NOMAyado宿主・イボンヌ

NOMAyado宿主・映像クリエイター・流木家・歌人 / 仕事や家族・社…

NOMAyado宿主・イボンヌ

NOMAyado宿主・映像クリエイター・流木家・歌人 / 仕事や家族・社会との向き合い方を見直し、自分がちゃんと愛せる自分になりたい。そんな思いから始めた兵庫と徳島との2拠点生活が宿へと進化しました。 https://nomayado.jimdofree.com

マガジン

  • NOMAyado column

    兵庫県と徳島県、4年間の2拠点生活を経て、2022年1月から始まった宿プロジェクト。思いをカタチにしていく中で、何を考え、心がどう反応したのか、ありのままの記録と、宿をやっていく中で芽生えた気持ちを綴っています。 (*毎週火曜日更新) NOMAyado ホームページ https://nomayado.jimdofree.com

  • 今日の一首

    木下龍也さんの「天才による凡人のための短歌教室」に影響され、歌人を名乗ることに決めました。いつの日か、木下さんに参りましたと言わせたい。一から始める短歌の記録です。叱咤激励お待ちしています。

  • 2拠点生活のススメ

  • over50の暮らし方

    人生100年時代ならば、50才が人生の折り返し。 仕事だけの人生ではなく、地域に仲間を作ること、同じ興味を持った人々と繋がること、一人の時間を楽しめるようになること、そして何より残された何十年という月日の中で、持続可能な楽しめる暮らしを構築していく必要があるんじゃないか。そんな50才からの新しい暮らし作りを考えるマガジンです。

最近の記事

衝動を頼りに生きていく

「ほんと、衝動だけで生きてるな(笑)。」 それは突然思い立って、スパイスカレーを食べに行こうと連れ出した車中で、思わず奥さんの口から出た言葉。あたかも本能だけで生きてる動物・・・みたいな趣があり、確かにそういうとこあるあると、妙に納得してしまった。 食べたいものなんて、何日も前から分からないし、お互い時間に余裕があり、美味しいものにありつけるなら、衝動的で何が悪いのかとも思う・・・(笑)。 ある種のADHD気質というのか、昔から予定を立てて行動をするというのが苦手。 だ

    • 桜に重なるもの

      4月に入って、NOMAyado裏の山も俄然にぎやかになってきた。 常緑樹の深い緑をベースに、輝くような新緑が浮かび上がり、そこにアクセントを添えるように山桜が混じる。そのコントラストは生命力に溢れ、まるで山そのものが春を祝っているかのように見える。 「今日はお休みですか?」 山桜を眺めていると、ふいにご近所さんらしき老人に声を掛けられた。 こんなとき、いつも返答に困る。 取り立てて急ぎの用事がなければ、休みとも言えるし、30年以上フリーランスをやってきたというのに、未

      • 宿を立ち上げて1年、これがリアルな今の気持ちです

        2024年4月1日、NOMAyadoはオープン1周年を迎えました。 改めて、お越しいただいたすべてのお客さまに感謝、ありがとうございます! 接客の経験はあれど、宿をやるなんてまったく初めてのこと。 手探りながらも、できることをやってきたという気持ちもあるし、多くのお客様を前にしてもなお、果たして本当に宿主としての思いが伝わっているんだろうかという、よく分からない気持ちも湧いてきます。 だから今の気持ちを語るというのは、なかなかに難しい・・・ これまでも、宿を続けてきた中

        • 「戦略」が無いとダメですか!?

