榎田竜路

ミュージシャンなのにプロデューサー。プロデューサーなのに教育者。誤解されやすい性格が災…

榎田竜路

ミュージシャンなのにプロデューサー。プロデューサーなのに教育者。誤解されやすい性格が災いして、いろいろな役職を担うことに。日々思いついたことを脈絡なく書いていこうと思います。よろしくおねがいします。 プロフィールはこちら→http://ev-pj.com/profile

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  • 漠然とした不安に負けない身体の手に入れ方について

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最近の記事

何ものにも寄りかからない身体をつくる(その2)

さて、感性についてのお話を続けさせていただきます。 感性・感覚・直感の関係について 感性は、生命の働きそのものですね。生きるためには情報処理をしなければならない。その性能の向上が生物の進化とイコールだと僕は考えます。 そして、僕は感性を大地に例えて説明しています。 感性が大地だとすると、感覚はそこに生えているセンサーのようなもの。そして、直感は、よく使われることで性能の上がった感覚のこと。 前回、お話ししたように、直感は情報を判断する入り口です。直感はよく使われること

    • 何ものにも寄りかからない身体をつくる(その1)

      これは、僕が野口整体に入門した時に師匠に言われた言葉です。 稽古に参加している人の目的はそれぞれだと思いますが、自分の中に直立感を育てるということは共通した課題です。 僕の目的は鬱からの脱却と人生の再構築でした。 鬱からの脱却は果たすことができました。 人生の再構築は死ぬまで続くでしょう(笑) さて、僕は直立感の養成が日本の生産性に大きな影響を与えると言い続けてきました。 生産性を上げたければ身体教育をしっかりと行わなければならない というようなこと言うと、大抵の

      • 直感を疑う力

        日本の生産性向上を邪魔しているのは「リテラシーの質」だと思います。「リテラシー」をググると読解記述力と出てくるんですよね。 情報を読み解き、理解し、説明する力という感じでしょうかね。 「リテラシーが低い」なんて表現がまかり通っていうるようですが、僕は高い低いで論じられるような単純なものではないと思います。「リテラシー力」=「論理的思考力」と捉えてしまうと何も解決しない。 読解の入り口は直感 直感的な判断を論理的に理由づけしてしまうのが人間の本能。だから直感がエラーを起こ

        • 前向きな身体

          経験上、「前向きに考える」ことの効用は一時的な影響しか与えないと思っています。 だけど、ネガティブな言葉に力はあります。 それは、我々の安全保障の本能として長年培われてきました。 ネガティヴな情報を見逃すと生死に関わる事態に陥る確率が高くなるということを長い年月かけて学習したのでしょう。 それに対して、ポジティブな言葉の効用は一時的ですぐに効かなくなってしまう。歳をとればとるほどそうなってきます(笑) すぐに効果が消えるので、新しいポジティヴな言葉を求め続ける状態に

        何ものにも寄りかからない身体をつくる(その2)

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          漠然とした不安に負けない身体の手に入れ方について【その8 四股】

          みなさん、四股って知ってますよね。そうです、お相撲さんがやっているあれです。今日は四股のお話しをさせていただきたいと思います。 テレビとかで観ていると、四股というのはスクワットのように見えますよね。僕もお相撲さんがやっているように、深くしゃがんだ状態から、反動をつけて片足だけで立ち上がり、反対の足を地面に叩きつけるという感じでやっていました。 このやり方は確かに足腰の筋力は鍛えられるのですが、それは、四股の効能の一部でしかありません。それにこのやり方で過度に行うと身体に無

          漠然とした不安に負けない身体の手に入れ方について【その8 四股】

          全力発揮できる身体を作る動法

          モンゴル出身の力士が強いのは、小さい頃から親の手伝いで重労働してきたからだと聞いたことがあります。 それによく似た話をあるお母さんから聞きました。彼女には柔道に通わせている小学生のお子さんがいるのだそうです。その柔道場に、おじいちゃんの先生がいて、その先生が「君たちは小さい頃に重いものを持ったことがない。だから柔道が上手くならない」と言っていたそうです。 僕にも心当たりがあります。中学生の頃、父親が経営していた送電線工事の会社でアルバイトをした時に、とんでもなく重い丸太を

          全力発揮できる身体を作る動法

          「厚徳載物」 よく整えられた身体感覚がなければ、知識は知恵にすることができない

          人はパンのみによって生きるにあらず、意味によって生きるなり 人は酸素と同じくらい意味を求めている。 意味は物語が生み出す。 物語は文化として機能する。 文化とは知覚のパターン(型)のことです。   知覚のパターンとは、例えば日本人なら梅干しを見てつばが出るけれど、オランダ人は出ない、といったもので、各文化特有の共有された知覚の傾向のこと。 物語はそういった知覚のパターンとして機能します。 僕は、映画の研究をしている時に、このことに気づきました。 例えば、「電気代は安

