天邪鬼の眼

Festina Lente ❣ゆっくり急げ️‼️ 時は流れ、世の中は、留まることもなく移ろ…

天邪鬼の眼

Festina Lente ❣ゆっくり急げ️‼️ 時は流れ、世の中は、留まることもなく移ろう。そんな時の中で感じたことを徒然に… 😉… 学校関係者、やや停滞感のある働き方改革を周囲から支援。一般社団法人ライフ&ワーク(代表理事:妹尾昌俊)理事、学校支援アドバイザー。

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初めの一歩!

「著書を出すのは、読者との対話を望むからだ。」 という文を読んだことがあります。 これまで若い頃から教育の現場にいて、たくさんの子どもたち、先生方、保護者の方々と出会いました。学校の中にあって、様々なことを感じて、便りに認めたりしてきました。 世に書を著している先生方や日々の実践を積んでいる素晴らしい先生方のような立派なことができてきたわけでもありませんし、子どもたちにも大きな顔をして物を言うほどのことができていたわけでは決してありません。中には、その頃を思い出してお詫び

    • 「"教員"から"教師"、"教育者"へ」

      春の訪れとともに、新たな先生たちが子供たちの前に立つ。 新たな先生方が必ず受験する採用試験の名称は、「教“員”採用試験」 「“教師”採用試験」ではなく教員採用です。教育の現場において、「教員」という言葉は、何気なく一般的に使われています。教員と教師、一体この違いは、何でしょうか?教員と教師、そして教育者としての違いを知ることは、その職に就いて仕事をしていく上で大事なことではないかと思います。 私は、現職時代、先生方に「教員であることにとどまらず、教師、教育者として子どもた

      • 働き方改革・業務改善 アイデア&チェックリスト

        今年の夏に「教師を取り巻く環境整備について緊急的に取り組むべき施策(提言)」(令和5年8月28日中央教育審議会初等中等教育分科会質の高い教師の確保特別部会)を踏まえた取組の徹底等について(通知)が発出されました。 この提言が発出される以前にも、文部科学省は、働き方改革に向けていくつか資料を示しています。その中で、目に留まるのは、「働き方改革事例集」です。 なかなかボリュームのある事例集で、全国の先進的な取り組みをまとめていて参考になりそうなものでもあります。この事例集、少

        • 教育採用試験準備を生かす!

          定年を待たずに、家庭の事情で学校から身を引いたのが昨年3月末。 長年、教育の世界に身を置いてきたし、現場はもちろんのこと、市や県の教育行政で経験したことも財産かと思って、身を引いてからも小学校へ手伝いに行ったり、働き方改革に関わることをお手伝いをしたり、アフタースクール的なことも応援したいと思い動いてみたりしていた。 最近は、行政経験や管理職時代の経験を生かして、教員採用試験を受験する学生の支援にも関わっている。 とにかく、極まる学校を周囲から応援・支援して少しでも良い環境

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        初めの一歩!

          小さなことの積み重ね

          私は、散らかし屋で、物も多くてさらに捨てることも苦手… 勢い限られた居住スペースも整理された状態とは言いがたい。 整理をしよう、掃除をしようとしてもままならないまま日々を送ってしまい 結局、片付かない空間で生活を送っているような有り様。 そんな暮らし、日常をなんとかしなくてはとこもい悩む時に ふと、小さなことをもっと大切にすべきじゃないのかと思うことがある。 ・履いた靴は揃えて脱いで、収納すべきものはしまう。 ・使ったものを元に戻す。 ・ゴミや綿埃が床にあったらサッと拾

          小さなことの積み重ね

          知識は、実践、実行を通じて生きてくる!

          つい目がいって仏門をくぐったお坊さんの書いた本を手にすることがある。数日前に立ち寄った本屋で、やはり目が留まって、読み始めた本につぎのようなくだりがあった。 お坊さんの示唆に富む話このことは、窮する学校現場の働き方改革を考えた時に立ち返ってみる示唆に富んだ話ではないかと感じます。教育関係者のとって、働き方改革や業務改善について有益な講演や話を聞く機会は、それなりにあるでしょう。 さて、ここで立ち止まって考えて、そうした有益な話を実際の職場で実行しているか、生かしているかを

          知識は、実践、実行を通じて生きてくる!

          停滞する”働き方改革” 乾いた雑巾をさらに絞るには…⁈

          現場の本音 校長の嘆き校長会で、働き方改革に関わる役割を担っている校長先生と話をする機会があった。 「校長先生、最近の働き方改革はどうですか?」 「もう、すでに現場でやれることはやり尽していて、人員増員、超過労働時間、教育課程の見直し、業務削減…など働き方改革、業務改善について文科省、教育委員会が道筋を示してくれなければ、働き方改革は進まないと思います。」 こんな内容のやり取りだった。このように感じている校長、そして教頭をはじめとした教職員は相当多数いると思う。私もまさに

          停滞する”働き方改革” 乾いた雑巾をさらに絞るには…⁈

          Enjoy your life! から ”非人間的な世界”へ…

          長い教員生活の中で、10数年前に在外教育施設へ派遣されたことがある。 在外教育施設から教育委員会へ3年間の出向を終えて帰国した際の異動先は、学校現場ではなく教育委員会の人事担当課でした。なかなか在外教育施設からダイレクトに人事担当課というのは例がなく、実態を知る者からは「気の毒に…」という声があったことを後になって知った。 海外から引っ越したばかりで住む家もなく、家内の実家に間借りしながら、新しい職場での仕事が始まりました。当然のように4月1日からが新しい職場での仕事始め

