名前の無いものを名付ける #01 〜未定の夕景〜
《あ、きれいだなぁ》と思って撮ったはいいけど…それっきり ”別れてしまうスマホ写真”がある。誰に見せるわけでもなく、自分で見返しもしない。
撮ったら満足しちゃうと言うか…
テンション上がって撮っただけと言うか…
ノリでナンパしちゃったのに近い。ちょっといいなぁと思って声を掛けたはいいが、存外そうでもなかったという失礼なアレ。
特に、夕焼けってその最たるものじゃないだろうか。
心の底から染みる夕景や、誰もが驚く奇跡の夕景は、人生にそう何回も訪れない。
プロがそれなりの準備をしたうえで絶好のタイミングを狙い、幾度も空振りをし、そうしてようやく撮れるはずのものだ。
《スマホでもそれなりに取れちゃうじゃん》とか、
《そもそも そんな凄い写真撮ろうと思ってないしぃ》というくらいのカジュアルな気持ちで撮れるのは、やはり、「そういう写真」なのだ。
だから、「いや、もちろん 君とはちゃんと付き合うつもりだよ…」という男のセリフほど、信じちゃいけないものはない。その予定が果たされることは多分ない。そういう男の予定は”未定”なのだ。
〜未定の夕景〜
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撮ったら満足、それ以上でも以下でもない夕景写真の名前、「未定の夕景」でどうでしょうか。急にシラフになって申し訳ないですが、思い立って雑文を綴りました。
名前の無いものって一杯ありますよね。何か、人の営みの隙間にあるような名もなきものにスポットを当てたらおもしろいと考えた次第です。
今後、何本かやっていこうと思います。
ちなみに…
↓は、実際、先日 感傷的になって撮った<横浜の夕景>です。
ちょっと、残念でしょう?
空の、青からオレンジへのグラデーションが綺麗で、空も高い。その時は、秋らしい美しい景色だなぁと思って撮りました…。が、印象と、実際撮れたものに差があり過ぎ。こうして見ると、なんだか色が少し抜け落ちて締まりがない。現場でもあれこれトライしましたが、スマホではこれ以上無理。
で、ちょっと心象風景に近い感じに加工しました。
それからタイトルを付けて、コントラストももう少しだけ上げて…
はい。
とりあえず、こうしてOUTPUTできたし、きっとこの景色をしばらく覚えているので良しとします。
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きょうも最後まで読んでくださりありがとうございます。
「未定の夕景(加工版)」はみんなのフォトギャラリーにUPしますね。
ではまた、noteでお会いしましょう。
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他の作品も増えてきたので、ご案内しますね。
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