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クリエイティブで行こう!(徳島宿プロジェクト)

新年明けましておめでとうございます。

2023年の幕開けは元旦から鳴門へ入り、お正月休みの職人さんたちに替わって、改装作業が進むNOMAYADOの客室や水回りなどの漆喰塗りに精を出してきました。あちこち筋肉痛は残っているものの、頭を空にしてただひたすら集中してカラダを動かしたせいか、妙に清々しい気分に。これはこれで、新しい挑戦を始める新しい年に相応しい気持ちが整ったような気もしています。

漆喰塗り作業

お正月にはすっかり乗り遅れた感もありますが、気が付くと巷では恵比寿さんが始まっており、古い笹を返納しつつ、本日遅ればせながら初詣に行ってきました。
宿を始めるとあって、いつもより気合いを入れてお参り。気合いが伝わったのか、おみくじはなんと「大吉」をゲット。大吉なんて、ほんと何年ぶりだろうか・・・
商売繁盛の神様にお墨付きをもらったような気がして、かなり喜んでおります。

お~大吉ゲット!


新たな挑戦の年を迎え、私自身生活も含め、気持ちが大きく変化しているせいもありますが、世の中自体が今、まさに変革の只中にあることを肌で感じています。

これまでの延長線上の変化というのでは無く、スマホの登場に代表されるような、暮らしそのものが大きく変わってしまう、そんな変革ともいえることが次々と起こって、私たちの思う常識があっという間に次々と塗り替えられていく。
日本では、保守的な力が強く働いて、なかなかドラスティックな変化は起きないと思っていましたが、昨年末の振り切った紅白歌合戦を見ていて、これから日本でも聖域無しの変化がそのスピードを上げていくような予感がしています。

いずれにしても、これからは今までの方法論や成功者の提言なんてのを漁るのが、もっともナンセンス。誰かの後を追っても、常識なんて日に日に変化するだろうし、そうした世界に囚われるのでは無く、いかに自分の世界を持ち、想像力豊かに暮らしを送るかが大切。

世の中の進化で、選択肢は際限なく増え、簡単に何でも手に入るのは素晴らしいけど、こんな時代だからこそ、大切なことは答えを自分の中に深く求めて、できれば自分で作り出して対応するのが一番強いんだろうな。

そういう意味で、NOMAYADO作りも大いに楽しんで進めたいと思っています。
基礎的な工事はほぼ終わり、いよいよ自分たちが工夫して味付けしていく段階へと入ってきました。洗面にはモロッコの手作り鏡を付けよう、倉庫感丸出しのガルバリウム壁はいろんな大きさの木箱で埋めよう、客室の照明は流木で作ろうかなど、いろんなアイデアが渦巻いています。

客室から海を臨む、展望窓もその姿を現しました

NOMAYADOでは、何もしない時間も大切に、旅人が自らの好奇心を呼び覚ますためのいろんな仕掛けをご用意したいと思っています。大きな世の中の変化に対応するためには、クリエイティブな感覚がきっと役に立つはず。自然の中で肌感覚を研ぎ澄ませ、想像力を膨らませて、柔軟に生きるアイデアを練る・・・

そんな旅のカタチがあってもいいんじゃないか・・・。


NOMAYADOは、2023年4月オープン予定。
このnoteは、宿を始めてもずっと続けていきたいと思っています。
今年も宜しくお願い致します。

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