【糖尿病の夫】病院2回目の受診結果
この記事は、夫に糖尿病の疑いが生じた2020年のクリスマスから少しずつ思い出して書いています。
最初の記事はこちらです。
今日は糖尿病発覚から2か月が経ったころのお話です。
病院2回目の受診結果
HbA1cは改善していた
初診でビグアナイド系のお薬をもらい、引き続き食事療法も頑張りました。
前回、頑張った割に思ったほどHbA1cが下がっていないと落ちこんだ夫でしたが、今回は7.3%まで下がっていたので、ホッとしました。
8.9 ⇒ 8.2 ⇒ 7.3%
HbA1cは過去1~2か月の血糖値の平均を反映する値なので、やっと数字が落ち着いたのか、お薬が効いたのかわかりませんが、改善したのは間違いない。
合併症予防の目標はHbA1c7.0%未満となっているので、まずはそこまで目指したいけれど、とりあえずは下がっていたことに家族で喜びました。
インスリンはそれなりに出ているが足りてはいない
血糖値を下げる唯一のホルモン「インスリン」
これがちゃんと出ているか出ていないかで治療方針が全く違ってきます。
内心私は一番心配していた検査でしたが、結果はそれなりには出ているけどちょっと足りない状態でした。
先生曰く「きっとずっと以前から糖尿病だったんですよ。見かけ上急激に値が上がっただけで、それなりにずっと血糖値は高かったと思うよ」
空腹時しか測らない健康診断じゃ見落としがちな食後高血糖。上がったり下がったりを繰り返してたらHbA1cもそこまで高くならなくて、糖尿病に気づけないこともある。
いっぱい食べて血糖値が上がるから膵臓が頑張ってインスリンを出し続ける。働き過ぎた膵臓は疲れ果ててインスリンを出せなくなってしまう・・・
まだ何とか出てくれていて良かったよ。注射じゃなく、お薬で何とかなりそうです。
腎症2期であると診断
尿中アルブミンの値が高く、腎症2期だと診断されました。
糖尿病腎症は糖尿病の3大合併症の1つです。
これには夫もすごくショックを受けたようです。
「透析だけはいやだ!」と落ち込んでいる様子を見て、先生は「まだ引き返せる!頑張りましょう」と励ましてくれたそうです。
糖尿病と診断された時点ですでに腎症1期となるので、2期はやや腎臓がダメージを受けている状態です。
ただ、甘くみてはいけないステージ。ここでなんとか引き返さないと、元気な腎臓に戻れなくなってしまいます。
夫の場合は高血圧もあるので、減塩も必要です。
「でも今ダイエットも血糖コントロールもできているから大丈夫、このまま頑張ろうね」って話ました。
その他の血液検査結果
アルコールはやめてはいないので、健康診断の時よりはマシにはなっているものの、肝機能は良くないです。
ただ、先生もいきなり全部制限するのは難しいと思っておられるみたいで、「お酒を飲ん分だけ水分はちゃんと摂ってよ。脱水が起きてるからね」とだけ告げたそうです。
帰ってから「そんなに飲めるか!」って愚痴る夫に、だからそういうことを言っているんだろうと伝えました。
酒+水=1:1 飲める量にしろってね。
お酒とタバコも、少しずつでも減らしていかないとね。
お薬が決定しました
1か月はとりあえずのビグアナイド系のお薬でしたが、検査結果や経過を見た上でDPP-4阻害薬に決定しました。
食事をした後に血糖値が上がると、このお薬が働いてインスリン分泌を促進し、さらにグルカゴン(血糖値を上げるホルモン)分泌を抑制してくれるので、食後の血糖値の急激な上昇を抑えることができるそうです。
急激に血糖値が上がると血管にダメージを与えるし、合併症を引き起こすリスクも高めるので、できるだけゆっくりなだらかに血糖を上げたい。
このお薬だけの単独投与では低血糖のリスクが低く、また体重が増加しにくいという特徴もあるので、夫にはぴったりのお薬なのだと思います。
この薬で、さらに糖尿病が改善するといいなと期待大です。
運動するように指導を受ける
体重は4㎏落ちてからあまり変化がなく、90㎏前後を彷徨っています。
先生は「4㎏落ちたのはただ水が抜けただけじゃない?運動しないと痩せないわよ」と厳しく言い放ったそうです。
女医さんだけど、強い。
でも、ごもっともです。
ただ前回も書いたようにいきなり自転車で通勤したりして命の危険を感じたそうなので、「できるだけ歩く」とか「体操する」とか、ゆるやかな運動から始めるしかありません。
90㎏の体を動かすと膝や腰が痛くなりそうと、はなからやる気は無いようですが、せめて家の中だけでも動いていただきたい。
「リモコン取って~」とか言う人なんでね。
お薬である程度改善すると思いますが、食事療法と運動療法も続けて行こうねと話し合いました。
まとめ
病院受診2回目の様子をまとめてみました。
糖尿病発覚から2か月ほどでしたが、HbA1cは8.9から7.3%まで下がっていました。
インスリンはある程度出ていましたが、腎症はやや進んでいて、微量アルブミンが出ている「腎症2期」と診断。まだ戻れる値なので、引き続き食事療法が重要です。
ダイエットは停滞期に入っているので、先生からは運動もするように言われています。(本人はまだやる気なし)
今回、ビグアナイド系のお薬からDPP-4阻害薬に変更になったので、また次回の受診まで経過観察となりました。
2021年の3月初めごろの記録です。
少しずつまた経過を綴っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
食事についての詳しい記事も書いています。
気にある方はぜひ読んでみてください。(後半は有料となっていますが、大事なところは無料で読めるのでぜひ)
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