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【小学校お弁当の日】親の役割は?

子ども小学校で「お弁当の日」というのがある。

親子でお弁当を作って、親子の絆を深めたり、食育を推進したりとかいうねらいがあるらしい。
1年間に2回やるだけで達成できるのかについては、?がありますけどね。
家庭への負担も考えて、ということなのでしょう。
本音と建前の難しいところですね。


それはいいとして、我が家ではどのようにお弁当を作るのかについてです。

結論からいうと、
子どもが全部一人でやる。

「お父さん(主夫)は何もしないよ」
一週間前からこう宣言してしまっています。
過保護の逆路線です。
投資でもそうですが、逆張り派なんです。

3年生くらいから一人でやらせ始めたかな?
2、3年かけて少しずつ段階的にいろんなこと手放してきた感じです。


最初はかなり心配で不安なんですよね。
どうしても手を出したくなるし、口を出したくなる。
今でも口だけは出します。手伝いはしません。


できることできないことは当然いろいろあります。

例えば、
前日に「何作るの?」と聞いてみたら「あ、忘れててた。」
突然の買い物に付き合うことになりました。

「昨日行ったばっかりなのに・・・」
と思いましたが、口には出しません。

失敗から学ぼうと普段から言っている人間が、苦言を呈してはいけない。
子育ってってほんとに、親側の人間の修練になります。


当日の朝は6時になる前に、スパッと起きた。
普段は絶対こんなことはないのに。
せっとお弁当を詰めていました。

作ったものは
低温調理で鶏肉の照り煮。
卵焼き。
里芋揚げ。
付け合わせにブロッコリーとトマト。
大好きなスヌーピーのデコ弁のりアート。

クッキングシートにトレースして自分で焼き海苔を切っていました。
親が教えていない、むしろ親ができないことをやっているのには感心でした。



が、問題はこの後。
満足いくお弁当が完成して、気持ちよく家を出て行きました。

キッチンを見渡すとがっくりくるのです。

ラップもせずにおいたままのおかず。
洗っていない食器。
朝食に食べて袋があいたままのパン。

これ誰が片付けるの?

そう、私です。



もしかしたら
「もう自分でお弁当作れるの?すごいね〜」
って子どもは褒めてもらてるのかもしれませんが、

その裏では、誰にも気づかれることなく後片付けをする、
黒子の自分がいるわけです。


ここで言いたのは、
うちの子すごいでしょ?とか
私の苦労もわかってよ!とか
ではなく、

周りのなんでもできるすごい人でも
きっと同じように、
見えていないところで、
失敗や苦労や挫折や落胆みたいなものが
たくさんある
んだろうなあということです。


ああ、わかっているとも。
子どもが成長できたならそれでいい。
目立たない地味なところで
子どものフォローをするのが親の仕事さ。

そしてそれはほぼお母さんの役目になっている。
ウチはたまたま逆になっているだけ。

全国のお母さん(お父さんも笑)、お疲れ様です。
おかげで今日も子どもたちは元気に過ごしています!



といっても、我が家でも足りない点は
お母さんがさりげなくフォローしてくれています。

父は見た目を気にしない。
母がきれいに整えてくれる。

最近SPY×FAMILYを家族で見ている一家の話。



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