kamoshita yuichi

仏教僧。沖縄在住。

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不思議の台湾

・面積は九州ほど。 ・北部は中国語話者が多い。台北を中心に人口が多い。 ・南部は台湾語話者が多い。人口は少ない。 ・南北と中央に山脈が走り(最高峰は玉山(ユーシャン)約 4000M.西側は 漢人が多く、大きな街が多い。 ・東側は原住民の住む地域が多く自然が豊か。 ・台湾には日本統治時代の日本軍人や軍艦を祀る廟が存在する。 ・2024 総裁選 2 日後、ナウルが台湾との国交断絶を発表し中国との国交回復を表明。国交を結んでいる国は残り12 カ国。 ・台湾と日本はお互いに好きな国1

    • 「若者、ガマフヤ-と語る」の5日間

      四月五日~九日まで5日間掛けて「若者、ガマフヤ-と語る」をzoomで行った。ハンストに応答する若者緊急ステートメントを出したメンバーや戦争体験者、県内の議員等を交え、毎日テーマを変え話し合った。 YouTubeで観られるので是非観て頂きたい。 初日、「ガマフヤ-ハンスト×若者ステートメント-経緯と想い」では具志堅さんは「遺骨を探し遺族に返す」という行為の意味や理由を語った。 若者達はどうして沖縄に関心をもったのか、しかし日々の生活と社会活動の両立の難しさ、東京で友達に沖

      • 2023 平和の海のための島々の連帯キャンプ in 宮古島

        十一月十日~十三日にかけて、宮古島で「平和の海のための島々の連帯キャンプ」(以下:ピースキャンプ)が開催されました。このピースキャンプは二〇一四年当時、済州島の海軍基地建設問題を一地域の問題とせず、東アジアの島々、諸地域で共有し、連帯する目的で始まりました。その後、沖縄や台湾で開催されています。(毎回主催者が変わる) 今年は琉球弧の軍備強化が著しく、台湾有事という造語によって沖縄の島々の不安が強くなってきていることから宮古島での開催を決めました。 五十名以上の参加があり、そ

        • 東アジア平和行進 in 沖縄 <台湾とウクライナの友人たちと話して考えたこと>

          6月15日に辺戸岬を出発して23日の沖縄戦慰霊の日に向けて平和祈念公園まで歩きました。 タイからの参加者2名と難民として日本に来ているウクライナ人2名が参加した。 今回沖縄は8日間の短い行進となりましたが、 高江、辺野古浜テント7000日集会、宜野座島ぐるみ会議との交流、恨の碑追悼集会、前田高地平和学習、那覇自衛隊前御祈念、日蓮宗青年会との慰霊の日行脚など、イベントの多い行進となりました。 <台湾とウクライナの友人たちと話して考えたこと> 今回、台湾の人たちやウクライナ

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        • Okinawa
          4本

        記事

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          東アジア平和行進2023 写真集1

          東アジア平和行進2023 写真集1

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          牡丹社事件 1871~74年

          <牡丹社事件を機に明治政府は琉球の併合への足がかりにする> 1871年(明治4年)首里往府から人頭税を課されていた宮古島民は那覇へ税を納めに行った帰りに嵐に遭い船が漂流し台湾南部の屏東県の東海岸、満州郷の八瑶湾に漂着した。(沖縄島民も居た)。 琉球では台湾の原住民を首狩り族として恐れていたらしい。 当時、東海岸は清の統治の及んでいない、化外の地とされ、そこに住む原住民は清に従わない化外の民とされていた。 推測するに当時の琉球人達は既に交流のあった漢人達に対しては恐れを感じな

          牡丹社事件 1871~74年

          東アジア平和行進 in 台湾 2023 No.1

          台湾第二の都市高雄(たかお)から屏東(ぴんとん)県車城まで台湾の西側を南下し、牡丹(ぼたん)郷を通り東海岸へ出て、北上して台東(たいとん)まで歩きました。 5月27日から6月7日迄の11日間かけて約200kmの道のりでした。(暑かった!) 沖縄から四名、日本から四名、韓国から一名(日本人)、そして台湾人二名が最初から最後まで通して歩きました。 2019年には台東から花(か)蓮(れん)まで歩きました。 その年に比べて今年は日本の参加者が多くなりました。やはり、四年前に比べて台湾

          東アジア平和行進 in 台湾 2023 No.1

          那覇アメリカ軍港の浦添西海岸移設

          那覇市長選挙が始まっている。 今年も異常気象のニュースが世界各地から聞こえている。 1980年代、既に科学者達によって警鐘は鳴らされていた。 88年、気候学者のジェームズ・ハンセンは米上院公聴会に呼ばれ、次のように発言している。 「地球は温暖化している。温暖化の原因は大気中の二酸化炭素濃度の上昇であり、これは99パーセント人間の活動によって引き起こされたものだ。このまま放置すれば、近い将来には地球全体で危機的な温度上昇を招くことになるだろう」と。 この数年、世界各地の若い

          那覇アメリカ軍港の浦添西海岸移設

          安倍晋三銃撃事件 ハン氏ドイツ人記者の考察

          安倍晋三銃撃事件… 毎週金曜日早朝、嘉手納基地第一ゲート前でのカデナピースアクション参加から帰りの道中、 ラジオから流れる、「安倍元総理が血を流して倒れています!」との恐ろしい声に、暫く、呼吸が上手く出来なかった。 その日は、なるべくそのニュースに意識を持って行かれないように気をつけた。 メディアはほぼ、半狂乱状態で、同じ事をくり返す呪文のようだ。その日は、脳内に刷り込まれるような情報は欲しくなかった。 この様に、大きな事件が起きた時、素早く、自分の考えや想いを書き

