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味変を楽しむ

徳島と兵庫の2拠点生活を始めて、早7年目に突入した。

2拠点をしているからこそ分かることだが、徳島産の魚も肉も野菜もクオリティが抜群。しかも新鮮で安い、兵庫で魚は食べなくなったし、野菜も正直食べたく無い

だから、鳴門から帰る時は、新鮮な地場野菜や果物、肉や魚なんかもしこたま仕入れて帰る。先日も帰って、もつ鍋をしようと思いつき、いつも行く鳴門の精肉店でミノやらテッチャンやらを仕入れ、新鮮な春キャベツやニラも買い込んで帰った。

もつ鍋は何と言ってもスープが命。圧力鍋でもつを煮込み、濃厚なスープを作る。
スープさえ取れれば、もうできたようなもので、そこにほんだしや醤油、塩といった調味料で味を整え、ニラや春キャベツ、ニンニク、輪切り唐辛子、韓国産の粉唐辛子(辛さより旨味が抜群)を鍋の中で山積みにして煮込んでいく。

辛いんだけど、春キャベツがいい仕事をしていて、程よい甘みも演出してくれる。奥さまも大満足だったようで「超ーうまい!」を連発、締めは極太中華麺を投入。思わず夫婦で「こういうのを幸せと言うのよね」と盛り上がった(笑)。

翌日のこと、もつ鍋には真っ赤に染まったスープがまだ結構残っていたので、余っていたキャベツを投入して一煮立ちさせる。このまま麺を入れてお昼ご飯にするのも悪く無いと思ったのだが、冷蔵庫にひき肉を発見。このスープを元にしてキーマカレーを作るという天才的なひらめきが舞い降りた。

早速、ギー(インドのバター)でマスタードシードとクローブを炒め、そこにニンニク・生姜・クミンシードを入れて香りを出し、玉ねぎを根気よく炒める。玉ねぎがペースト状になったところでトマトを投入、さらにカルダモン、ターメリック、クミン、カレーマサラなどのスパイスを入れ、最後にひき肉、茄子、ほうれん草を投入してよく炒める。

そうしてできた具材をいよいよ昨晩のもつ鍋に投入し、最後に塩で味を整えた。
ちゃんともつのスープを感じるけれど、しっかりひき肉の旨味もでて、絶品の辛口キーマカレーとなった。これからは、わざともつ鍋のスープを残しておいてカレーを作ることにしようと誓ったほど・・・(笑)。

ところが翌日の朝、トイレに行くと2日連続の辛みが効いたのか、おしりの穴がホットで思わず便器横の手すりを握りしめることに。まだ辛口キーマカレーが鍋に残っているというのにどうしたものか・・・。しばらく便器の上で考えを巡らせる。

「そうか、また味変して楽しめばいいじゃん!」

そんな話を奥さんにすると、「トマト缶があるから、今晩はパスタソース作るわ」と素晴らしい提案。そういうわけで、その晩はカレーが香るトマトパスタをいただいて、もつ鍋の任務は全て完了することに。しかしパスタも美味しかったな〜。

もつ鍋から、キーマカレーを経て、最後はボロネーゼ風のパスタへ。
もつ自体は早々と姿を消したけれど、彼の分身とも言えるスープは、最後まで存在感を示し、美味しさを底支えしてくれていた。

ありがとう、もつ。 きみは最高だったよ!


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