          最近サッカーを見ていると良く耳にする、「戦略」や「戦術」 一般のサポーターからも、今のサッカー日本代表には、戦略はあるが戦術が乏しいなんていう声が出るようになった。 この「戦略」と「戦術」、最も声高に語られるのがビジネスの世界。 確かに効率的で賢そうに聞こえるが、その正体はいかなるものなんだろうか? 目的に対して、成功のための方向性や考え方を示し、全体像を見据えながら練るのが「戦略」。その「戦略」を実行するための具体的な行動や手段、実際のオペレーションが「戦術」。 ・・

        衝動を頼りに生きていく

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        • NOMAyado column
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        記事

          理想を現実に

          お客様の到着を待ちながら、過去に書いたnoteの記事を読んでいる。 まだ、このNOMAyadoの影さえも見えていなかったコロナの時代、次々と映像仕事が中断し、悶々とした日々を送っていた頃に書いていた記事の数々。 コロナ禍で家に居ても、何かできることはないかと考え、文章を書くというスキルをとにかく磨こうと「2拠点生活のススメ」というタイトルで、日々感じることをnoteに綴ることにした。 旅先でも、体調不良でも、例えどんなに忙しい日があっても、とにかく1日も休まずに1年間3

          世の中捨てたもんじゃない

          冬の間は訪れる人も少なかったNOMAyado。 何だか少し自信も失いかけていたのだが、鳴門ワカメの収穫作業が本格化するに従って、にわかにNOMAyadoも賑わい始めた。この1週間、20代から60代まで幅広い年齢の方々が次々と訪ねてきてくださった。 まずは、現在お母さんの介護ハウスと友人のためのゲストハウスを建設中という60代後半のご夫婦。コンピュータープログラマーからログビルダーへ、現在はお父様の会社を引き継いで社長として清掃機械の開発などを行なってらっしゃるそうなのだが

          世の中捨てたもんじゃない

          不適切が生み出す癒し!?

          奥さんのススメで「不適切にもほどがある」というドラマを見るようになった。 NOMAyadoにはTVはないのだが、TVerがあるのでMacBookさえあれば、ベッドに寝転びながら、食卓に置いてご飯を食べながら、昭和の時代ならお行儀が悪いと怒られるような不適切な方法で毎回楽しみに見ている。(笑) 私もすでに還暦を迎えた立派な昭和のおじさんなので、どうしても小川先生に肩入れしながら見てしまう。だから彼のような不適切と呼ばれてしまう人が、現代人の心を癒す様は、自分みたいな人間が宿

          不適切が生み出す癒し!?

          鳴門に春を告げる、新ワカメの水揚げだ!

          もうすぐ2月も終わり。 この間お正月だった気がするけど、月日の経つのは早いもの。 1月・2月限定で始めたNOMAyado体験キャンペーン。初めての方に限りお得に泊まれるキャンペーンなのだが、終了間際になって駆け込みで問い合わせをたくさん頂いています。満室で断るなんてGWや阿波踊りぶりのこと。ありがたいことだけど、みんな遅いよ〜。もっと早く気づいてもらえてたら、幾らでも空いてたのに。 少し寒さも緩んで、どこかに出かけたいモードになったということなのか・・・ それとも、どこか

          鳴門に春を告げる、新ワカメの水揚げだ!

          パラレルワーカーという、パラレルワールド!?

          昨年3月のNOMAyadoプレオープンから数えて、早いものでもうすぐ1年になる。 宿主としての業務にもようやく慣れてきたこともあり、昨年秋には「泊まるだけじゃないNOMAyado」と銘打って、宿泊される他府県の方だけで無く、地元の方々にも訪れて頂けるイベントを開催することもできた。 一方でこの1年、従来の映像ディレクターとしての仕事も粛々と続けてきた。宿を始めると言うのも初めての経験だが、同時に全く違う2つの仕事を遂行するというのも初めての経験。 こうした2足のわらじ的

          パラレルワーカーという、パラレルワールド!?

