JリーグInternational Series2024 広島×シュツットガルト(2024.8.1)観戦レポ
第2次世界大戦時に空襲被害を受けたシュツットガルト、原爆被害を受けた広島のピースマッチとして開催された国際親善試合。
スタジアムのライトアップはバイオレットカラーから平和を示すグリーンに変更。
試合前は両チーム、観客で黙祷を捧げました。
メンバー入りは24人。
交代枠は定められず、人数制限なしに両チームとも交代可能。
広島にとってはリーグ後半に控え選手の活躍の可能性を探るため、シュツットガルトにとってはブンデスリーガ開幕前のプレシーズンマッチとしての試合となりました。
●試合は2-5で完敗。しかし収穫を得た親善試合
シュツットガルトは11番が圧巻で、体格が大きくスピードも出る選手。
その他の選手もレベルが高い。
寄せの速さやトラップの正確さを何度も見せつけられた。
また、必要な時に一斉にスピードを上げ攻め上げ、最後のシュートの精度も高い。
シーズン前の状態であり、クオリティの高さを体感。
流石はブンデスリーガ2位の実力を持ったチームでした。
今日の試合、後半広島は普段のリーグ戦では絶対に見ることができない選手構成(広島ユース選手・ベンチメンバー)で臨む。
シュツットガルトも同様に大幅交代(おそらく控え選手中心)
青山選手が久々のキャプテンマークを巻き、そこに過去J優勝メンバーである柏選手や茶島選手も登場。
広島の希望、18歳中島洋太朗選手のプロ初ゴール!
彼はすでにJ1リーグ戦デビューしていますが、この試合では存在感を出していました。
成長して日本代表まで上り詰めて欲しい広島の逸材。
今後のリーグ戦でも活躍を期待したい選手の一人となりました。
同じく18歳 2m越え木吹(コフィー)翔太選手・井上愛簾(アレン)選手も将来への期待が持てるプレー。
さらにマルコス・ジュニオール選手の美しいFKが決まる。
ピースウイングで初の直接FK決定。
流石、マルコス・ジュニオール。
ケガなどでなかなかリーグ戦で絡めていませんが、後半リーグ戦での活躍期待です。
この試合では、今後のJでの活躍が期待できそうな選手を見ることができたのが最高でした。
平日・高価格チケット・猛暑といった条件下で20,000人越えの観客を広島で集められたのは立派。
シュツットガルトには来年是非とも再来日して欲しい。
●新加入選手 トルガイ・アルスラン選手 上々の滑り出し
新加入選手 トルガイ・アルスラン選手。
オーストラリアAリーグ メルボルン・シティーから加入。
スキッベ監督直々に口説いたといわれる期待の選手。
この日試合での初お披露目となりました。
ボディバランスが良い、ボールキープ力があり、パス精度も良好。
地味さがあるが安定度が高い選手。
合流間もない中でクオリティの高さを示してくれました。
リーグ戦後半での活躍がとても楽しみです。
●川辺駿選手がサンフレッチェ広島に帰還
試合前に嬉しいニュースが。
2021年まで広島所属の川辺駿選手。
スイス、ベルギー両リーグを経て3年ぶりの帰還が決定。
川村選手、野津田選手、大橋選手と今夏次々と海外移籍が決まり、中盤の補強のために戻ってきてくれました。
私が2年連続年間で推していた選手なので、この帰還は嬉しい出来事ですし、元日本代表経験者でもあり、実力は十分。
年末までのリーグ戦、ルヴァンカップ、天皇杯と活躍を期待します。