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【読書する意義】

そして今日は『読書する意義』
についてお伝えしていきます。

10月27日から11月9日まで
約2週間が「読書週間」に該当し
本日がその初日になります。

「読書の秋」もありますが
「食欲の秋」「芸術の秋」
「スポーツの秋」等がすぐに
思い浮かぶかもしれませんね。


私は学生時代恥ずかしながら
漫画ばかり読んでいました。

絵で繋げていくことは好きでしたが
活字を丁寧に読み込むことが苦手で
読書を避けていました。

教科の中でも国語が不得意で
試験の出来もかなり酷かったです。

日本語で書かれている文体を
じっくり読めば良いだけですが
当時の私はアレルギー状態に
近かったです。


ところが読書嫌いの私が一変して
読書にのめり込むようになった
出来事があります。

それは高校3年生の時です。

受験勉強を何とか回避しようと
あの手この手で逃げていました。

ある日漫画を購入しようと
書店に立ち寄った時です。

いつも通り漫画をカゴに入れて
レジに向かおうとした瞬間
1冊の本が目に飛び込んできました。

それは

立花隆
東大人間講義 人間の現在➀
脳を鍛える


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まさか学術書に反応するとは
思いもよらなかったです。

試験のために知識を暗記して
パターン的に回答する
受験勉強は嫌いでした。

とは言え物事を深く考察することは
興味があり楽しんでいました。

恐らく「脳を鍛える」というワードに
反射的に飛びついたのでしょう。

受験勉強はしたくないが
知能は鍛えて向上したい。

心の奥底で何かが
弾けたような感じでした。


気付いたら漫画と一緒に
会計して購入していました。

家に帰宅後、漫画そっちのけで
「脳を鍛える」を貪るように
読んでいました。

全12回の講義形式で書かれていて
どの内容にも「おおっ、凄い!」と
叫んでいました。

一応理系の学生だったので
理科系の内容は自然と
惹かれていました。

脳科学、大学の意味、物理学
生命科学、複雑系等
全てリベラルアーツに繋がります。

ここからまさかの読書好きに変わり
あらゆる分野を読破するように
変貌を遂げたのです。


今思い返すと
脳を鍛えるにハマっていたのは
勉強を学びと認識して
意識的に本を読んでいたのです。

読書が苦手だった理由として
活字だけを追いかけて
途中で挫折していました。

活字だけなので想像することもなく
五感に落とし込めていないです。

確かにこれでは
読書が嫌いになります。

漫画がスラスラ読めるのは
活字が少ないこと以外に
情景がありありと思い浮かび
ストーリー形式で描かれているからです。

学術書や専門書も漫画と同じように
五感を使いストーリー構成として
読んでいけば活字に対しての
抵抗感は軽減できます。


ここで役立つのが


「4つの学習タイプ」です。

➀「なぜ」タイプ Why
 目的が分かれば行動する。

 理由を明確にすることで
 行動する意味付けが理解できる。

②「何」タイプ What
 学ぶ内容が分かれば行動する。

 学校教育や資格試験のように
 カリキュラム通りに何をするかが
 明確になると理解できる。


③「どうやって」How
 やり方、手順が分かれば行動する。

 起業する場合ステップバイステップで
 順序立てて仕組みを明確にすることで
 理解できる。


④「今すぐ」Now
 目的、項目、手順等は一切不要で
 今すぐに行動できることが分かると
 有無を言わずに実行する。

 長ったらしい説明は不要で
 即時実践できる趣旨を
 明確にすることで理解できる。


4つの学習タイプを踏まえて
読書する意義を考えると
一目瞭然です。

普段自分がどのタイプで
行動しているかを知ることで
読書にも当てはめることができます。

読書する目的は何か
なぜこの本を読みたいのか

読書によって何を得たいのか
自分が習得したいことは何か

読書からどうやって日常に活かすか
どの手順で日常に活かせば良いか

読書して何を今すぐに実行するのか
即実行できる内容はどれか

上記4つを具体的にしていけば
読書が楽しくなることは
間違いないです。


今でこそ全て精読しなくても
重要な2割だけに絞って要領よく
読書できるようになりました。

それまでは片っ端から
ああだこうだと呟きながら
全部読み込んでいました。

最初から4つの学習タイプを知って
器用に読書していたら学ぶ精度は
上っていたかもしれません。

しかし、私はあえて遠回りですが
地道に精読して時間をかけながらも
コツコツと取り組んできました。

何せ活字を避けていた愚か者ゆえに
手軽で手っ取り早い方法を選ぶことは
余計に泥沼に陥ってしまいます。

長期的な視点で
本質を大切にする信念は
ここから来ていると思います。

地味で泥臭いことかもしれませんが
粘り強く、継続していく上では
近道にもなります。

読書の意義は人生の意義とも
通じるところがありそうです。

今日も読んでくださって
ありがとうございます。

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