みんと/漢方養生栄養士

糖尿病の夫を支える管理栄養士です。病院勤務歴25年の経験と知識を、患者家族の立場に立ち…

みんと/漢方養生栄養士

糖尿病の夫を支える管理栄養士です。病院勤務歴25年の経験と知識を、患者家族の立場に立ちながらお伝えできればと思っています。漢方養生指導士の資格も持っているので、東洋医学を取り入れた健康レシピも紹介できればと思っています。

最近の記事

糖尿病に大敵!ストレスを解消する6つの方法

昨日の記事で夫のストレス(暴飲暴食)の話を書いたので、今日はストレスについてまとめてみようと思いました。管理栄養士として、そして漢方養生栄養士としての視点から考えてみました。 糖尿病とストレス糖尿病の血糖管理にはストレスが大きな影響を与えることがあります。 ストレスは、体内でコルチゾールというホルモンの分泌を促進させます。コルチゾールは血糖値を上昇させる働きがあるので、糖尿病患者にとっては特に注意が必要です。 また、ストレスが続くと、インスリンに対しての感受性が鈍くなり、

    • ストレスで暴飲暴食 時には失敗もあるということ

      本日は食事療法を始めて約1年が経ったころのお話です。 (夫に糖尿病の疑いが生じた2020年のクリスマスから少しずつ思い出して書いています。) 最初の記事はこちら↓ ずっとそれなりに食事療法を続けていた夫ですが、年末年始の忙しさや難しい仕事にストレスがどんどん溜まり、日々暴飲暴食となっていました。 危ないと感じるくらいのストレスだった コロナ禍の東京。 PCR検査に関わる仕事も担当していた夫はすごく忙しくなっていました。 もともとの仕事も同時進行だったのですが、その仕事で

      • ライチ紅茶と紅花を購入しました。ライチ紅茶は加工時にライチの果汁を染み込ませて作り、無糖・無香料なのにとっても甘い香りがします。ほのかな甘みもあるんだって。ライチは薬膳でいうと養血類、紅花は理血類。飲んだらまたレポートします。

        • HbA1cが改善!その理由は

          本日は食事療法を始めて10か月が経ったころのお話です。 (夫に糖尿病の疑いが生じた2020年のクリスマスから少しずつ思い出して書いています。) 最初の記事はこちら↓ アルコール減らします宣言から3か月後の検診結果を振り返りたいと思います。 HbA1cの結果 最近は3か月ごとに血液検査を行っています。今回もまたHbA1cの値が改善していました。 1月 8.9% 2月 8.2% 3月 7.3%  4月 6.9% 7月 6.7% 10月 6.2% ←今回ここ 体重もずっと9

        糖尿病に大敵!ストレスを解消する6つの方法

          食事療法7か月目の結果とお酒の話

          本日は食事療法を始めて7か月目のお話です。 (夫に糖尿病の疑いが生じた2020年のクリスマスから少しずつ思い出して書いています。) 最初の記事はこちら↓ 多少血糖値も落ち着いていたので、受診は毎月ではなく3か月ごとになりました。引き続きしっかりお薬を飲み、食事療法もそれなりにがんばっていました。 でもやっぱり運動はしないし、アルコールの量も減らせていない。いや、むしろ増えてしまっている・・・ HbA1cの結果 1か月ごとに血液検査を行っていますが、今回もまた少しHbA1

          食事療法7か月目の結果とお酒の話

          糖尿病食にもちょい足し薬膳

          糖尿病の食事療法にも薬膳の考えをプラスできたらもっといいかも!と思い、勉強を続けています。 今回は、糖尿病に良いとされる薬膳食材のお話です。 糖尿病におすすめの薬膳食材前回、糖尿病に対して漢方でできることがあるかもしれないという記事を書きました。 何度も言いますが、私は糖尿病の食事療法の基本は現代栄養学だと思っています。五大栄養素のバランスやカロリー計算はやっぱり大事です。その中で、漢方で良いとされる食材を組み込んで献立を立てたら最強じゃない?!ってことなんです。 ではこ

          糖尿病食にもちょい足し薬膳

          まだ咲いてるのよ 生命力…

          まだ咲いてるのよ 生命力…

          糖尿病に対して漢方でできること

          漢方の世界でも糖尿病は存在し、糖尿病のことを消渇と言います。やっぱり昔から存在する病気なのですね。 体内の陰陽のバランスが崩れることによって発症すると考えられていました。 「消」はいっぱい食べても痩せてくる糖尿病の特徴を表し、「渇」は水を飲んでも飲んでも喉が渇く症状を表しているそうです。 治療に関しては、血糖値を下げるというよりも、体全体のバランスを整えることを重視し、糖尿病になる体質を改善するといった考え方です。 糖尿病発症の原因についての考え方は現代医学とは全く違うので

