見出し画像

【価値は非効率な場所に存在する】

今日は『価値は非効率な場所に存在する』
についてお伝えしていきます。

風の時代に差し掛かり
「価値」の重要性が
より一層高まっています。

改めて「価値」とは
一体何だろうかという事を
見直しているところです。

「価値」とは
1.その事物がどのくらい役に立つかの度合い。値打ち。
  「読む価値のある本」「価値のある一勝」

2.経済学で、商品が持つ交換価値の本質とされるもの。→価値学説

3.哲学で、あらゆる個人・社会を通じて
  常に承認されるべき絶対性をもった性質。
  真・善・美など。
                       goo辞書より引用


ますます奥深い概念です。

昨今の社会で個人的に
違和感を抱いていた事があります。


それは

「お金」と「価値」が
常に結びついた状態で
捉えられている事です。

つまり
「お金」=「価値」
の概念が広がっています。

注1)あくまで個人的な主観なので
 絶対的なものではありません。

注2)厳密にはお金=不換紙幣の解釈です。

画像2


何でも興味関心を持ち
疑問視する癖があります。

ゆえに気が付いたら
「お金」の歴史を
探索していました


「お金」の歴史を振り返ると
「物々交換」から始まっています。

大昔の時代とは言え
必要な物の「物々交換」が
いつも出来るとは限りません。

そこで不便さを解消する為に
人々は欲しい物がいつでも
交換できる仕組みを作りました。


最初の仕組みである
「物品貨幣」
「お金」の始まりです。

当時は貝、布、家畜、石等を
お金にしていました。

お金の原点は
貝、布、家畜、石なのです。


その後
「金属貨幣」(金、銀、銅)
「紙幣」(紙)

に移り変わっていきました。

特に現代社会は
「お金」というより
「不換紙幣」に飛びついている
ような印象を感じます。

「お金」とは
現代の日本において、通貨あるいは貨幣のことを指す。
金(かね)の基本的な意味としては、
金属(金、銀、銅など)の総称や
金属製品の総称であるが、
「お金」で貨幣としての黄金も指すようになった。

なお、近世の上方では、貨幣として銀を用いたので、
「おかね」には「金」ではなく
「銀」の字をあてた(「お銀」、江戸時代の三貨制度流通状況)。
                     Wikipediaより引用
また
「貨幣」の意味は
取引の際に、商品の交換手段として使用され、
人々の間で通用するようになったもの。

貨幣は通貨とか、日常的には「お金」とも呼ばれている。
いずれもその意味はほぼ同じであるが、
貨幣は商品やサービスの円滑な交換や流通のための
物体・媒介物という意味が強い。

貨幣には3つの機能(価値尺度、交換・流通手段、価値貯蔵手段)がある。
これに対して通貨とは、流通する貨幣という意味があり、
貨幣の交換や流通の手段としての機能を
強調するときに使われることが多い。
              知るぽると金融広報中央委員会
             (事務局 日本銀行情報サービス局内)より引用
 


仮に「価値」を定義通りと
解釈するのであれば
「価値」=「お金」とする
発想は無意味となります。

「お金」「貨幣」の定義からも
「お金」「貨幣」自体に価値はなく
物々交換の手段や機能として
認識されています。


推測になりますが
「お金」=「価値」と見出す背景に
効率化の追求があると思われます。

「物々交換」の不便さを
解消したところから
時代の流れ共に
利便性が向上しています。


「交通手段」である
車、電車、船、飛行機等

「電化製品」である
テレビ、テレビ台、エアコン
洗濯機、掃除機、調理家電等

「通信機器」である
電話、パソコン、スマホ等

etc

列挙したら数え切れない程
豊かに満ち溢れています。


どうすれば便利になるか
非効率化を効率化した人が
富を築いています。

富を築く人は
不便な事をいかにして
便利で役立つようにするか
ひたすら考えています。


先人達は「不換紙幣」を
作った張本人です。

彼等は「不換紙幣」に
価値を置く事なく
世の中に貢献する事を
先に行っています。


悪い見方をすると
「不換紙幣」という餌をばら撒き
自分達は手段として活用しながら
自然と富を築いています。

価格というラベルを貼って
自分達が構築した価値を
「不換紙幣」と
交換しているだけです。


北斗の拳のサウザーの名言

「退かぬ!」

「媚びぬ!」

「省みぬ!」

のように

「不換紙幣」に対しても

「焦らぬ!」

「追わぬ!」

「囚われぬ!」

を徹底遵守しています。


邪まな執着が無いので
「不換紙幣」も
自由に手に入れられます。

もちろん目標としてはあるでしょうが
「価値構築」を最優先にしているので
目標以上に達成します。

要するに「不換紙幣」は
「価値」を構築して提供した
結果として最後に受け取る
証明書と認識しています。


偽物の「価値」である
短期的欲求を丸出しにすると
「お金」「不換紙幣」を
先に追いかけていきます。

本物の「価値」とは何か
常に自問自答する事です。


便利過ぎる状態にどっぷり浸かると
不便さを考えなくなってしまいます。

少々不便なくらいなほうが
良いアイデアを発想して
「価値」を構築しやすいです。

画像1


であれば

「お金」ではなく
「お金」以外の何かで
「価値交換」するほうが
もっと価値が高まると思います。

「金属貨幣」や「紙幣」は
あらゆるコストがかかります。

その点で
「暗号資産(仮想通貨)」は
近未来の「お金」として
普及していくかもしれません。


私的にはもっと目に見えない
「エネルギー」等で判断して
「価値交換」出来たら
良いなぁと思ったりします。

もし「お金」が無い社会で
生計を立てるとしたら
どうすればいいか
思案する事も面白いです。

水の時代も見据えると
感情、感性等のフィーリングも
大切になってきます。


手に触れて確認出来る物質的価値から
手に触れられない精神的価値へと
あらゆる物事が変容していく事を
楽しんでいきましょう。

今日も読んでくださって
ありがとうございます。


追伸
あなたが認識している
「価値」を
教えてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?