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【視野を広げる 思考のケア】

今回は『思考のケア』について
お伝えしていきます。

個人的に思考とは
知識、考え方、テクニック、
ノウハウ、マインド等を含めた
目に見えない触れられない
領域のことだと解釈しています。

いわゆる論理力人間脳
関与しているところです。

人間は他の生物と違って言語が使えます。
言語は非言語(ボディランゲージ等)を含め
たくさん存在します。

言語が使えるゆえに知性をフル回転させて
悪知恵が働くこともあります。

私は東洋医学専門の治療家として20年間
剣道歴30年以上してきた経験から
思考に偏りやすい泥沼に
何度かハマったことがあります。

それは
➀治療家としての傲慢さ
②剣道家としての邪さ
です。

➀治療家としての傲慢さは
 治療のテクニックやノウハウを追求しすぎて
 肝心の目の前の患者様の対応を疎かに
 なっていたことがありました。
 

 治療家として自分はこんなに
   すごい技術を持っている!
 これさえあれば何でも治せると!
 天狗になり自惚れていました。

  治療家によくありがちな
  技術・テクニック重視のやり方です。

 今思えば恥ずかしいどころか
 患者様に相当失礼でした。

 向上心があることは良いことなのですが
 驕り・慢心が出てくると危ういです。

②剣道家としての邪さ
 技術がある程度上達してくると
 試合で結果を出したいために
 あらゆる技を修得しようとして
 基本を疎かにしていたことです。

 小手先の技なのでその場限りで
 瞬間風速的に勝てたとしても
 本当に強い相手には勝てないです。

 最終的に自分のスタイルが崩れ
 余計に勝てなくなっていました。

まさに一歩間違えると理屈家や評論家になり
口先だけのワンマン・独りよがり状態に
陥ってしまいます。

正しいこと・良い事ことをしていると
本人は思い込んで錯覚しています。

これは前提として肉体・感情が安定せずに
知性だけを働かせて暴走しています。

ずる賢く詐欺師のような状態です。

では思考のケアをしていくには
どうすればいいか?コツは2つあります。

Ⅰ現状の自分の世界観をアップデートする。
共同体感覚でつながりを意識する。

Ⅰ現状の自分の世界観をアップデートする
 凝り固まった考え方を一旦横に置いて
 いろいろな世界観を観察してみる。

 信念を持ち続けることは大切ですが
 視野が狭くなると柔軟性がなくなり
 徐々に孤立していきます。

 知らない世界は新しい刺激を
 もたらせてくれます。

Ⅱ共同体感覚でつながりを意識する
 自立して独りでやり抜く覚悟は
 必要ですが限界があります。

 アドラー心理学で言う
 共同体感覚、愛のタスクです。

 私から私たちの視点になると
 何倍もの力で支えてくれるので
 大きな結果も出やすいです。


肉体・感情・思考の関係は
3つの脳(爬虫類脳・哺乳類脳・人間脳)
心・技・体
守・破・離
これらの関係と共通しています。

どれか一つだけ突出しても
偏りがあり整合性が取れません。

バランスよく3つが上手く連携して
調和していくように努めることが重要です。

ポイントは
肉体⇒感情⇒思考の順に
ケアしていくことです。

その理由は

1.肉体を安定させることは
  健康的な習慣が身に付くので
  集中力と規律が確立して
  行動力が出てきます。

2.感情を安定させることは
  他者との関係性が深く築け
  コミュニケーション力が上達し
  信用性が増していきます。

3.思考を安定させることは
  考え方や視野を広げるようになり
  つながりを持って無条件に
  信頼を得ることができます。


思考は1人で頑張りすぎると
どこかで壁に当たりつまずきます。

それに気づいて軌道修正できれば
ひと皮ふた皮剥けて進化するでしょう。

『賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ』

何かに立ちはだかるときは
先人たちの知恵を拝借し
自分を客観視することが
飛躍への一歩になります。


蒸し暑い日が続きますが
皆様も体調の変化には気をつけて
お体大切にご自愛下さい。

今日も読んでくださってありがとうございます

 



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