マガジンのカバー画像

少し離れて住む親のサポート始めました

18
運営しているクリエイター

記事一覧

【親サポ】300文字で、タイミングってあるんだな

【親サポ】300文字で、タイミングってあるんだな

父が短期入院することになった。

火曜日に腰椎の圧迫骨折が見つかった。

軽度のため本人も腰痛だと思っていたが、定期的にきてくれるマッサージ師が、ベッドに横になれない父に受診を薦めてくれた。
素直にいつもの整形外科を1人で受診し、先生からの電話で発覚したのだ。

運よく、水曜日は私が付き添っての通院日。
さらに、服薬相談のためケアマネさんにも同行してもらうことになっていた。

金曜日はかかりつけの

もっとみる
【親サポ】200文字で、どっと疲れた帰り、車窓の夕陽に気づくまで

【親サポ】200文字で、どっと疲れた帰り、車窓の夕陽に気づくまで

今日は1日父の通院の付き添い。
どっと疲れた帰り、iPhoneのヘルスケアにある「心の状態」で「一時的な感情」を記録してみた。
3つの質問に選択肢で答えるだけだ。

快/不快を自己判断

そこに含まれる感情を選ぶ

感情に影響を与えていることを選ぶ

ひとくちに疲れたといっても、私が選んだ感情は10個もあった。

こんなに感情が乱れてたら疲れるはずだよねと思ったら、気持ちが落ち着いた。

落ち着い

もっとみる
【親サポ】250文字で、「面倒だからやらない」を見過ごした後悔

【親サポ】250文字で、「面倒だからやらない」を見過ごした後悔

「めんどくさい」は何気ない言葉だ。
父は、面倒なことは気にしなければやらずに済む、という考えだった。

他にやりたいことや楽しみがあった。
リビングの掃除はしないけど、お風呂とトイレは綺麗にしていた。
だからの父の「めんどうくさい」も、まぁいいか、と思っていた。

今そのことを後悔している。
楽しみにしていたことを、そんな気にならないと言い
できていることを、面倒だからもうやらないと言う。

でき

もっとみる
【親サポ】200文字で、親との長電話で感じる、不思議

【親サポ】200文字で、親との長電話で感じる、不思議

父の服薬が急に覚束なくなったので
服薬の確認のために電話をした。

同じ話を繰り返すから
父との電話はとても長い。

切ったあと
すぐにかかって来た。
どうしたのかと思ったら
私の電話代の心配だった。

切ったら1時間経っていたと気づいたらしい。
父の電話は話し放題の契約だから
次からは、私から掛けたときは
父に折り返すように言え、とのことだ。

薬のことは曖昧だけど
ハッキリしていることもある。

もっとみる
【親サポ】250文字で、夫のクルマで通院の付き添い

【親サポ】250文字で、夫のクルマで通院の付き添い

今日は父の病院付き添い日。
有給休暇の夫が運転してくれたので、実家の片づけでまとめておいた、実家から運び出すものを出せた。

あとはいつものように
前回来たときから溜まった書類を仕分けして
薬を飲めているか確認し
雑談から出てきた予定をカレンダーに書き込む。

病院から帰ったら
もらった薬を父のルーチンに合わせてセットして
次の通院予定をカレンダーに書き込む。

毎日のことは大丈夫だけど
サポート

もっとみる
【親サポ】200文字で、雑談からわかること

【親サポ】200文字で、雑談からわかること

肌寒い霧雨のなか実家に向かった。
父の通院の付き添いだ。

前回薬の量が増えて、やっと痛みが消えた父。
今度は、痛くないのに病院に行く理由がわからない。
とはいえ、理由を説明すれば理解する。
ただ、忘れるのでその度に説明が必要だ。

