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#26:新婚生活の壁と乗り越え方

こんにちは。今回は、私の結婚生活のエピソードを通じて、夫婦の悩みや生活習慣の違いについて書いてみようと思います。たまたま目にした記事で考えさせられる内容がありました。20代のカップルが「あなたはパートナーとの関係で何に悩んでいますか?」という質問に対して、「実家との付き合い」や「生活習慣」が多く挙げられていたのです。これは、昔の私が感じていたことと変わらないなと思いました。結婚は新しい生活の始まりであると同時に、お互いの家族や習慣に適応することも必要です。私たち夫婦も家族背景の違いから多くの悩みに直面しましたが、それを乗り越えることで、より深い絆と理解を築くことができました。この記事を通じて、同じような悩みを抱える皆さんに何か役立つ情報を提供できればと思います。


実家と嫁ぎ先の生活習慣の違いは、誰もが感じることだと思います。結婚生活を始めると、実家での慣れ親しんだ生活習慣と、パートナーの家庭での生活習慣との違いに直面します。この違いが悩みの種になることも多いですが、それをどう克服するかが重要です。

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私は24歳の誕生日の少し前に結婚しました。私の家は、私が生まれる前から宗教をしていたため、結婚式のプランを立てるのがとても大変でした。母の理想は仏前式だったので、一般的な教会式や神前式は母の強い意向で受け入れられませんでした。ですが、私や夫の友人たちのことを考慮し、人前式という形で折り合いをつけ、母に納得してもらい、何とか式を挙げることができました。この経験を通して、結婚は家と家とのつながりで、とても大変だと感じました。

結婚後、長年慣れた実家の生活から、夫の家での新婚生活がスタートしました。夫の家は大家族で、私が新たに加わる形となったのが正しいかもしれません。そのため、早く慣れようと必死でした。夫の家の宗教はごく一般的で、弔事以外にはあまり関与がありませんでした。嫁いだものの、慶事に関しては子どものお宮参りなどで実母の気持ちを抑えるのが大変でした。このような状況は稀でしたが、私の代で大変でも子供の代には引き継ぐことはないと考え、ひとまず波風が立たないように努めました。

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私が結婚して生活を共にし始めたとき、最初に感じたのは味の違いでした。私は新しく加わったので、その味に慣れなければなりませんでした。私の実家の味は甘いよりも塩味を好んでいたので、当時は甘いものが苦手で苦労しました。しかし、義母は味に関しては寛容で、「何が何でも!」という考えはなかったので、無理せずに慣れることができました。正確には慣れたというよりも、使い分けたという感じかもしれませんが。結果的に、子供たちはお互いの味をミックスした好みになったようです。

生活習慣の違いは、一番の悩みどころで、どう折り合いをつけるかが大事です。味だけでなく、細々したことが喧嘩の種になることもありますが、お互いの歩み寄りによって関係が良くなったり、考え方ひとつで変わっていきます。喧嘩よりも仲良く過ごせるほうがベストですが、大切なのは、きっかけとなったその課題をどう扱って前に進み、パートナーとの関係を心地よいものにするかです。心地よい唯一無二の関係を築くことができれば、それを引き継ぐときに良さを分かち合えると感じます。私は喧嘩も時には必要で、新たなものを生む化学反応を起こして、融合して調和をもたらすものだと思っています。例えば、夫とのコミュニケーションや子供たち、あるいは身内とのコミュニケーションの悩みについて、それらを具材に見立てて、どう調理し、バランスよく盛り付けるかを工夫するイメージです。日々の生活の中で、この調整を心がけています。

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結婚生活には家族の背景や生活習慣の違いからくる悩みがつきものですが、それを乗り越えることで絆は深まります。私たち夫婦も多くの試行錯誤を経て、現在の関係性に至りました。これからもお互いを大切にしながら、良い未来を描いていけるように時間を重ねていきたいと思います。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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