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  • 本屋大賞2021~2023

    本屋大賞2021~2023の30冊分を2024年中に読む。

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最近の記事

ナミビアの砂漠

むかつくむかつくムカつく。こんな女大嫌いだ。こんな女いてたまるか。ブラジャーの紐は見えてるし、外で日焼け止めを塗るし、浮気はするし、すぐ癇癪するし、隣人に構わず喧嘩するし、タクシーの窓からゲロは吐くし、優しい彼氏から浮気男に乗りけるような女。嫌い、大嫌いだ。私とは正反対。 でも、知ってる。この“嫌い”は死ぬほど羨ましいの言い換えでもある。 自由奔放で、やりたいように生きる。悶々と社会に自分に苛立ちながら、仕事をして、なんだかんだ生きてる。ちゃんとしたところでは手土産を考え、

    • "soft soul, prickly eyes"

      2024/09/13 羊文学 "soft soul, prickly eyes" 札幌公演 羊文学のライブは3度目。 今回ははるばる沖縄から北海道へ行ってみた。北海道にはずっと行ってみたかったから旅行も兼ねて。そして今回は初めて人と一緒に。 んー良い。やはりライブというのは非常に心に良い。心臓を突き抜けるほどのドラムの音もまぶしくて脳も一緒にチカチカするような照明も、全部心に良い。 今回はかなり前の方で、本当にラッキーだった。目配せから手捌きも汗も全部見えた。 フクダ

      • クリープハイプのトリビュートアルバムが良すぎる件について

        くそ、良いものを語ろうとするとオタク口調になってしまうな。 クリープハイプのトリビュートアルバム「もしも生まれ変わったならそっとこんな声になって」が大変良いのでベラベラ語る。 元々クリープハイプはそこまで知らない。有名な曲は知ってるけど、特にそれと言って好きでも嫌いでもなかった。でも、少し前に「キケンナアソビ」やら「手と手」やら「ただ」やらを偶然YouTubeの波にゆらゆら揺られているところを捕まえて聞いてみたらすごく良い。そしてまた波に揺られて「むむ、アルバムが発売され

        • ラストマイル

          これを見るためにこの1週間頑張ったと言っても過言ではない。 いろんなことを思うと思う。「うわあ〜✨MIU404だあ✨」「うわ〜アンナチュラルだあ✨」などなど。もちろん私もそういうつもりで見に行った。ミコトに会いたかったし、志摩にも伊吹にも会いたかった。正確には生き続けていた彼らに久しぶりに会いたかったという方が正しいな。 でも、見終わって1番に思ったことは「働くってすげえ」だ。満島ひかりも岡田将生も大好きな俳優さんだ。スタイルといい顔の造形といいうっとりしてしまう。こんな素

        ナミビアの砂漠

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        記事

          クリープハイプのトリビュートアルバムが本当に良い、全員聞け。最近は音楽に生かされている🎧

          クリープハイプのトリビュートアルバムが本当に良い、全員聞け。最近は音楽に生かされている🎧

          朝起きて、飲みに行ってた彼氏から届いてたら嬉しいLINEランキング堂々第1位🥇

          朝起きて、飲みに行ってた彼氏から届いてたら嬉しいLINEランキング堂々第1位🥇

          「推し、燃ゆ」何年か前に読んだが、全てが好みじゃなく途中で断念。今回も読んだがやっぱり全てが好きじゃないな。

          「推し、燃ゆ」何年か前に読んだが、全てが好みじゃなく途中で断念。今回も読んだがやっぱり全てが好きじゃないな。

          滅びの前のシャングリラ

          2021年、第7位。 怖い。すごく怖い。 1ヶ月後小惑星が地球に落ちて人類が滅亡する。 その時私はどうするかな。 日本人だから最初は普通に仕事に行くだろうね。でも、だんだんそれも意味を感じなくなってサボるだろうな。もう地元には帰れないだろうな、飛行機もバスも新幹線も運転する人がいないだろうし。だから、家族にも会えず、友達にも会えず、ただただ1人で死を待つんだろうな。怖いよお〜。怖いからちゃんとまともでいるために1人で仕事するんかな。 1999年ノストラダムスの予言が世間を

