詩|見えない契りを交わした僕ら
何度も話をして
何回も一緒に笑った
いつも共に過ごして
時には同じように泣いた
笑い方も
泣き方も
タイミングも
考えていることも
お互いをどう思っているかも
似てきた僕ら
僕らのあいだに
見える契りはないけれど
見えない契りを交わした僕ら
同じ時を重ねる過程で
いつのまにか生まれたもの
見えないけれど確かにあるもの
僕らの間に
いつでも、どんなところにいても
何かがあると信じられる
見えない契りを交わした僕ら
信じられることこそが
見えるかどうかより重要だと
考えている
きっと君も
もう、吹き飛んだ
悲しみなんて
愛おしさを残して
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