          Enjoy your life! から ”非人間的な世界”へ…

          人の賢さについて 技術の進歩と人間の進歩

          今回は、人の賢さ~技術と人間の進歩~ということについて考えてみたいと思います。 残念ながら、訪ねたことはないのですが、名古屋市にあるトヨタ産業技術記念館では、豊田自動織機製作所時代からの産業遺産を保存しながら、近代日本の発展を支えた基幹産業の一つである繊維機械と、現代を開拓し続ける自動車の技術の変遷を学べるそうです。 技術の進歩は恐ろしいほど早く、あっという間に様変わりしていったものがたくさんあります。 電話もその最たるもので、私が幼少時代に家にあった黒電話と言われるダ

          人の賢さについて 技術の進歩と人間の進歩

          P.F.ドラッカーと学校組織、そして、働き方改革

          「現代経営学の父」「マネジメントの神様」と称されるピーター・F・ドラッカー。 経営の本質を体系化し、世界中に大きな影響を与えたとされる『Management』という著書が出版されたのが1973年、翌年の1974年に邦訳され、今なお日本でも読み継がれています。 2005年にドラッカーが亡くなってから、20年近くの月日が経っています。 いまでも、ネットで「ドラッカー/マネジメント」と検索すると夥しいHPが出てきます。ちょうど、自分が教育現場で過ごしてきた時代と重なっていることや

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          知られてこなかった働き方の実像~先生を救え‼~

          学校勤めをして、それこそ何十年もして、 学生時代の仲間と飲んでいるときに、 「教員は残業もつかないからなぁ~」とつぶやくと 「えっ!残業代ないの?良く休みの日も出勤して仕事もしてのに残業つかないの!」 そんな会話を何度となくしてきたことがありました。 どの仕事のことも経験したことがないとその仕事の実際は、分かりません。 しかし、社会で一般的に考えられている働き方と教員の働き方は、 かなりズレています。教員の働き方改革を考える時に、まずは、知られていない学校の先生方の働き方の

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          学校の教育と”人々の幸せ”

          学校をよくするために 子供たちをよくするために 全国津々浦々の学校で心血を注いでいる数多の先生方がいます。 私の身の回りにもそうした先生方がたくさんいました。今なお、そうした先生方が子供たちのためを思って、熱い思いを交わしているはずです。 私は、日本がバブルの狂乱に踊ることを横目で見ながら教師の道を歩みだし、長い年月を教育の場に身を置いてきました。 その年月で目にしてきたことは、教育者が、素晴らしい実践を重ね、そのことに学んだ多くの先生方が、それぞれの現場で実践を積んで

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          天邪鬼の眼☕️通信 ~学校健康経営(運営)の必要性~

          健康経営を学校現場に!健康経営とは? 「健康経営」という手法が注目を浴びています。 健康経営とは、経産省の資料等によると従業員の健康の維持・向上を経営的視点から考える経営の手法。 その目的は、働く従業員の健康維持に焦点を当てて、働く人の健康を守ることで、結果的に企業の業績や価値を向上させようとするものです。 経産省や厚労省が推進しているものです。そうした目線を学校現場にも取り入れていくが必要なのではないかと思うのです。 学校の働き方改革と健康経営 学校現場でも、平成

          天邪鬼の眼☕️通信 ~学校健康経営(運営)の必要性~

          天邪鬼の眼☕️通信 ~先生と「人×本×旅の必要性」~

          人生や仕事を愉しみながら、時を過ごしていくことができたら幸せだろうなぁと漠然と思う気持ちは、長い人生を送るなかでいつも自分の中に漂っていました。 学生を卒業してから、長いこと教育の世界に身を置いてきました。 子供がスキ!とか学校がスキ!という感覚よりも、先生という仕事が、自分に嘘をつかないで生きていくことができるんじゃないかと単純に思ったことや欧米のバカンスを楽しむライフスタイルに憧れていた私は、教員の生活がそれに一番近いんじゃないかという思いがあったことも間違いありません

          天邪鬼の眼☕️通信 ~先生と「人×本×旅の必要性」~

          ⭐️欠員問題『異次元の学校教育危機!』②~

          学校で働く人員が確保できず、本来であれば、児童生徒数に応じて国が法律で定めた適正?!とされる教職員が確保できないという未だかつて学校教育現場が経験したことのない『異次元の学校教育危機』が起きています。 欠員問題として、メディアでも報じられているところです。 ざっくり2000人規模の欠員が生じていると報じられていますが、これは、学校の危機を指し示す氷山の一角であることが恐ろしいところです。 ◇学校をお休みする理由 学校をお休みする事由は、 でも触れたように、出産にまつ

          ⭐️欠員問題『異次元の学校教育危機!』②~

          ⭐️欠員問題『異次元の学校教育危機!』①~

          今回の話題は、学校関係者にとっては身近な話です。できれば、お子さんを学校に通わせる多くの保護者の皆さんに学校を巡る『異次元の危機!』について理解を深めてもらえたらと思って書いてみました。 ◇学校現場を襲う“欠員”問題 昨年度、学校の欠員問題がニュースで報じられ、全国で2021年度、2022年度も2000名を超える「欠員」が発生しています。 欠員というのは、そもそも学校を運営する人員として定められた定数を満たすことができない状態を指します。 単純化して例えると、A小学校

          ⭐️欠員問題『異次元の学校教育危機!』①~