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「割り込み」から学ぶ仕事と社会:リモートワーク時代の新たな挑戦

仕事において、「割り込み」が発生することは避けられない現実だと思います。特に集中力を要する仕事のときに、割り込みが入るというのは、非常に煩わしいものです。
しかし、割り込みと混同されるものの中に、コミュニケーションというものがあります。

仕事における二つの立場

この文では、客観的な視点で物事を考えるため、"割り込んできた人"と"割り込まれた人"の二つの立場から見てみたいと思います。

割り込む人・割り込まれる人

割り込んできた人は、「助けてほしい」「会話がしたい」というニーズがあります。
一方で、割り込まれた人は「集中したい」「話しかけてほしくない」という気持ちを抱いています。

このような二つの立場は、タイミングによって相性が合わないことがあります。時として小さな衝突(問題)を生むこともあるでしょう。

コロナ禍の功罪〜リモートワーク〜

コロナ禍によって、この二つの摩擦が起こしていたトラブルが軽減した組織は多いことでしょう。
それゆえに新たな問題が生まれてコミュニケーションロスによる問題が発生していたと思います。
そんな情勢も知れない社会が不安な中で、それぞれの立場で、努力をしてきたことでしょう。
集中力を要する仕事の人たちは、きっとゾーンに入っていままでよりも高い質の仕事を、コミュニケーションが必要な人たちは慣れないツールを用いて、オフラインと変わらないコミュニケーションを実現してきました。

戻るのか、新しい社会を築くのか?

さて、時が移りコロナが5類へと移行して社会を戻していこう、という動きがあります。
徐々に「元の社会」に戻していこう、という考え方は理解できますが、本当に「元の社会」に戻っていいのでしょうか?
もし戻すのであれば、どのような形で戻すべきなのでしょうか。
私たちは、コロナ前の世界に戻るべきなのでしょうか、それとも、コロナ禍を知った今こそ、新しい社会を築くべきなのでしょうか。

決断の前に…

決断をする前に、コロナ禍で学んだことを生かすことが必要なのではないでしょうか。
私たちは、"生産性の定義"を見直し、リモートワークがもたらした利点や課題を整理し、その中から学びを得る必要があります。

また、リモートワーク終了後も、適切な場合にはリモートワークを活用することで、より効率的で柔軟な働き方を実現することができます。
(具体的には、打ち合わせ1時間のために、往復3時間移動する出張は本当に必要でしょうか? リモートワークで培ったオンラインツールを多用して、もっと重要な話し合いに時間を割くべきではないでしょうか? 災害級の天気の予報が出ているにもかかわらず、出社する必要はあるのでしょうか?)
職責によって、全てが叶わないでも一律で語ることをやめ、自分たちの選択をいますべきときなのではないでしょうか。
それによって、"満員電車"を軽減し、地方の人材流出問題を緩和、改善していけることがあるのではないでしょうか。

私たちは、「リモートワーク終わり!」という言葉で、このコロナ禍に終結をもたらして、学んだこと全てを元に戻す(ゼロリセット)する必要はないのではないでしょうか。
数多ある社会問題をこの学びを生かしていまこそ改善していくときなのではないでしょうか。
それこそが、この経験を生かし、より良い社会を築くための取り組みになるのではないだろうか。

謝辞

みんなのフォトギャラリー

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画像を公開してくださったクリエイター(ia19200102)さん、ありがとうございます!

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