2拠点生活のススメ｜第134回｜ウォーキングと言う名の散歩

今日は、やる気スイッチが入るのか、入らないのか。

そんなことを考える前にまずカラダを動かすのが一番。徳島にいるときはサーフィンに出かけたり、川西にいるときはジムへ行くことで、やる気スイッチが入りやすくなる。最近、この「まずカラダを動かす」ができるようになってきた。

・・・というのも、季節は春から初夏へ、縮こまっていたカラダを動かそうという気分と、そろそろダイエットという堂々巡りの使命感が目を覚ましたようだ。

毎日ジムは無理があるので、ジムに行かないときはウォーキングをするようにしている。だが、ただ歩かんがためのウォーキングができるほど達観していないので、あくまで買い物に出かけるんだと自分に言い聞かせる。

今日はギターのチューニングマシンに使うボタン電池が切れたので、電池を買うという大きな命題を胸に歩き出した。

私が欲しいボタン電池はコンビニには置いていないマニアックな品番だったので、２駅向こうのショッピングモールにある電気店まで行くことに。

車通りは楽しくないので、気分に任せ回り道をする。

新興住宅街の端っこに人だけが通れる抜け道がある。この道を抜けると、昔から有る古い住宅街に繋がっている。

目的の方向にまっすぐ進める道が無いので、路地を次々と曲がりながら進む、外れの道をたどると袋小路でUターンなんてこともおこるが、歩くこと自体が目的なので腹も立たない。

大きな通りに出ると、車を避けてまた周り道。さらに細い川沿いの砂利道へとそれる。このところの暖かさで、黄色いタンポポの花もすっかり白い綿帽子に。細い砂利道との相性もなかなかいい。

ウォーキングダイエットのつもりが、いつの間にかお散歩といったスピード感になっている。

すっかり散歩モードになったせいか、電気店で買いもしない大型の有機ELテレビや、スチームが出るトースターなど、最新の家電を浦島太郎感覚でゆっくり堪能したあと、目的のボタン電池を手に入れて、帰途についた。

なんだかんだで２時間ほど、さっそく今日の成果はいかほどと携帯をみると7000歩ほど、ダイエット効果というより、いい気晴らしができた散歩だった。

そういえば、スポーツウェアで武装した人々に、何度追い抜かれたことだろう。

まあ、ぼちぼち続けよう、継続こそが力だ。