分散と集中〜評価されるのはどっち?〜

仕事しているとある壁が迫ってくる。それが「集中と分散」という概念。

超カンタンに言えば

・集中→1つのことを深く深く実行する
・分散→複数のことを広く対応する

当たり前の概念かもしれませんが、これが仕事になると結構難しいモノですよね。たぶん、誰しもが言語化していなくても体感したことがあることかと思います。

集中していれば他のことはできないし、分散していればひとつのことに集中できないしって感じです。まあ、、、当たり前ですよね。

これを漠然と捉えないで作業ごとに「今は集中」「ここは分散で」と意識付けるだけでも作業の質が結構変わってきます。

なんか前にも書いたことがあるかもしれません。
シングルタスクとマルチタスクの概念として。

4月は新人さんの季節でもありますが、新人さんはアレもコレも要求されがちだし、自分でハードルを上げすぎちゃってる感もあります。そんな方達にこそ、この概念を知ってほしいし、自分の中で言語化して、行動に反映させてほしいなと思います。


とここで終わりそうな雰囲気出しちゃいましたが、
分散と集中の概念にはさらに深みがあります。

ミスが生まれる瞬間「トランジション」

この概念を用いて仕事したとき、どうしてもミスが生まれやすい瞬間があります。それが「分散→集中」「集中→分散」とお互いを移行するとき。いわゆる移行帯に属する瞬間です。トランジションとも呼ばれるフェーズです。

目指すべきはこのフェーズをいかに短時間にするか?ってことです。できることならゼロタイムを目指したいところ。

これはさっき新人さんとは言いましたが、トランジションは新人からベテランまで幅広い世代で使える概念なので知っておいて損はしません。

トランジションこそチームに欲しい能力

あ、これができたからってパッと見では特別な能力にはなり得ませんが、ことチームワークにおいては絶大な威力を発揮します。

脱線はしますが、個人的にはリーダー目線で見ると、どんなに学力が優秀で、学歴もあって、スキルが高くても、この「トランジション」がうまく扱えない人より、学歴も学力もスキルもないけどトランジション能力は高い人の方が重宝したくなります。

なぜなら分散と集中の間には、確実に油断が生じるからです。その油断は悲劇を生むかもしれません。僕の場合は医療業界に生きる人間なので、ひとつのミスが患者さんの命を奪うことになるかもしれません。

スキルなどのスペックが高ければ、治すのが難しい患者さんを救うことはできるのかもしれません。でも、その反面、簡単なことを見落とすようではせっかくの能力も台無しです。それよりは当たり前のことをしっかりと高い水準でこなしてくれる方が現場の意見としてはいいに決まってます。

分散と集中がうまい人の特徴

とまあこんな感じなんですが、分散と集中をうまく使える人ってこんな能力が優れています。

・理解力
・空間認知能力
・ポジショニング

モノゴトを正確に判断し、今何が起きているかを把握し、入るべき時に入るべき場所にいる能力。あくまで個人的な感想としては、頭でっかちな人にはあまり現場レベルから見た優秀な人はいません。

この能力を持ちつつ、トランジションが素早い人は超優秀。是非ともチームに欲しい人材です。




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