          糖尿病に対して漢方でできること

          糖尿病予防そして医療費削減をめざして

          私は以前管理栄養士として病院に勤務していた。日々栄養指導を行う中で糖尿病患者と話す機会も多かったのだが、糖尿病と初めて診断された人の多くは「糖尿病になるもっともっと前に、こんな話を聞きたかった。糖尿病の恐ろしさや食生活の大切さは学校の授業に組み込んで欲しかった。」と嘆いていた。確かに知っていれば糖尿病にならずにすんだ人もいるかもしれない。 病院ではすでに病気になってしまった人を対象に療養の話をするが、本当は病気になる前に話したい・・・これはずっと私も思っていたことだ。 糖尿

          糖尿病予防そして医療費削減をめざして

          枯らすために水やりをやめたというのに、次々と咲き続ける朝顔 なんて生命力 水あげたいよ 切なすぎる

          枯らすために水やりをやめたというのに、次々と咲き続ける朝顔 なんて生命力 水あげたいよ 切なすぎる

          糖尿病におすすめなお茶ランキング5

          先日の『ホンマでっか!?TV』見ましたか? 漢方養生指導士の大先輩である「ロン毛メガネ」さんが出演されていました。 いつもYouTubeやらXやらで見ている方が出演されていて、親近感もありテンション上がってしまいました(笑) 今回はお茶のお話だったので、私もお茶について書いてみようと思いました。(勝手に) 糖尿病に良いお茶?お薬のように劇的に血糖値を下げるというものではありませんが、糖の吸収を抑えたり、血糖値を安定させたりする効果が期待できると噂のお茶がいくつかあります。

          糖尿病におすすめなお茶ランキング5

          【糖尿病の夫】心筋梗塞?ワクチン副反応?胸痛で救急搬送

          『新宿野戦病院』 とっても面白かったですね。 でも、ちょっと忘れかけていたコロナの時の恐怖を思い出しました。コロナの真っただ中、夫が救急搬送されて大変だったことを。 今日はその恐怖体験を書いてみたいと思います。 糖尿病患者はコロナ重症化? 基礎疾患のある人がコロナにかかると重症化するとニュースでも放送され、常識として広まりましたね。 夫は糖尿病だけでなく、高血圧や不整脈など循環器にも病気がありました。なので、コロナにかかってしまったらきっと重症化しやすいだろう。なのに医療

          【糖尿病の夫】心筋梗塞?ワクチン副反応?胸痛で救急搬送

          糖尿病食に薬膳を取り入れるということ

          漢方養生指導士&薬膳アドバイザーでもある管理栄養士です。 ずっと西洋医学(現代医学)の世界で栄養学を学んできましたが、東洋医学にも興味を持ち、勉強中です。 漢方は「病人」を診る東洋で発展した医学のことを東洋医学とか中医学とか漢方とか、いろんな名前で表現されますが… 日本人に合わせて日本で進化していった東洋医学を「漢方」と言います。 現代医学は「病気」に着目するのに対して、漢方は「病人」に着目した医療です。 病人を診るって何?と思いますが、糖尿病の場合を例にすると、糖尿病

          糖尿病食に薬膳を取り入れるということ

          【糖尿病の夫】薬でやせようとするの巻

          本日は病院受診3回目の記録です。 (夫に糖尿病の疑いが生じた2020年のクリスマスから少しずつ思い出して書いています。) 最初の記事はこちら↓ 3回目の受診までの1か月、引き続きしっかりお薬を飲み、食事療法もがんばっていました。 でもやっぱり運動はできていないし、アルコールの量も減らせていないせいか、体重は90㎏でほぼ停滞。 本人はダイエットにもうはや、限界を感じているようです。 HbA1cの結果 1か月ごとに血液検査を行っていますが、今回もまた少しHbA1cの値は下が

          【糖尿病の夫】薬でやせようとするの巻

          【糖尿病の夫】病院2回目の受診結果

          この記事は、夫に糖尿病の疑いが生じた2020年のクリスマスから少しずつ思い出して書いています。 最初の記事はこちらです。 今日は糖尿病発覚から2か月が経ったころのお話です。 病院2回目の受診結果HbA1cは改善していた 初診でビグアナイド系のお薬をもらい、引き続き食事療法も頑張りました。 前回、頑張った割に思ったほどHbA1cが下がっていないと落ちこんだ夫でしたが、今回は7.3%まで下がっていたので、ホッとしました。 8.9 ⇒ 8.2 ⇒ 7.3% HbA1cは過去

          【糖尿病の夫】病院2回目の受診結果

          糖尿病発覚から1か月がんばった結果

          この記事は、夫に糖尿病の疑いが生じた2020年のクリスマスから少しずつ思い出して書いています。 前回の記事はこちらです 結局怖くてなかなか病院に行こうとせず、高血圧の薬が無くなったタイミングでやっと仕方なく行ってくれました。 少しでも改善しておこうと頑張った とはいえ、夫もちゃんと頑張ってダイエットしていました。 アルコールの種類を変え、夜食を控え、昼食の内容を変え。 炭水化物はしっかり量って食べたし、私の作る減塩メニューにも調味料をかけることなく我慢して食べました。

          糖尿病発覚から1か月がんばった結果