          味変を楽しむ

          徳島と兵庫の2拠点生活を始めて、早7年目に突入した。 2拠点をしているからこそ分かることだが、徳島産の魚も肉も野菜もクオリティが抜群。しかも新鮮で安い、兵庫で魚は食べなくなったし、野菜も正直食べたく無い だから、鳴門から帰る時は、新鮮な地場野菜や果物、肉や魚なんかもしこたま仕入れて帰る。先日も帰って、もつ鍋をしようと思いつき、いつも行く鳴門の精肉店でミノやらテッチャンやらを仕入れ、新鮮な春キャベツやニラも買い込んで帰った。 もつ鍋は何と言ってもスープが命。圧力鍋でもつを

          哀れなるものたち

          今年に入ってまだ1ヶ月だというのに、何かと心乱される話題が多い。 地震の際には、人の善意に付け込んで再生回数稼ぎのフェイクニュースが横行したり、売れたら勝ちとばかりに週刊誌が暴走、真偽もまだ分からないというのに人が次々と抹殺されていき、TVがそれを煽る。SNSでは正義を振りかざした毒が次々と撒き散らかされ、際限なく拡がって誰も止められないという有り様。 じゃあ、TVもSNSも見なきゃいいじゃんということなのだが、ジムや食堂、サウナの中にもTVはあるし、目に入るとつい気にな

          哀れなるものたち

          人はそのままでパーフェクトな存在

          前にも書いたかもしれないが、元々自己肯定感がそんなに高い方ではない。 非難されると落ち込むし、褒められても疑うという、ややこしい性格(笑)。 このところ、ついてないというか、思い悩むような事が多くて、すべてが自分のせいではないのに、何となく自分を蔑むような気分が続いていたのだが、表題の言葉に出会って、心の中に立ち込めていた重い霧が一気に晴れた。 これまで、人間は未熟な存在、罪深い存在で、だから常に精進が必要だし、修行や信仰によって徳を積む必要がある的な話を信じ込まされてき

          人はそのままでパーフェクトな存在

          風のある暮らし

          目の前に広がる小鳴門海峡は、海の通り道であると同時に、風の通り道でもある。 NOMAyadoのアウトドアテラスは、東西に開けているので風がよく通る。 夏は東の風、冬は西の風が通り抜けていく。 夏の夕暮れ、テラスのガーデンチェアに座っていると風がとても心地良い。時間経過とともに刻々と海峡がオレンジ色に染まっていき、日が落ちてからがまた格別。これぞまさにエンターテイメント、堤防が即席のバーカウンターに早変わりする。とにかく心地良い風がそんな気分にさせてくれるのだ。 宿をオー

          DISCOVER Yourself

          いよいよ来年に迫った大阪・関西万博。 巷での盛り上がりはイマイチのようですが、1970年に開かれた最初の大阪万博の時は、そりゃあもう日本中が大騒ぎで、6400万人もの人が訪れたそうです。 当時私は小学生、とにかくどのパビリオンも人・人・人でごった返し、子供だった私はとにかく大人の背中ばかりを見ていたような気がします。唯一鮮明に覚えているのは、黒人を初めて目にしたこと。世界にはいろんな国があり、いろんな人種がいるんだと、まだ見ぬ世界への好奇心が大きく膨らんだできごとでもあり

          いいかげんがいちばん

          あけましておめでとうございます。 1月5日より、2024年NOMAyadoの営業がスタートしました。 今年もどうぞNOMAyadoをよろしくお願いいたします。 鳴門に帰ってきて、まずは徳島県屈指と言われるパワースポット・大麻比古神社へ初詣。正月3が日には30万人もの人が訪れるそうですが、少し時期が外れていることもあってゆっくり参拝できました。 お参りの後、早速おみくじを引くと嬉しいことに大吉をゲット、今年もいい年になりそうな予感・・・。けれど読み進めてみると、個々の運勢は

          いいかげんがいちばん

          世界の見方

          年末に映画「Perfect Days」を見ました。 主人公の「平山」は、トイレの清掃員。ボロアパートに暮らし、毎日トイレを磨く淡々とした日々の繰り返しの中で、小さな紅葉を育てたり、木漏れ日の写真を撮ったり、自分だけの些細な喜びを積み重ねていく。一見、時代遅れで地味な暮らしを送っているだけに見える「平山」だけど、自分にとって何が心地よいかをちゃんと知っていて、それを丁寧に味わいながら暮らしている。 映画を見ながら、どこか自分の姿を「平山」に重ねて見るような感覚が生まれ、やっ