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未来は変えられる (徳島宿プロジェクト)
「結果に一喜一憂しないで、次の試合に備えたい」
日本が強豪ドイツを倒して世の中が大騒ぎする中、試合が終わった瞬間にも関わらず、監督や選手たちが口々にそう言うのを聞いて、正直すなおに嬉しい時はもっとうれしいと喜びを爆発させればいいのにと思っていた。
ところが一転、格下と思われていたコスタリカにまさかの敗退。
決勝トーナメントへの道が一気に遠のくと、やはりどこかに慢心があったのではないのか・・・と、勝手なもので選手たちを疑い始めていた。
「一喜一憂」という言葉には、「一喜」と「一憂」という2つの側面がある。
勝っても気を緩めないし、負けても必要以上に落ち込まない、常に気持ちを冷静に保つ大切さ。そういう意味では私自身、まさにこの一喜一憂の只中で振り回されておかしくなっていた(笑)。
決勝トーナメント進出には勝つしかなくなったスペイン戦。
戦いを前日に控え、ゴールキーパーの権田選手は会見で次のように語っていた。
「過去はもう変えられないけど、未来はまだ変えることができる。」
幾ら憂いたところで今更過去の結果を変えることはできないけれど、今何が大切かを考え、力を合わせることで、これから先に起こる未来は自分たちの力で変えられる可能性が残っている、これは紛れもない事実なんだと権田は語った。
結果はまさにその言葉通り、日本代表はスペインに勝利し、自らの力で決勝トーナメント進出をたぐり寄せた。
「過去は変えられないけど、未来は変えることができる」
日本代表は、決して一喜一憂することなく、この絵空事のような言葉を現実の絵として描いて見せてくれた。
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決勝トーナメント進出おめでとう!、そしてありがとう!
この勝利がどれほど人々を勇気づけたことか・・・
そして今、この言葉が世界中の偉い人々の心に響いて欲しいと心から願う。
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