし攻撃する。
ここで一瞬思う。
父親が常に鍛え上げていたのはこういった場面に備えるためだったのか…と。

今まで平凡な暮らしをしていた青年が突如、見たことのない連中に追われる立場に。
なぜ追われるのか?なぜ彼らは自身を狙うのか?
意味もなく逃げ回るカレンとネイサン。

更に理由も判らない上に、面倒な事にCIAを名乗る人物まで追い回す。

果たして、これは現実なの否か…
二人は呆然とする間もなく逃げ続ける。
だが、そんな二人を密かに見守っていたのがネイサンの主治医であるベネット博士だ。


実はベネット博士は架空の存在でネイサンを見守っていたボディーガードであった。
そしてベネット博士が伝える。
「実は、あなたが両親だと思っていた二人もCIAの一員である」と。
二人がネイサンを守るため任務としてかくまっていた事実も明かされる。

更にベネット博士は元CIA職員であり、現職のCIAを信じてはならないと苦言する。

やむなくネイサンとカレンは逃亡劇を繰り広げる必要に迫られる。
行き詰まったネイサンは偽IDを作ることに長けている友人に協力を求め、事の真相に立ち向かうことを決意する。

しかし、事の発端に迫るほど一筋縄ではないと確信するネイサンは賭けに似た実行を起こす事にする。
そしてネイサンに隠された事実とは?
更にCIAが執拗に狙うものとは何か?

冒頭はゆる過ぎて本当に物語が進むのか心配するが、ベネット博士を演じるシガニー・ウィーバーが出演する所からやや安心する。
実にシンプルな実態を追う逃走劇なのだが、途中から大きく物語が傾く辺りから目が離せない内容となる。

カレン役のリリー・コリンズがまだスレていないので安心して鑑賞できるはずだ。

皮肉はさておき、何も考えずに鑑賞できる作品なのでおすすめの一本であると告げドロンするボキ…

あっは〜ん


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