その合間に、通院途中で、待合室で、いろんな雑談をする。
話す内容や口調のなかに、父が考えていることや感じていることが伝わってくる。
調子は良さそうだ。

帰りに景色を

もっとみる
何も言わずに、アイコンタクトでおやすみなさい

何も言わずに、アイコンタクトでおやすみなさい

21時半に父から着信。

何かと思ったら
カレンダーのメモについて。

それはすぐに解決したけど
そこから
掛かり付け医を変える話になった。

その動機や
変える場合の手順など
話がどうどう巡りしてしまう。

同じ会話を
何度も繰り返すこと1時間。

隣にいた夫が
アイコンタクトで
先に寝るねー、と。

ごめん。
おちおちテレビも見られないよね。
こんなに長くなるなら
私が移動すればよかったね。

もっとみる
【親サポ】6年分の書類を整理

【親サポ】6年分の書類を整理

実家の片づけを進めている。

目に入る情報を減らして
いまのペースで生活しやすく
するためだ。

今日は書類の整理。
父はもともと書類の整理が苦手。
6年分の公共、金融のお知らせが
テーブルに積み上がっていた。

これらの書類は
父が持ち込むものではなく
送られてくるものだ。

捨てどきを判断できずに溜めていき
量が増えると面倒になってしまう。

そこに短期記憶障害が重なって
必要な書類が
わから

もっとみる
いまの習慣が30年後の生活を作る

いまの習慣が30年後の生活を作る

85歳を越える親と
話したり
暮らしぶりを見ていると
習慣の大切さを痛感する

身体が痛いと言いながら
続けているのは
好きなこと
大切にしたいこと
楽しいことだ

その様子を詳しく観察すると
習慣になっている

父は
靴を履くたびに靴紐を結ぶ私を見て
自分はそんな面倒な靴は嫌だ と言うが
趣味のカラオケのためなら
新しいお店を開拓し
テレビの歌番組をチェックして
新曲を繰り返し練習して覚える

もっとみる
【親サポ】小さな工夫を足していく

【親サポ】小さな工夫を足していく

バスの窓から景色を眺めて
好きな音楽を聴いて
頭を空っぽにして
父のサポートへ。

会話も
その瞬間の判断も
支払いも問題なく
意欲も食欲もある。

だけど短期記憶に障害があるので
会話がひと段落すると
会話の内容は忘れている。

だから付き添っている間は
先生から父に伝えられたことと
それに対して
父がどう答えて判断したのかを
観察して記憶する。

家に帰ったら
父がいつも見ているカレンダーに

もっとみる
病院の待合室で、公園に忘れられた自転車の気持ちになった

病院の待合室で、公園に忘れられた自転車の気持ちになった

警固公園の上空の雲が
羊毛みたいだと思いながら
バスに乗った。

父の病院の付き添いだ。

道すがら近況を話していると
ここ数日、父は腰が痛くて
近々、行きつけの整形外科に
行くつもりだと言う。

だったら、ついでだからと
帰りに寄ることにした。

一緒に診察室に入り
先生に父の近況を伝えて
診察のあと
父は少しリハビリ治療を
受けることにした。

看護師さんに付き添われて
父はリハビリ室へ
私は

もっとみる
実家の台所で気づいた親子間ギャップ

実家の台所で気づいた親子間ギャップ

実家に行くことが増えて
生活をサポートするようになり
本腰を入れて
実家を片づけることにした

とはいえ
回復してきた父は
自分のペースを取り戻そうとしているし、それ自体は喜ばしい

だから片づけペースは
父と相談しながら

まずは台所
物量が多そうなわりに
父は台所のものに無関心だからだ

全く管理されずに放置され
把握できていないモノが詰まった
引き出しや棚の中を片づけ始めて
改めて物量に驚い

もっとみる
親も私も、生活サポートプロジェクトのひとりだと仮定してみる

親も私も、生活サポートプロジェクトのひとりだと仮定してみる

毎朝引いているVIA-IS強みのカード

今日引いたのはチームワークだった

先週から急に現実味を増している
父の暮らしのサポート

初めてのいろんな手続きを調べて
あちこち電話して
自分のスケジュールを調整して
楽しみにしていたこともキャンセルして
夫にも多少皺寄せがいくのを申し訳ないと思って…

なんで急にこんなことに…?
でも私がやらないと!
私の役目なんだ! という気持ちがあった

だけど

もっとみる
親のことで慌ただしい妻とその夫の程よい距離感

親のことで慌ただしい妻とその夫の程よい距離感

私たち夫婦の親は同世代

ほんの少し義母が年上で
いま私が体験していることを
夫は少し前に体験している

だからなのか
一連の父騒動について
夫は私の話を落ち着いて聞いてくれる

困るわー というと
そうだな、困るな、と
共感してくれたり

義母にもこんなことがあったよ、と
経験を話してくれたり
それを聞いて私も
そう言えばそうだったと
思い出したり

そして
父の問題には踏み込んで来ずに
その影

もっとみる