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「アース・スタールナ」創刊1周年を迎えて。
皆様、こんにちは!
ルナ編集長を務めさせていただいております、筒井です。
ルナ1周年特設ページのコンテンツは楽しんでいただけましたでしょうか?
今回はレーベル公式キャラクターである「ルナ」と「マリ」を前面に押し出し作品紹介をする、という趣向で進行しました。いい仕事っぷりです。
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ルナ6~7月の新刊に封入されております「異世界新聞」にて、イラストや4コマ漫画を描いてくださったのはシリーズ累計200万部を突破した人気シリーズ「戦国小町苦労譚」より、長きに渡りイラストを手掛けて下さっている平沢下戸先生です。
特設サイトで掲載している号外版でもご覧いただけますので、ぜひGETしてチェックしてみて下さいね。
さらに1周年のお祝いとしてプレゼント企画を実施!
数多くあるルナ作品から5作品をピックアップし、アクリルグッズや傘などを制作いたしました。ぜひ公式Twitterからご応募ください。
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そんな創刊1周年。
企画は編集業と並行しながら、読者の皆様に喜んでいただけるグッズを半年前から準備し制作いたしました。
他の部署とも一緒に連動して様々な角度から創刊記念施策を行う、という普段とは違う大きな動きの中で、自分自身も新しくルナ刊行作品の魅力を再確認でき、様々な発見のある準備期間になりました。
この様に創刊1周年を迎えられたのは読者の皆様、執筆頂いた作家の皆様、キャラクターに命を吹き込んでくださったイラストレーターの皆様のおかげでございます。誠にありがとうございます。
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私含め編集者という存在は、普段は黙々と製作に勤しんでいて表舞台には出てきません。今回「レーベル創刊1周年」という節目に、このような発信の場をいただけたので、ここから少し私の閑話にお付き合いいただけると嬉しいです。
私個人としては、戦闘描写が多めの冒険者、俺TUEEE系やスローライフものから、聖女や悪役令嬢もの、溺愛ものなど割と好みの幅は広いです。一見男性向けかと思われるようなハーレムものも、個性豊かかつ可愛い女の子キャラを愛でながら読んでいますし、TL描写のある恋愛作品も胸をときめかせながら拝読しております。
そんな中で、アース・スタールナは「男女の垣根なく読んでいただける作品を展開したい」という想いから、アース・スターノベルから独立する形で創刊いたしました。
さて、ここからはルナレーベル独立創刊に至った経緯の説明になります。
これまでのアース・スターノベルの読者層は男性の割合が多く(作品によって比率は異なりますが)、老若男女の広い層にご支持いただけるような作品をお届けしたい想いが強く、従来のレーベルイメージの払拭を行いたいという側面もございました。
上記のような経緯からアース・スター ルナ創刊に至るのですが、ここで大きな壁にぶつかる事に。
「男性向け」ではないけど「女性向け」でもない…?
レーベルを説明させて頂く時に「どっちやねーん!」という突っ込みが入ることもしばしば……
ここでキーとなるのが「レーベル名」でした。
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ルナとはつまり「月」。
創刊時、レーベル名を考えている際、社名にも使われている単語「地球」(アース)に【呼応】するような、切っても切り離せないような単語を探しました。
日本のイメージでは「月」が女性をイメージさせる単語ですが、世界に目を向けるとドイツ語でも月は男性名詞で太陽は女性名詞なのだそうです。
とらえる人や住む環境によって様々な印象やインスピレーションを与えてくれる「月」、
老若男女の垣根も、世界の垣根もなく皆が見上げると見られる「月」…。
「月」という単語から受ける印象はまさに先述しました「男女の垣根なく読んでいただける作品を展開したい」という想いにぴったり当てはまるものでした!
ああでもないこうでもないを繰り返し、結局「月」しかありえなかったのです。
そして、これからレーベルとしてより広く読者の皆様に作品を届けたい一心で、考えて考えて、キャッチコピーは「強くてかわいい」にいたしました。
老若男女問わず、もっともっと広い層にご支持いただけるようなレーベルに成長させたいと編集部一同、励んでいます。
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余談ですが、レーベル名を命名しながら込めた思いがあります。
「欠けても必ず満ちるように」。もちろん満ちたあとは再び欠けるのですが、それがなんだか人間臭いというか、リアルさがあっていいな、と思ったのです。何事もいい時ばかりなはずはありません。今は欠けているけれどまた満ちるのだ、と思えたら少しは心が楽になりませんか。
そういうわけで、私はレーベル創刊以降、ほぼ毎夜空を見上げています。ああ、今日はしゅっとした下限の月だなぁ、朧月だなぁとか。落ちてきそうな満月であるとか、燃えそうなほど赤いな! とか、新月ならばその「不在」を楽しんだり。
すごく単純な事ではあったのですが、一息つく時間が無ければまた違ったわかりづらいレーベル名になっていたかもしれませんね。
なにかの歌の歌詞みたいですが、人間も動物なので月の満ち欠けや潮の満ち引きの影響はとても大きいのです。それが良きにせよ、悪しにせよ(そもそもそれすらも見方で変わるわけで)。
満ちたり欠けたりを繰り返しながら、読者の皆様にそっと寄りそう「月」の様な「アース・スター ルナ」になれたら。
2周年、3周年、そして10周年以降も長く同じ周期を過ごしていけたら。
そんな願いが叶うように、これからも素敵な作品を作家さんやイラストレーターさん、そして読者の皆様と素敵なレーベルを作り上げて参ります。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
今後もアース・スター ルナ作品の応援をよろしくお願いいたします。
アース・スター ルナ編集長 筒井さやか
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