          滅びの前のシャングリラ

          考えるしか能がないのに考えすぎるとどうでもよくなる、私の悪い癖だな

          考えるしか能がないのに考えすぎるとどうでもよくなる、私の悪い癖だな

          雑多#7 一生で一度のワープをここで使うよ

          時には仕事の話でも。 春先に感じていた焦燥感から脱出。今は、うん、そうだなあ。なんかやっぱりずっと怒ってるかもしれないなと思う。 「頑張ってる」「すごいね」「期待してるよ」という称賛の言葉はどれも嬉しいけど、時々すごくアホらしくなる。自分が声がでかいでしゃばりの学級員長みたいに見える。資格を取るのも一生懸命吸収しようとすることも全部自分のため。所詮暇つぶしでしかない。 その割に、サボるやつがいたらイライラする、やる気がないのに自分の欲しいものを持っている人を見るとムカつく。ず

          雑多#7 一生で一度のワープをここで使うよ

          オルタネート

          2021年、第8位。 よくまとめられた本だなって思った。 やっぱり本屋大賞すごいところって前も言ったけど、「誰かに読んで欲しい」と思えるところだと思う。 ただ、個人的に登場人物の紹介が始めのページに書かれてるの好みじゃないんだよな。確かにわかりやすいけど、「この人誰だっけ」って記憶を探る感じが楽しかったり、初めから「この人大事な人物ですよ!」って言ってるみたいで意識して読んだりしちゃうからなー。 最近、小説も映画もメタ意識が強くてダメだ。わかりやすい伏線とか、展開とか。

          オルタネート

          人には翼があってね

          最近、人間に翼があったらなと思う。そんなしょうもないことばかり考える。 1人で旅行に行った。 美味いもの食べて フェリーに乗って 路面電車に乗って 温泉に泊まって 色んなものを見て、色んな空気を吸って、色んなことを考えた。当たり前だけど、1人で旅行に行くと「ひとりだなあ」って思う。数多の2人組を横目に音楽聴きながらフラフラ歩いて、予定通りに行ったら行かなかったり。またそれも楽しくてね。 ずっと行ってみたかった場所だった。大学の時から友達と行きたいねなんて話してて、でもす

          人には翼があってね

          かくしごと

          映画「かくしごと」 主題歌である羊文学の「tears」を聞きに見に行った。 想像できる展開に、あからさまなセリフ、間延びした展開になんだかな〜と思ってしまいました。 ただ、泣いてる人もいてきっと多分私には足りない経験があるから、きっと母親の立場だったらまた捉え方も変わっていたのかなと思います。 女優、杏さんの演技力でなんとかなってる感があったかな。

          かくしごと

          “本を読む”こと

          ブルーマリッジを読んだ後、深夜テンションで作者の公式ライン(手動返信)に感想を駄文で打ち込んだ。翌朝返信が来ていた。 その感想の前置きに「私は本を中古で買うけど、カツセさんの本だけは新刊で買います。」と自分で打っていて、それが何故だろう?と自分の中で疑問に思っていたから今日の朝ずっと考えてた。 で、結論は私にとって“本を読む”ことは「消費に過ぎないから」だと思った。 ブックオフで本漁って、値段で買ったり、値段でやめたりする。買っても、つまらなかったらまたブックオフに売りに

          “本を読む”こと

          ブルーマリッジ

          毎週ブックオフに行っては本を探し、誰かが手放した本を大事に抱えるような私が唯一、新刊を手にする作家がいる。 なんでだろう、きっかけは覚えてないけど、なんか多分Twitterでその人を知って、もう10年近く経ってもいまだに私の指針になる言葉を世界に発信してくれたからだと思う。 「ブルーマリッジ」 これまでの作品とは系統が異なる不思議な本。男性に読んで欲しいとか、あらすじとか、色々目にしてきたけど、読んでみると全然違うじゃんという感想しかない。 うーん、私にはこの本を理解できる

          ブルーマリッジ

          星を掬う

          2022年、第10位。 すみません、涙が止まらないんですけど。大号泣しすぎて息ができません。 やばい、怒涛のラストスパートが苦しすぎて辛い、もちろんいい意味で。 町田そのこ先生は天才なのか?いやもう天才という言葉では言い表せないな。 「母という呪縛 娘という牢獄」っていうノンフィクションが頭をよぎりながら、それはそれはとても美しい話だった。 「私の人生は、最後まで私が支配するの」という言葉に考えさせられる。それは認知症を患って愛している娘たちに迷惑をかけたくないという意

          星を掬う