          安倍晋三銃撃事件 ハン氏ドイツ人記者の考察

          命の行進二〇二二年を歩いて

          南無妙法蓮華経 3月5日福島県いわき市湯本の古滝屋旅館内にある「原子力災害考証館」でオープニングイベントを開催しました。 一昨年、国が53億円かけて建てた「原子力災害伝承館」を、昨年の行進のあと見学した時は、原発事故の展示内容の薄さにがっかりしました。その時思ったことは、国や大きな組織の意向が入り込まない、草の根の民間で作る資料館が無いことは残念だなと思っていたので、今回、個人個人の想いによって作られた考証館から行進が始められたことは大変意義深かったです。 古滝屋16代当

          命の行進二〇二二年を歩いて

          慰霊の日 ハンガーストライキ

          6月19日から23日の慰霊の日までガマフヤーと宗教者+支援者でハンガーストライキを決行した。 今回の目的は「戦没者遺骨の尊厳を守る為、沖縄防衛局による“辺野古新基地埋め立て設計変更承認申請”を沖縄県知事は不承認とすること」だ。 3月のハンストに比べ気温湿度共に高く6名のハンスト者皆、かなり疲労した。 沖縄島での地上戦は4月1日米軍の上陸に始まり今回ハンストした期間はまさに76年前の激戦の最中であった事を想った。 今回も多くの遺族が署名に激励に訪れた。考えてみれば4人に1人が殺

          慰霊の日 ハンガーストライキ

          沖縄戦激戦地戦没者慰霊の聖地を守るハンガーストライキから見えたもの

          #自分にとって大切なこと 35年目の日本山妙法寺沖縄平和行進は2020年11月、那覇市役所で出発式を迎えた。 そこに、遺骨収集ボランティアガマフヤ-代表の具志堅隆松さんも参加し、挨拶をした。3~4年前に糸満市福地にある琉球ガラス村で行進団と遭遇し、2年前位から出発式に来るようになり、昨年の挨拶で、私たちは南部の遺骨発掘現場が辺野古の埋め立てに使うための採石場となってしまうという話を聴き、平和行進の行程を終えた後、数名で現場を案内して貰った。 その現場を見た平和行進の団長、武

          沖縄戦激戦地戦没者慰霊の聖地を守るハンガーストライキから見えたもの

          未開の領域と人の関係

          私たち人間には侵してはいけない未開の領域があると思う。 一つは自然界。所謂未だ人が住まず、動植物たちが住んでいる世界だ。 二つ目は人間の聖地。 一つ目の領域を守るべき理由はこうだ、今や人間は”神”とも云える程の力を持ち、環境を変えてしまう”影響力”を持ってしまったからだ。 二つ目の理由が、今回わたしが訴えたい事の理由である。 沖縄にとって沖縄戦の激戦地であった本島南部は重要な場所である。 多くの人間の血が染みこみ、未だ多くの遺骨が眠っている場所だ。 今、この南部地域が

          未開の領域と人の関係

          辺野古新基地反対、座り込み、が抱えるネガティブなイメージ。

          沖縄県名護市東海岸に在る米海兵隊基地キャンプ・シュワブへ住宅街の真ん中に位置し危険な普天間基地の機能を移設するという名目の埋め立て工事は2014年7月から多数の沖縄県民の反対を押し切り、今日に至るまで続いている。 日本全国、そして世界中で政府や大企業による住民を無視するような横暴、弾圧、自然破壊が行われている。 この力に抗う事は容易ではない。 日本ではなぜか、力の弱い、権力を持たない住民側の抵抗に対して、そのやり方が良くないといったイメージがインターネットをはじめ、様々

          辺野古新基地反対、座り込み、が抱えるネガティブなイメージ。

          宜野座村に4店のコンビニが!!

          私が住む宜野座村には現在コンビニが2店舗ある。そして、来月には新たに2店舗のコンビニがオープンする。 こんな小さな村に4店もコンビニが在るのはおかしい。 「コンビニ」はまさに便利さの象徴のような存在だ。 そう、「コンビニエンスストア」の「コンビニエンス」とは英語の「便利な」という意味だ。 しかし、コンビニ店ができることはコミュニティ(共同体)にとって良いことなのだろうか? 便利さは一見豊かで何でも手に入る様に見えるけれど、すぐ消費して、すぐ捨てる様なライフスタイルが

          宜野座村に4店のコンビニが!!

          平和行進2020

          コロナウイルスパンデミックの中、縮小した形で今年の沖縄戦慰霊の日へ向けた行脚を6月23日に終へ、さて、今年の広島への行進はどうしようかと考えていた。 今年は少数で歩き、宿を人に頼まず、テントを張りながら歩いた。 東京-広島の平和行進も「今年は出来ないかもしれない」と電話で聞き、では、一人で九州から広島まで行脚しようかと思案していた。 しかし、東京-広島の行進が日数を減らし、東京を半日だけ歩き、名古屋から歩くという事を聞き、一人、二人で歩くのも有り難いが、久しぶりに東京-広島の

          平和行進2020