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無我夢中     詩

私は車の中艶かしく肩に
すがる。
ひざに手を置かれスカートの上から
撫でられた。
私は口づけを心待ちにした。
あの頃私は女だった。
助手席を倒し、体を重ねた。
もう夢中で二人の衝動は止められなかった。私は秋でも春らんまんであった。二人の世界は一つだった。
甘い甘い香りが放つ車の中。
ボロ車の事など気にも止めず。
幸せな一時を過ごした。
会話はケンカの元で愛を確かめあう
最中仲は良かった。

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