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ローマの日々 [Daily Romans]

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ローマ人への手紙を日々少しずつ、ゆっくり味わい、瞑想する旅をします。
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27.ローマ2:1 "互いにさばき合う"という人間の性質

27.ローマ2:1 "互いにさばき合う"という人間の性質

もし二人の泥棒が互いに悪人呼ばわりして喧嘩していたら、滑稽です。でもそれは自分を悪人だと知られないようにするための演技であるかもしれません。

すべての罪人はそのように仮面を被っている、とパウロは言っているようです。けれども、誰一人として、仮面を被っているからと神のさばきを逃れられることはできません。

しばしば、私たちは他の人よりも良い人間であると認められようと努めているものです。

一体何が目

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16.ローマ1:14−15 私は負い目がある

16.ローマ1:14−15 私は負い目がある

債務者の義務とは何でしょうか?

律法の教えでは、債務者は完済するまで債権者の奴隷です。パウロも同様で、まず自分が神によって贖われ、神に買い取られた「奴隷」であることを認識していました。

そして、パウロは、自分自身がすべての人の「奴隷」であることも自覚しました。だから、「負い目=負債」があると言ったのです。

パウロは、自分の奉仕、つまり福音を伝えることで「借りを返す」ことを義務として強く感じて

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