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自分の、思ってもみなかった可能性と出会ってみたい方へ

「人はパンのみにて生くるにあらず」 との言葉が表すように、人間にとって物心両面の充足が重要な要素です。
上述は、「神の口から出る一つ一つのことばによる」と続きます。

言葉が示す「意味」は、生きる上で非常に重要です。意味を因果応報の形で構造化したものが物語。 その物語が「真実」という強固な感覚を生みます。

古代、意味とは「生き延びる」ための重要な手段でした。 そして時を経て「いかに生きるか?」という人間のミッションに変わってきました。

「真実」は人の数だけある

「いかに生きるか?」は、100人いれば100通りあります。
人間は、それを脳の中で物語として認知し、「真実」と捉えて生きています。

事実は一つ、だけど真実は人の数だけある。

しかし、実際はWhenとWhereくらいしか事実を表すことは出来ないものです。
Whatになると既に怪しくなる。
Whyで「真実」の世界に完全に突入。
HowはWhatとWhyに依存する。

例えば、「ある政治家の死」を例にとって考えてみましょう。
 
WhenとWhereは明確。
Whatは、「殺された」「暗殺された」「〜の犠牲になった」「天罰が降った」等々、人によって捉え方が変わりますよね。
Whyに至っては「真実」のオンパレード状態になるし、Howもいかようにも膨らませることができる。
そうこうしているうちに、WhenとWhereでさえ物語に腐食されていきます。

脳内ユニバース


人間はそれぞれの「脳内ユニバース」を生きています。
脳内ユニバースは、物語というダークマターに満ちている。
そしてその「ダークマター」が強固なパターンを形成して情報を処理している。
 
脳内ユニバースは自分の脳の中の世界に過ぎないという事実を忘れると、強固なパターン認識の結果を他の脳内ユニバースに向かって「投影」してしまいます。
 
「脳内ユニバース投影!!!」という必殺技の登場です(笑)
 
何故、投影してしまうかというと、「脳内ユニバースと現実は違うかもしれない」という至極真っ当な推論を働かせる事が出来ないから。
 
では、どうして真っ当な推論を働かせる事が出来ずに「脳内ユニバース投影!!!」という幼稚な行動を止められないのかというと、おそらく次のようなことが原因になっているのではないかと考えられます。
 
1. 自分の中にしっかりとした自己中心性が育っていないので、他者を使って、その虚弱な中心性を補完しようとするから
 
2. 分別する力を育てず脳内ユニバースに発生している物語を唯一無二の現実と信じているから
 

いうまでもないことですが、物語=フィクションですから、いつでも状況に応じて変えられるものです。

しかし、物語が現実からかけ離れたり、うまくいかないことがあった場合に、 その物語を容易には変えられないのが人間。 それは、物語が強固なパターンを形成して情報を処理しているからです。

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アースボイスプロジェクト 代表
榎田竜路


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