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ドラムにコーティング?!きっかけは意外なところだった!

皆さんこんにちは。ご覧いただきありがとうございます!
ドラムテック・自動車ライターの齊藤優太です。

今回は、自己紹介の続きとドラムコーティングをするきっかけとなった出来事についてのお話です。

実は私、大の車好き・運転好きなのです。

まず、どれほど車好き・運転好きなのかこれを読めばわかっていただけると思います。

今回は長い記事ですが、最後まで読んでいただけると幸いです。

車の世界を知った高校生

日常生活に当たり前のように溶け込んでいる車。
今や自分で所有しなくても、カーシェアで乗りたいときだけ乗ることができるという便利な時代になりました。
ゆくゆくは自動運転なんて話もあるほどです。

さて、そんな時代になる前の頃、
私が高校生の時のお話です。

高校生になり、遊ぶお金欲しさにアルバイトを始めようと考えました。
選んだバイト先はガソリンスタンド。
この選択が車好きになったきっかけです。

ガソリンを入れに来る多くの車。
高級車、外車、スポーツカー、軽自動車、トラック、ダンプなどなど本当にたくさんの種類の車と触れあっていました。

整備工場や洗車機があったガソリンスタンドでアルバイトをしていたこともあって、お客様用の車雑誌や新聞が置いてあり、暇なときに読んでいました。

「いろんな車があるんだなぁ」と漠然と読んでいるところから、
「この車ってこんなスゴいんだ!家にある車とこんなところが違う」と様々な発見をしていきました。

そのうち、「いつかこの車に乗りたい」と思う車が現れました。

それは、Lexus。

日本が誇るトップの自動車メーカーであるトヨタの高級車部門のLexusに乗りたいと思うようになったのです。

「でも、Lexusってなんでこんなに値段が高いんだ?」
「他の車とどんな違いがあるんだ?」
といった疑問を持つようになり、車のことを自発的に勉強し始めるようになりました。

勉強は独学。
車雑誌を読み漁り、車のメカニズムを解説している専門書を買いに書店へ行き、ひたすら読んで知識を溜め込んでいきました。
整備工場に入庫していた車を見て、何を修理しているのか、どんなことをしているのか整備士に質問を投げかけ、どんどん知識量を増やしていきました。

独学ではあったものの車のことを知るのが楽しくて、新しい発見がある度に喜びを感じていたのを今でも鮮明に覚えています。

こうして車の世界にのめり込んでいきました。

我慢の日々からの衝撃

車の世界にのめり込んで行った高校生の私は、次第に運転してみたいという気持ちが大きくなりました。
しかし、そこには最大の問題点がありました。

免許がない。

この事に気がついたのは高校2年。もちろん、免許を取得するのは不可能な年齢です。
さらに、早生まれということもあって、大学受験のタイミングとの兼ね合いで、18歳の時に免許取得をすることができず、ひたすらお客様やスタッフが運転している車を眺めているだけで、高校卒業の時を迎えるのでした。

大学生になり、大学生活に慣れ、独り暮らしにも慣れた、大学1年の春休みに運転免許を取得。

大学時代にもアルバイトしていたこともあって車を買う計画を立て始めましたが、維持していくことができないことに気がつきました。

結局、大学時代は、必要なときにだけレンタカーを借りて車を乗り回す日々を過ごしました。

大学時代にも終わりを告げ、社会人1年目。
念願のマイカーを購入しました。
今までずっと我慢してきたこともあって、新車でトヨタのアクアを購入。
憧れだったLexusではなく、アクアになってしまった理由は、トヨタの販売店に就職したからです。
しかし、初めての愛車を新車で購入できた喜びの方が大きく、フルローンを組み、働きながら返済をしていきました。

しばらくは、初めての愛車であるアクアとのカーライフを楽しむことを心に決めていましたが、運転の楽しさを追い求めるようになっていきました。

新型車が出る度にディーラーへ行き、
「車見せてください。乗ってみたいです」と言って試乗を繰り返す日々が始まります。
(今思うと迷惑な客だったと反省しています。)

