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本屋大賞2021~2023

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本屋大賞2021~2023の30冊分を2024年中に読む。
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#日記

星を掬う

2022年、第10位。

すみません、涙が止まらないんですけど。大号泣しすぎて息ができません。

やばい、怒涛のラストスパートが苦しすぎて辛い、もちろんいい意味で。
町田そのこ先生は天才なのか?いやもう天才という言葉では言い表せないな。

「母という呪縛 娘という牢獄」っていうノンフィクションが頭をよぎりながら、それはそれはとても美しい話だった。
「私の人生は、最後まで私が支配するの」という言葉に

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お探し物は図書室まで

2021年、第2位

結構子供向けなのかな〜と思いつつ読んでった。
でも、本屋大賞のすごいところって「誰かに薦めたい」って確かに思うんだよね。

私は普段から、すれ違う人とか旅行先のバスの窓から人の営みを見つめて、きっと一生話すこともなく、この先また会うことのない人たちに思いを馳せるというか、なんかどう言う生き方をしてきたのかなとか、運命じゃないけどそう言うことを考えてしまうタイプでさ。
そういう

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光のとこにいてね

2023年、3位

やばい言葉が出ない。
最初は退屈で、パラパラ飛ばそうと思いつつ真面目なせいで読んでた。でも、どんどん読むのをやめられなくなって、半分まで読んだ頃、ここからあと半分しかないの?と悔しくて、読み終わる頃にはなんか言葉にできないくらい胸がいっぱいになった。

私にも似たような人がいる。切っても切れないのかな、切ったことはないから分からないけれど、この子がいないとダメなんだ、この子じゃ

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犬がいた季節

2021年本屋大賞第3位、伊吹有喜著「犬がいた季節」読了。

過去3年分の本屋大賞を読むと決めてから、30冊のうち何から読んでいこうかな〜と考えあぐねていた時「よし、タイトルで選ぼう」と思い、最初に手に取った本。

自分で決めたとはいえ、半ば義務で読む本。あまり期待もしていなかったが、すごく、すごくそれはそれは想像以上に良かった。さすが本屋さんの店員さん、誰かに勧めたくなる本だ。

昭和、平成、令

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