HbA1cが改善!その理由は
本日は食事療法を始めて10か月が経ったころのお話です。
(夫に糖尿病の疑いが生じた2020年のクリスマスから少しずつ思い出して書いています。)
最初の記事はこちら↓
アルコール減らします宣言から3か月後の検診結果を振り返りたいと思います。
HbA1cの結果
最近は3か月ごとに血液検査を行っています。今回もまたHbA1cの値が改善していました。
1月 8.9%
2月 8.2%
3月 7.3%
4月 6.9%
7月 6.7%
10月 6.2% ←今回ここ
体重もずっと90㎏オーバーで停滞していましたが、87㎏まで落ちました。まだまだ多いけど、95㎏あったことを考えると、頑張っていますよね。先生も「素晴らしい!」ってすごく褒めて下さったようです。
薬が1つ増えたから?
実は前回受診時に夫念願のSGLT2阻害薬を追加処方していただいていました。
SGLT2阻害薬は、腎臓での糖の再吸収を抑え、糖を尿と一緒に体から出してしまうことで血糖値を下げるという薬です。血圧を下げたり脂肪燃焼を促す効果も期待できるそうで、最初から夫は先生にこの薬がいい、この薬がいいとお願いし続けていたのです。ただ、ものすごくトイレが近くなるそうなので、アルコールを大量に飲む夫の場合、脱水を起こす可能性が高いし、しばらく経過を観察してからでないと使えないと、先生に断られていました。経過が順調なこともあって、前回とうとう処方してもらえたんです。
この薬が効いたというのもすごく大きいと思います。(万人に使えるわけではないことをご理解ください)
自転車通勤に変えたのも良かった
急に自転車で通勤して心臓に不安を感じた・・・そんなこともありましたが、体重も少し落ちたし、良い季節にもなったので、また自転車通勤を始めました。
運動する時間が取れないので、これが一番良い方法だと思います。自由な時間に通勤できるのも良いみたいです。
アルコールはどうなったか
アルコール減らします宣言・・・守られたのは数日でした。
尿酸値も肝臓の数値も高いというのに、救急搬送で恐怖を味わったというのに、喉元過ぎれば熱さを忘れる。呆れてしまいます。
ただ、SGLT2阻害薬が追加になると、やはりびっくりするほどトイレの回数が増えたんです。水分をしっかり摂らないと脱水を起こします。現に喉は乾くし夜中何度も足がつるし。しっかり水分を摂らないと脳梗塞や心筋梗塞のリスクも高まるので、アルコールを飲んだら同じくらい水やお茶を飲むよう心掛けました。
水を飲むのはしんどいようですが、ならアルコール減らしなさい!って話です。
食事はバランス制限食、でも時には羽目を外して
食事は管理栄養士の私が作るバランス制限食を続けています。コロナ禍で外食もできないし、家で食べるしかなかったですしね。
ただ、週末はストレス発散のためにおこもりで温泉宿にお泊りすることもありました。たまには羽目を外しても、日々頑張っているから大丈夫。バイキングで食べすぎちゃうのは問題ですが、コロナ禍はお部屋食しかなかったのである意味良かったです。ごはんだけはお代わりしないよう気をつけたかな。
ゴールはない
すごくHbA1cの値が改善したので、大喜びしている夫。薬の効果も感じているので、「これ飲んだら食べても大丈夫じゃん」って思いがち。でもやっぱり土台に食事や運動療法があってこその改善ですよ。それに値が良くなったからってこれがゴールではないですから。空腹時血糖はまだ126㎎/dlもあったしね。
ここからは維持できるように頑張ることが大事です。
療養生活にゴールはない。というか、誰しも健康でいることにゴールはないですもの。
時には羽目も外しながら、楽しく美味しくほどほどに。合併症を起こさないようにこれからも家族で頑張っていこうね。そんな話もした、10か月目のお話でした。