試乗車ディーラー巡りをしているときに、衝撃的なディーラーに出会いました。

それは、アウディみなとみらい。

アウディジャパン直営店で規模が大きいアウディの正規ディーラーです。
そこで見て乗せていただいたA3スポーツバックに衝撃を受けたのです。

質感が高く、デザインはシンプルだけど作り込みがしっかりしていて、運転も軽やかで楽しい車でした。

担当してくれた営業スタッフの印象も良く、輸入車のこと、アウディのことをたくさん教えてくれました。

ここから輸入車の魅力にハマってしまい、輸入車に乗りたいと強く思うようになりました。

実は、社会人2年目になるタイミングで転職していたため、トヨタの縛りから解き放たれていることもあって、いつ、どの車に乗り替えても良い状態になっていました。

転職して間もなかったのですが、収入が安定する見込みがあったため、試乗輸入車ディーラー巡りを一通りした後、ついに輸入車に乗り換えることにしました。

アクアから乗り換えた車は、
Audi A3 Sportback 1.4TFSI

この乗り換えこそがコーティングに目覚めるきっかけとなったのです。

車を大切にするあまり…

車が好きで、綺麗な状態を維持し続けたいこともあり、アクアの時から雨上がりには洗車をする習慣がありました。

アクアとアウディの決定的な違いは、
「新車時のボディガラスコーティング」でした。

アクアの時は少しでも購入金額を安くするため、ボディコーティングは市販の簡易コーティング剤で済ませていましたが、アウディの時は納車前にボディのガラスコーティングを施すことにしました。

雨上がりにはコーティングメンテナンスキットを使い、コーティング効果が持続するよう、洗車後に毎回メンテナンスをしていました。

ある雨上がりの洗車後、いつもと同じようにメンテナンスコーティングしていたときのことです。

「車はコーティングがあるのに、ドラムは?」と思ったのです。
そして、「これだ!ドラムにコーティングをすれば、音質の維持、メンテナンスも楽になる」と発見したのです。

ドラムコーティングに必要なのは元素の理解?!

思い立ったら即行動。
ということで、ドラムのコーティングをするために、改めてドラムを構成するマテリアルについて勉強を開始。

大別すると、ウッドとメタル。

ウッドの中にも、メイプル、バーチ、マホガニー、ポプラ、ビーチ、オークなどたくさんのウッドマテリアルがあります。

メタルの中にも、スチール、ブラス、ブロンズ、アルミ、コパーなどたくさんのメタルマテリアルがあります。

どんなマテリアルにも対応できる極薄皮膜を構成するのは何なのか?

ドラムのみならず弦楽器や管楽器のメンテナンスに使われているメンテナンス剤の成分は何なのか?

学生時代以来見ていなかった元素周期表にまで目を通し、それぞれの元素にはどんな特徴があるのか徹底的に調べていきました。

試行錯誤を繰り返しながら辿り着いた答えは2つ。
「ナチュラルオイル」と「シリコン」でした。

この2つを使い分けることでウッドにもメタルにも対応できることがわかりました。

辿り着いたドラムコーティング

独学で得た知識を元に仮説を立て、仮説を実証すべく、自身が所有している楽器を実験台にドラムコーティングを施しました。

結果は、成功。

コーティングを施すことによって音の輪郭がクリアになり、ドラムのマテリアルを活かしたサウンドを持続させることができたのです。

さらに、車のボディコーティングと同様に、コーティングを重ねていくことで、より高い効果を得ることも実証しました。

「いい音楽は、いい音から」

これを実現するのがドラムコーティングなのです。

ドラムコーティングはオーバーホールと違うのか?

私が提案するドラムコーティングは、
「極薄の皮膜を形成する」ということ。

ドラムは使用環境により異なりますが、汚れが蓄積していきます。手汗、手の油、ほこり、塵など様々要因で汚れてしまいます。

まずはこれらの汚れを落とすため、分解清掃=オーバーホールをしていきます。

オーバーホール後、ボルト部など可動部にグリスを塗って元通りに戻す。
これでは普通のオーバーホールです。

しかし、私が提唱するドラムコーティングは、ナチュラルオイルとシリコンを使い、オーバーホール後に、シェル・ラグ・ボルトなどパーツの表面に極薄の皮膜を形成させます。

極薄の皮膜を形成することで、汚れが付きにくくなるだけではなく、汚れを落としやすくなります。さらに、ウッド・メタルそれぞれの輝きが長き続きします。また、サウンドも楽器そのものが持つ本来のサウンドを洗練させるという効果もあります。

このドラムコーティングはあるようでなかったメンテナンス方法といえるでしょう。
ドラムメンテナンスの新たな形である、ドラムコーティングを出張で実施できるのも、メリットのひとつです。

ぜひ、ドラムのオーバーホールだけではなく、綺麗な見た目、クリアなサウンド、良質なサウンドを持続させたいのであれば、ドラムコーティングを検討してみてください。

思い付きから生まれたドラムコーティング

車・運転好きの日常から生まれたドラムコーティング。

楽器は生き物です。呼吸もしてます。
愛情を与えれば、与えた感情の分だけ良いサウンドを奏でてくれます。

ドラムコーティングをすれば、大切にされていることをドラムがわかってくれて、良い音を発してくれるでしょう。

ドラムコーティングに関して、質問や疑問があれば、コメントください。
ぜひ、新たなメンテナンスの形である「ドラムコーティング」をよろしくお願いいたします。

次回は、ドラムコーティングの様子をお届けいたします!
ぜひ、お気に入り、コメント、スキをお願いします!

お問い合わせはこちらまで

drum.coating@gmail.com

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