【電通ランウェイ】男性育休取得者の座談会レポート① 育児体験 編
座談会メンバー
【ファシリテーター】
Yさん:2019年7月入社 マネジメント職 30代 子どもの年齢(3歳8ヶ月、1歳3ヶ月)
【参加者】
Tさん:2019年12月入社 マネジメント職 40代 子どもの年齢(1歳3ヶ月)
Aさん:2019年9月入社 営業職 30代 子どもの年齢(4歳、0歳11ヶ月)
Hさん:2021年1月入社 営業職 30代 子どもの年齢(2歳6ヶ月)
Kさん:2022年4月入社 営業職 30代 子どもの年齢(1歳2ヶ月)
※ほかにも育休取得は複数いますが、有志での座談会です。
同席者:人事総務部長、広報担当
座談会参加メンバーの育休取得概要
想像以上に育児に貢献できなかった
Yさん「育休取得して、心境の変化はありましたか。」
Tさん「はい、ありました。僕は、子どもが生まれた直後よりも、より手がかかってくるであろう、生まれて半年後に、1ヶ月育休取得しました。最初は育休に入れば、何か貢献できるかなと思っていたのですが、ちゃんと子どもと接したり、家族のためにうまく立ち回れなくて全然ダメでした。育休が終わるタイミングで、もう一度取得しようと決めていました。改めてチームに相談して調整して9月末から2回目の育休取得する予定です。」
Hさん「僕もまだまだだなって思うことばかりですが、Tさんはどんなところが育児に貢献できてないと思われましたか。」
Tさん「やっぱり、圧倒的に母親の方が大変じゃないですか。好きなタイミングでお手洗いにも行けないとか、そういう日常における大変さが、僕が育休取得しても意外と解決されないなって。せっかく育児に専念できる時間をもらったのに役に立てなかったな、で終わるのが悔しくて、2回目はもっと積極的に参加して貢献したいなって思っています。」
Hさん「たしかに、どう頑張っても寝かしつけ出来なくて、奥さんに代わってもらってやっと寝かせられたと思ったら、夜泣きで起きて。何もできないなと思いながら、ずっと横で見守ってだけになってしまっているときもありました。(涙)」
Tさん「もちろん世話をしたり、ご飯作ったりとか風呂入れてとかそういうこともしますが、実際母親にかかる負荷と父親にかかる負荷ってなんかって違うなって感じましたね。ちょっと見ていても奥さんの勤続疲労が半端ないですね。」
Aさん「そうですね。少しでも休ませてあげたいですよね。1人の子どもに対して、育休取得できる回数は1回のみではないのですね。」
Tさん「はい、分割して取得もできるんです。お父さんの先輩であるみなさんはご理解あると思いますが、生後半年と、一歳児では全然求められることが違うし、子どもに接する楽しさみたいなものも違うので、そういう意味でも素直に2回取得するのっていいなって。」
Tさん「あとは、会社的にも結構オッサンな自分が2回目を取得すると比較的取得しやすくなるかなという思いもあるので、チームのみなさんにちょっと負担かけて申し訳ないですけど、取得しますという状況です。」
Aさん「確かに全然違いますね。私の子どもも今1歳ぐらいなのでタイミング的にいいかもしれないです。」
子供とも、奥さんとも一緒に時間を過ごしたい
Yさん「具体的にどのような時間を過ごしていましたか。」
Kさん「まずは育休前まで奥さんに任せてしまっていた、家事も含めてできなかったことを全力でしました。朝食を作って食べさせて、保育園もちょうど慣らし保育だったので2時間預けて。送り迎えをしていました。
妻が疲れているときは控えますが、子どもと3人で過ごしたいって思っていて、児童館へ行ったり、公園へ行ったり一緒に楽しむ時間も大切にしていました。仕事をしているときは帰りが遅いので、そのときできなかったお風呂入れることも挑戦しました。最初はちょっと怖かったです。」
Yさん「家族で一緒に楽しむ時間っていいですね。」
Kさん「育休中だからこそできることは、全部したいなって思っていました。後は、寝かしつけかな。夜3、4時間くらいに1回のペースで子どもが起きてしまっていたので、奥さんには寝室で寝てもらって、その間、僕がリビングで子どもと一緒にいたり、奥さんが本当にゆっくり寝られる時間を作ろうということをしていました。」
Aさん「夜泣きで起きてしまったときは、前もって哺乳瓶にミルクの粉だけを入れておいて、自分がミルクをすぐに作りに行ったり、おむつ代えたりしますよね。」
Kさん「そうですね。極力受け身にならないようにしていました。」
奥さんからの「何も出来ないのね」の一言で
Yさん「奥さんと話し合ったことはありますか」
Kさん「育休に関わらず、育児に対して最初は、一緒に育てているはずなのに気が利かないことばかりでした。妻に『あなたって仕事ができるかもしれないけど、育児に関しては本当に何も出来ないのね』とズバっと言われてしまったことがあって。」
Yさん「何か、積もりに積もってしまっていたんですかね。」
Kさん「そうですね。その時に僕は、転職したばかりで仕事にも慣れていない状態だったので、仕事も育児もできない、自分は本当にダメなんだってダブルパンチを勝手に受けて、その言葉で結構落ち込んだんです。でもそれが逆にきっかけになったというか、子どもファーストな生活リズムにどんどんなっていったので、いい言葉でしたね。」
満場一致!機会があれば育休取得したい
Yさん「育休を取得する機会があればまた取得したいですか。」
Hさん「もちろんです。育児が日に日に楽しくなってました。」
Yさん「育休を通して、もっと育児に専念したいという気持ちが増したよね。」
Kさん「あの時間は大切でしたし、機会があれば、また取得したいです。」
Aさん「2人目の育休中は上の子とも遊びつつ、下の子の世話をする楽しさもありましたね。次取るときはもっと長く取りたいしなと思います。」
Yさん「なんかこう、育児や家事をやらされていると思われている人もいるかもですが、積極的に参加したいですよね。」
Tさん「そうですね。家族の形は、人それぞれですが、自分が出来ることは何でもしたいですね。」
育休は、一瞬で成長してしまう我が子の成長に立ち会えるチャンス
Yさん「これから取得する人に向けて伝えたいことはありますか。」
Aさん「僕は、絶対取った方がいいと思っています。子どもはすぐに成長してしまいますし、そのタイミングは一生に何回もないと思うと、少しでも長く子どもと一緒の時間を過ごしたいです。ちゃんと向き合いたくって。」
Yさん「子どもの成長と一緒に並走できるのって1年ぐらいしかないですね。」
Tさん「はい。3ヶ月くらいでも全然違いますもんね。子どもってすぐに変わってしまうので、育休って成長の瞬間に立ち会えるいいチャンスですよね。」
Kさん「ほんとですよね。僕は子どもの急成長に刺激を受けて、負けてられない!!と思って仕事の活力にもなっています。(笑)」
Hさん「わかります!周りの人にも自分と同じ体験をしてもらいたいので、育休取得する人がでてきたときには、自分が快く送り出してあげたいです。」
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いかがでしたでしょうか。
ランウェイ社員の座談会から、育児について考えるきっかけになれたら幸いです。
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