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【劣等感を上手く活かす】

今日は『劣等感を上手く活かす』
についてお伝えしていきます。

私は背が低いので
身長が高い友人を見ると
羨ましくなりつつも
がっかりしていました。

また殆ど勉強して来なかったので
学歴が無く、つい大卒の他者を
見ると悔しい気持ちになり
葛藤を抱えていました。

まさに「劣等感」の
オンパレードでした。

「劣等感」とは
自分が他人に劣っていると感じること。
劣後感ともいう。

強烈な不平等感を持つ人々を
記述するために使用される心理学用語であり
それによって多くの場合
極端な内気、自己隔離、社会的従順
などが発生する。

劣等感はしばしば
ある人がすべての他人よりも
何らかの形で不足している
または劣っているという信念から生じる。
「Inferiority complex(インフェリオリティ コンプレックス)」
                        Wikipediaより引用


どちらかと言えば
ネガティブ感情に浸り
3Dワード(でも、だって、どうせ)
使いがちになります。

例えば

「友人は背が高く高学歴で羨ましい限りだよ
 でも俺は背が低いし学歴も無いから駄目な男だ」


「あの有名人は何でも得しているなぁ
 だって大金持ちのボンボンだからなぁ」


「先輩はイケメンだから美人にモテるんだよ
 どうせ僕は3低だから敵わないよ」

etc

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嫉妬や敗北感を抱きながら
ぼそぼそと呟いていました。

情けない自分を隠そうと
そんな事はないですと
口笛吹きながら誤魔化して
回避していました。


劣等感には
2つのタイプがあります。

1.攻撃的タイプ

  他者や周囲を猛烈に攻撃します。
  
  自己防衛して正当化し
  責任転嫁していきます。

  典型的な事例として
  ネットでの卑劣な書き込みや
  SNSでの誹謗中傷があります。

  自分の中にだけ留めるならまだしも
  相手を追い詰めて事件になる
  可能性も十分にあります。


2.自虐的タイプ

  内側に秘めて自己嫌悪に陥ります。

  相手に対して主張するのではなく
  自己否定して自分自身を攻撃します。

  内心では怒りや嫉妬を感じていますが
  表には出さずに溜め込んでいきます。

  ストレスを抱えるようになって
  極度の鬱になる事もあります。

  外界との距離を取るようになり
  人間不信になっていきます。


双方とも負のエネルギーが強いです。


私は過去に自虐的に自分を否定して
マイナス発言をしていた時期が
ありました。

言葉の癖とは不思議なもので
習慣化して表れていきます。


マザーテレサの格言通り
負のループに陥っていました。

思考に気をつけなさい。それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい。それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい。それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい。それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい。それはいつか運命になるから。


仕事中に冗談のつもりで
自虐的に発言した事があり
上司に注意されました。

自分を貶める事で
相手は不快に感じます。


日本は謙譲の美徳で
謙遜する風習があります。

謙遜を使い過ぎる事で
自己否定になっている場合も
あり得るので要注意です。

褒められたら素直に感謝して
更に向上すると表現していく
ほうが好ましいです。


劣等感が強くなり過ぎると
頻繁に「嘘」をつくように
なっていきます。


「嘘」とは自分の立場を死守する事です。

自分にスポットライトを当てるので
自分の事しか考えていません。

「自分さえ得すれば良い」

「自分だけ儲かれば良い」

「自分の取り分だけは多くしよう」

etc

傍若無人になります。


すると周囲や社会が敵だと
勘違いして暴走を始めます。

「自分が出来ないのは○○さんのせいだ」

「自分が恩恵を受けられないのは景気が悪いからだ」

「自分が良い環境に恵まれないのは政治家の責任だ」

etc

敵と認識した瞬間に
より一層感情が爆発します。


要因としては

「幼少期に両親から言われた否定的な言葉」

「教師の言う事だけに従う優等生教育」

「劣悪非道な環境下で受けたミラーニューロン」

etc

これらが引き金になり
フラッシュバックで投影して
引き起こしている可能性が
考えられます。


嘘をつく事によって
自分が辛くしんどいだけでなく
周りとの信頼関係を損ねます。

日頃から
思考・感情・発言・行動を
一致させるようにしておかないと
矛盾に苦しんでいきます。


ここまでの流れだと
「劣等感」を悪い存在だと
捉えてしまうでしょう。

「劣等感」は誰にでも存在します。

全て完璧な人は居ません。
何かしら欠落したところがあります。

皆それぞれ違っています。
だから個性があって良いのです。


悪いと認識するのは
全て他者や周囲と
比較しているからです。

アルフレッド・アドラーによる
「課題の分離」はまさに
「劣等感」の解決法です。


他者や周囲を気にするのではなく
もう1人の自分と
解釈していく事です。

他人ではなく
自分の分身だと思えば
自分事になります。

ある意味で「シャドウ」
と言えるかもしれません。


人は現実を受け入れたくない生き物です。

なぜなら
理想を追い求め完璧に
しようとするからです。

しかし、理想には限界があります。

全て思い通りにしようと
コントロールする事で
壁を作っています。


世の中は完璧にはなりません。
固執しすぎない事です。

現実を受け入れて
執着を手放すと
苦しみが無くなります。


ゆえに認める事で
変わる事が出来ます。

何かを変える時は
必ず認めて受け入れる事です。


無理やりポジティブに
解釈する必要はありません。

ありのままニュートラルに
「劣等感」を直視して
素直に受け入れるだけです。

私の場合
背が低い、低学歴は
もう1人の性質として
そのまま受け入れます。


ハングリー精神の視点で

劣っているという気持ちをバネに
劣っていると感じる点を克服する。

得意な点を伸ばすために
一所懸命に努力していく。

と捉える事も出来ます。

あくまで自分の内側だけに
向けて実践する事です。

他人や周囲を思い浮かべた瞬間に
攻撃的か自虐的に陥るので避けます。


但し人によっては
他人や社会と比較競争する事で
闘争心が芽生えモチベーションが
高まる場合もあります。

状況に応じて使い分ければ
良いと思います。


「劣等感」の活かし方として

感情のバネとして認識し
課題を克服していくあるいは
自分を高めるツールと捉える。

もう1人の分身として分離し
メタ認知する客観的思考で
内観するように捉える。


自分に合ったやり方で
「劣等感」を活用しましょう。

今日も読んでくださって
ありがとうございます。


追伸
あなたの「劣等感」を
教えてください。

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