糖尿病に大敵!ストレスを解消する6つの方法
昨日の記事で夫のストレス(暴飲暴食)の話を書いたので、今日はストレスについてまとめてみようと思いました。管理栄養士として、そして漢方養生栄養士としての視点から考えてみました。
糖尿病とストレス
糖尿病の血糖管理にはストレスが大きな影響を与えることがあります。
ストレスは、体内でコルチゾールというホルモンの分泌を促進させます。コルチゾールは血糖値を上昇させる働きがあるので、糖尿病患者にとっては特に注意が必要です。
また、ストレスが続くと、インスリンに対しての感受性が鈍くなり、血糖値が下がりにくくなります。
そして、夫のようにストレスから逃れようと暴飲暴食にもなりやすく、血糖値のコントロールも乱れがちに。その状態が続いたら、合併症のリスクも高まりますよね。
そんなことは本人だってわかっているから、そんな自分に対してまたストレスを感じてしまうことも。
糖尿病の人はうつ病になる可能性も高いといわれています。うつ病になってしまったら、食事だけでなく運動や薬物療法も難しくなり、治療がうまくいかなくなるかもしれません。ストレスくらいと甘くみないで、本当に注意が必要なんです。
ストレスは直接的にも間接的にも糖尿病を悪化させてしまう要因だということです。
ストレス解消法
糖尿病養生の一環として、ストレスを解消することが重要です。ストレスを軽減することで、血糖値の安定化を図ることができるといっても過言ではないかと。
漢方的にもストレスは『気滞』を起こし、体のさまざまな機能が滞ってしまうと考えられています。体は気血水で構成され、血と水は気によって巡っていると考える漢方において、気の滞りは全ての機能がうまく回らなくなるので大問題。なのでストレスを軽減する方法については漢方養生でも学びました。
というわけで、ストレス解消法について漢方養生も交えながら、まとめてみたいと思います。
1. 定期的な運動
運動はストレスを軽減し、血糖値をコントロールするのに役立ちます。無理なく続けられる運動を取り入れましょう。
2. 十分な睡眠
質の良い睡眠は、ストレスを軽減し、血糖値を安定させるといわれています。毎晩7〜8時間の睡眠を目指し、規則正しい生活リズムを保つことが大切です。うちの夫は睡眠時間も短いのが問題なんですよね・・・夜中のゲームやYouTubeは余計に頭が冴えちゃうから禁止ですよね。言うこと聞かないんだけど。
3. リラクゼーション技法
音楽鑑賞、深呼吸、アロマセラピーなどのリラクゼーション技法を取り入れることで、心身のリラックスを促進し、ストレスを軽減できます。
また、漢方養生でもオレンジやレモンなどの柑橘系の香りがストレスを緩和させ、気を巡らすといわれています。アロマセラピーに柑橘系を使ってみると良いのではないでしょうか。
4. バランスのとれた食事
栄養バランスの取れた食事を心がけることで、血糖値が安定するので、ストレスの軽減に繋がります。暴飲暴食になりがちですが、ストレスが起こっているときにこそ心がけたいところではあります。
5. 誰かと話す&相談する
家族や友人と楽しく話してストレスを解消するもあり、相談に乗ってもらうもあり。また医療の専門家にサポートを受けることもできます。聞いてもらって何らかのアドバイスももらえれば、ストレスを大幅に軽減できますよ。ネット上でも糖尿病患者のサポートグループや患者会もあるので、参加してみるのも良い方法だと思います。自分だけで悩まないでくださいね。
6. 趣味や楽しみの時間を持つ
趣味や楽しみの時間を持つことは本当に大事ですね。ストレスを発散し、心の健康を保つことができます。
夫の趣味はゲームかな。ストレスMAXの時はゲームする時間もなかったけど。少しだけでも頭と心を緩める時間が必要だったのかもしれませんね。今更ながら思います。
まとめ
糖尿病とストレスは密接に関連しているので、ストレスを解消してあげることで糖尿病の管理も整うのではないでしょうか。
今日まとめたような方法を組み合わせて日常生活に取り入れ、健康的な生活を送りたいなと思います。
長くなってしまったので今回はこのくらいにして、次回はストレスに効く栄養素や食品・食薬についてまとめてみたいと思います。
ありがとうございました。
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