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陽だまり~相手を思う心…心の貯金⁉︎

思いやりを持つとか相手を思いなさいとは、子どもの頃から聞かされてきた言葉。そして、自分が、子どもたちにも同じように語ってきたことでもある。

最近になって、ふと、本当に「相手を思うようにしてきたのかなあ」とそんなことが頭に浮かんだ。

心から相手を思ってしたことは、相手の心に届き、時にいつまでも忘れられない出来事になる。そして、生涯を通じた忘れ得ぬ“繋がり”になることもある。

こうした繋がりをどれだけ持てているかは、金銭的に裕福かどうかとはまた異なるベクトルで人生の“豊かさ”を示してくれるように思う。もしかすると「心の貯金⁉︎のようなものかもしれない。

そうした人を思いやる『利他の心』を持てる気持ちの余裕、あるいは精神性を持ちたいものだと心から思えるような気がしてきた。字面で語られ、掲げられるものとしてではなく、“生きる道標“となる意味深い言葉として心にとどめてきたいと…

「ほかの人のために時間を使えたとき、時間はいちばん生きてくるからです。」と日野原重明先生が、「十歳のきみへ」で書いていることを同僚が教えてくれた。90歳という年月を人生と向き合ってきた方が、語ることだからこそ、それこそが“人生の真実”なのではないかと信じていると。

きっと、こうした「人を心から思うこと」は決して無理をしてできるものではないし、ちょっとした無理を重ねるだけで、心のバランスを欠いてしまうことにだってつながり兼ねない。

心から相手を思う大切さを知りながらも、それをしなやかに成せることははなはだ難しい。だからこそ、自然にそうした気持ちになれるマインドでいられる心を養っていきたいと思った。それが、豊かな生き方、人生を培う大切なものだと感じたからだ。

「でも、どうやって?」とそんな疑問も湧くが、いい年をして私も未だ暗中模索中。

『与えることで喜びは生まれる』ものなんだろう!




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