          「厚徳載物」 よく整えられた身体感覚がなければ、知識は知恵にすることができない

          ナラティブ・チェック

          ホモ・サピエンスは人生を物語として捉える生き物。 だけど無意識の領域に物語が形成されていく仕組みを理解していないと、思い込みで行動してしまったり、自分の作った物語で自分を苦しめたりしてしまいます。 物語は、事実に対する「ものの見方」が決めるので、無意識に形成された「ものの見方」をチェックし、変容させる技術の体得が必要だと僕は考えます。 ホモ・サピエンスは物語を使って集団を形成する 集団形成は生存確率を上げるために極めて有効。だから物語は強力な安全保証の本能として機能し

          ナラティブ・チェック

          「ものの見方」を変える本

          人は自分の人生を物語として捉えている自分の人生を変えるということは、自分の物語を変えることに他ならないと思います。 自分の物語が変わるティッピング・ポイントは、環境の変化がもたらしますね。 入学、就職、結婚、出産等はその最たるものでしょう。 あとは、災害に遭って家も家族も失うとか、重い病にかかるとか、リストラされるとか、飛行機事故で死にかけるとか、大きな借金を抱えるとか、緊急事態に陥ることでも 人生=物語は強制的に変わらずを得ません。 意図的に自分の人生=物語を変えていく

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          人生は「感覚体験ツアー」

          人生は「感覚体験ツアー」なので、豊かな人生を送りたかったら「感覚」を豊かにする必要がある。 そして人生は物語として認知されるので、人生を何とかしたいのなら物語を書き換える必要がある。 感覚と物語が相関しながら死ぬまで続くのが人生 僕は学生の頃、いろいろやらかして身も心もボロボロになってしまい、普通に就職することが出来なかった。 給料をもらえる立場になれなかったので、生き延びるためにいろいろやってきた。 いろいろやってきたおかげで感覚を変えたり広げたりすることに抵抗が

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          「想定外の可能性と出会う自己分析セミナー」のお知らせ

          セミナーの大まかな流れ まず、私が開発した「自己分析チャート(キャラクター曼荼羅)」に、自覚できている自己情報を書き込みます。 次に、自覚できている自己情報を成り立たせている無自覚のものを明らかにしていきます。 これは、自分の奥底に押し込んでしまった事柄を明らかにしていく過程でもあるので感情がゆさぶられることもあるかと思います。 耐えられない失敗や、忘れてしまいたい恥ずかしいこともあるでしょう。こういったものと客観的に向き合うことは難しいですよね。 ポイントは、長所

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          反省と後悔

          何か失敗した時に、原因を究明し、論理的に対策を講じ、二度と繰り返さないように日々の行動に取り入れるのが反省だと思います。 だから、「原因究明」「対策の確立」「対策の実行」が出来たら、とっとと前に進んでいくだけということになるはずですが、世の中には反省と後悔をごっちゃにして押し付けてくる摩訶不思議な人たちがいるものです。 ご飯抜きだとか、外出を禁じたりして「反省しろ」というのは後悔の強要でしかありません。 反省の名を借りて、「俺はお前のやったことが気に入らないから、俺の気

          反省と後悔

          万博への手紙

          前回の大阪万博の時、僕は6歳でした。 町中の至る所で、「こんにちはこんにちは」という三波春夫の歌声が溢れかえり、 子供心に、素晴らしい未来が待っているという期待感に胸を膨らませたことを覚えています。 テクノロジーの発達で全てがうまくいくという希望に溢れていました。 しかし、今の状況は全く違います。 テクノロジーの全能性は否定され、鬱の人間は溢れ、 自分の心を自分で処理することのできない人間は悪者探しに熱中し、 ひどい時には火をかけ、銃を作って人を殺していく。 生存実

          万博への手紙

          人を変えるコツ

          承認欲求に「適切」な対処を施すと人は動き出します。 承認欲求は生存本能に深く根ざしているので、扱いを間違うとややこしいことになってしまいます。 正論で、考えを正すことはできても、感じ方を変えることはできません。 感じ方を否定されると人は不快な気持ちになり、こちらが思った以上に根にもつので危険です。 感じ方を変えるためには、まずその感じ方自体を承認する必要があります。 すると不思議なことに、感じ方を変えることに対しての抵抗がなくなる。 人間の面白いところです。 こ

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          土台を変える

          「改善」は、積み上げてきたものの上に、新しい考え方や仕組みを取り入れることで実現させることができますが、「改革」は土台からを変えない限り成し遂げることはできません。しかし、土台から変える必要を感じているのに、踏み切ることの出来ない人たちのなんと多いことか… 何故、踏み切れないかというと、土台から変えてしまうと、今まで積み上げてきたものが無駄になると思いこんでいるからだと思います。 これは大きな誤解だと思いますよ。 積み上げてきたものはすでに資産勘定に入っています。土台が

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          アンチエージングよりエージング

          老いるというと「衰え」にばかり意識がいきがちだけど、無駄な体力がなくなることで出現する能力もあると思いませんか? 僕はアンチエージングに欠けているのは、エージングする美しさを感じる心だと思います。 80歳のバレリーナを想像するのは、アレだけど、80歳の日本舞踊のお師匠さんを想像するのは容易です。 しかも、80歳のお師匠さんは確実に下の世代より上手。 そんな感じのことを人生全般に起こしていけると思っていますが、豊かに感覚を発現させることを止めてしまうのが現代文明に生きる

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